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映画「悪魔のいけにえ3/レザーフェイスの逆襲」のビデオを鑑賞。

2006-11-25 23:43:46 | Weblog
悪魔のいけにえ3 レザーフェイスの逆襲 - goo 映画

 今日、「悪魔のいけにえ」シリーズ第3作1989年の「悪魔のいけにえ3/レザーフェイスの逆襲」を見た。

  さて映画の話、真夜中のハイウェイを走らせていた若いカップル、ライアン(ウィリアム・バトラー)とミッシェル(ケイト・ホッジ)は、近道をするために荒野を抜けた。しばらくすると、行く手に人皮マスクをかぶってチェーンソーを振り回すレザー・フェイスとそのファミリーが現れた。

 この作品を見ると、どうやら「悪魔のいけにえ2」は無かった事になっている様子、しかもソーヤ一家の家族構成も変わっている。

 主役はレザー・フェイスだが役者が変わってちょっとロン毛のアメリカン・レスラー風の風貌でイケメン・レザーフェイスになっていて、車も運転するし、暇を見つけてはトーキング゛マシンで文字の勉強もしている知的キャラになっている。

 兄弟も二人増えて五人兄弟、ちょっとどういう兄弟関係か判らないが、ガソリンスタンドを経営する覗き趣味の変態男、カウボーイスタイルのデックス、演じるのは「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン、キャプテン・フックのような継ぎ手をした男、まだ幼い金髪の少女、手に持っている人形の名前はサリー、1作目のいけにえになったサリーと同じ名前。

 今回は「テキサス・チェーンソー」のモンティのルーツと思われる車椅子に乗った母ちゃんもいるし、じい様は死んでいて日干しのミイラ状態。

 この映画は、監督のジェフ・バーがドキュメンタリーで怨みツラミを叫んでいたとおり駄目駄目な作品、上映時間も80分という事もあって大分駆け足で話は進む。

 父親に車を届ける為にテキサスを横断する二人がアルマジロを跳ねたことから悪魔の旅の始まりなのだけれど、アルマジロは一作目のファーストショットで使われていて「悪魔のいけにえ」のキーワード的存在なのでファンとしてはニヤリとする。

 その後、ガソリンスタンドの壁穴からトイレの覗きシーンは、同じエド・ゲインを題材にした「サイコ」のオマージュ?

 レザーフェイスに追われ、森の中で対向車と接触事故を起こすのだが、事故の相手はジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」で最後までサバイバルを活き抜いSWAT隊員を演じたケン・フォリー、「ゾンビ」の頃の手足の長い長身の姿は、すっかり変貌してしまい2倍くらいに膨れ上がった体になってしまった。

 しかしこの作品の駄目な所は、ケン・フォリー扮するベニーの存在なのだ。この作品の設定では、「森の中で仲間と戦争ゲームを2年間続けている」とセリフで言っていたが、2年間もソーヤ一家が自分たちのテリトリーで戦争ゲームをしている人間たちを野放しにしているはずもないし、ベニーは車の中に武器を豊富に所持していて拳銃にいたっては実弾も備えてある。

 今までの展開では、無抵抗の若者がいけにえになっていたのに対して、今回はベニーという屈強なサバイバル経験豊かな頼もしい助っ人が居て、しかもライフルや機関銃まで所持していると言う事は、いけにえになってもベニーが助けてくれると言う観念が出来てしまい、恐怖感や絶望感が消えてしまう、実際に話はそのように展開して行く。

 捕まったミッシェルは、強制的にソーヤ一家の晩餐会に参加させられるのだが、イスの肘掛に手のひらを釘を打ち込まれる、お約束のシーンも用意されているが、なんか緊張感もないし恐怖も感じない、とにかく駄目な映画である。

 最後、レザーフェイスとベニーの直接対決のシーンでも、レザーフェイスよりベニーの方が体が大きくレザーフェイスもタジタジ感アリアリで頂けない。

 まぁ、この当時のホラー映画のシリーズ続編は皆こんな感じで「13金」「ハロウィン」「ジョーズ」など全てシリーズが進むにつれてボルテージが急激に下降していったのであって、現在公開中の「テキサス・チェーンソー ビギニング」の出来の良さを改めて感じた。

 監督のジェフ・バーはドキュメントの中で、「映画会社に編集権を奪われズタズタにされた」と言っていたけど、それ以前に脚本が悪いし、演出も悪い、人のせいにするよりもっとホラー映画を研究するのが先決だと思う。

 この3作目のDVDは日本では発売されていないが、アメリカでは上映時間の長いハードバージョンが発売されているらしい。

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ロバート・アルトマン死去。

2006-11-25 16:45:22 | Weblog
反権力貫いたR・アルトマン監督死去(日刊スポーツ) - goo ニュース

 11月20日に、ロバート・アルトマンがガンによる合併症で亡くなった。

 日本では、あまり知名度が無いのかマスコミの取り上げ方も気薄な感じ。

 私の世代でも、やはりかなりマニアックな監督の印象がある。

 私が初めてアルトマンの作品を劇場で見たのは、1992年公開された「ザ・プレイヤー」群像劇を得意とするアルトマンらしい作品、この時のティム・ロビンスは脂が乗り切っていた。

 次に見たのは、1994年の「プレタポルテ」これも、ファション業界の内幕を描いた群像劇で、音楽はミシェル・ルグラン。

 この映画の詳細は忘れてしまったが、私の見た日比谷みゆき座なのだが、ガラガラの館内で上映中の客席をウロツク親父がいて、しきりに若い女の子の横に座り、しばらくすると座っていた女の子が席を移動しるチン事件が発生した、今思えばきっと痴漢だったのでは。

 最後に見たのは、オープンしたばかりの恵比寿ガーデンシネマで見た、1994年の「ショート・カッツ」これもまた群像劇、マデリーン・ストゥの美しいヌードシーンだけ鮮烈に記憶している。

 その後アルトマンの作品を見ることは無くなったが、去年アカデミー賞を取った「クラッシュ」はアルトマンの路線を継承しているのでは。

 現在、WOWOWではロバート・アルトマン特集をタイミング良く放送とている、今日放送の「ウエディング」の冠には「ロバート・アルトマン追悼特集」になっていた、なかなかシタタカナWOWOW。


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フレディ・マーキュリー、歌舞伎町で追悼祭。

2006-11-25 15:22:36 | Weblog
歌舞伎町フレディ追悼祭、中野ら参加(スポーツニッポン) - goo ニュース

 昨日、『WE WILL ROCK YOU』を上演中のコマ劇場がある歌舞伎町シネシティで、クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの追悼祭が行われた。

 しかし、日本人はフレディ好きですね、まさかイギリスから遠く離れた日本でこんなイベントが行われ銅像まであるなんて、天国にいるフレディも考えられないだろうなぁ。

 それにしても「WE WILL ROCK YOU」は再演だけどヒットしているのかなぁ、私の周りでは見た者がいないので判らないけど、夜中にテレビでよくメイキングを放送している、ちょっと見たいけど、どうなんだろう?

 それにしても歌舞伎町も変わったね、昔は怖いところってイメージだったけど、今じゃシネシティなんて名前も付けて、ボランティアの人たちがゴミ拾いをしていたりする所を見たことがある。

 私もたまに映画を見に行くけど、なんか長居はしずらい感じはあるけど、昔みたいに怖い人たちの姿も見なくなった。

 こんな歌舞伎町を天国のフレデイは、我々を見守ってくれているのかなぁ?


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