e-mono select

映画&音楽のレビュー&日々起こる時事に絡めて商品をピックアップしながら論ずるブログです。Twitterとも連動中です。

おすすめPR

アニメ映画「オープン・シーズン」を試写会にて鑑賞。

2006-11-16 16:06:35 | Weblog
オープン・シーズン<日本語吹替版> - goo 映画
昨日は新橋のヤクルトホールで、ソニーピクチャーズ初のフルCGアニメ作品「オープン・シーズン」を見てきました。

 今回はアニメ作品という事で、試写会場にはチビッ子がいっぱい、客入りは6割ほどでちょっと寂しい感じ、日本語吹き替え版での上映。

 映画の話は、母親代わりのベスと町で幸せに暮らしていた甘えん坊のペット、クマのブークは、シカのエリオットとの出会いがきっかけで、突然初体験の森へ。ブークが森での冒険の果てに見つけた本当の居場所とは?そしてベスとの家族愛は?

 近年、各映画会社がこぞってフルCGアニメを製作してきたが、満を期してソニーピクチャーズが参戦してきた訳だけど、さすがにCGの出来は良い、しかし見ているコチラも目が肥えてしまったのか「トイストーリー」を見た時の驚きはない、ただ水の再現性と動物の毛並みは良かった。

 映画の話も、子供向きでヒネリも感じられず、まぁこんな物かという感じ。ストーリーの展開にも不自然さを感じた、例えば、トラブルを起こしたブークが森へ返されるのだが、何もオープン・シーズン(狩猟解禁日)目前に返すなんて動物愛護精神に反する事を平気に行う、後のストーリーの進行上しょがないのかもしれないけど、説得力に欠ける。

 今回見たのは日本語吹き替え版だったけど、主人公のブークの声をホンジャマカの石塚英彦が吹き替えているのだが、彼は「モンスターズ・インク」でもサリーの声を充てていたので二番煎じ感は否めないし、声を聞いていると石塚本人の顔が浮かんでしまい集中出来ない、以外に良かったのは八嶋智人と木村佳乃、この二人は旨かった。

 それから劇中ケミストリーの歌が流れるのだが、これもタイミングが悪い、例の盗作疑惑で揉めている最中なので、歌が流れて来ると「あの事件はどうなったのかなぁ?」なんて事が頭を過ぎってしまって困った。

 まぁ総合的に見て大人の鑑賞には、ちと物足りない。英語版だと多少印象が変わるのかもしれないが、ピクサー作品と比べると見た後何も残らない。


ケミストリーの歌う「オープン・シーズン」の主題歌「遠影」のCDはコチラ。