拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

鮭に「お国はどこ?」と聞いたらば

2023-10-06 06:54:46 | グルメ

川端康成の「雪国」は「国境の長いトンネルを抜けると……」で始まるけれど、「国境」というのは「県境」のことね。でも、昔は、「県」「藩」のことを「国」と言ったのよね。出身地を聞くとき「お国はどこ?」と聞いたものね。そう言えば、アメリカやドイツなどの連邦国家は「州」(state,Staat)の集まりなんだけど、その「州」は「国」と訳されることもあるくらい独立性が高くて、「州法」のような独自の法律を持ってたりする。ドイツの劇場の「Staats……」を「国立……」を訳すのもその現れですわね(「州立……」と訳すこともあるけど)。

「雪国」の「国境」は新潟県と群馬県の県境ですってね。東京から見てその手前にあるのが赤城山。NHKの朝の番組で前橋放送局から北の山々を撮したときよく分かった。長ーい裾野は赤城山の特徴。国定忠治は「赤城の山も今宵限り」と言ったけれど、「赤城山」は一つの峰を指すのではなく、複数の峰の総称だそう。

そう言えば、鮭は、川で生まれて大海に出た後、数年経って生まれ故郷の川に戻ってくるのよね。ってことは鮭にも「お国」があるのだわ。その鮭が今は旬。あたしのおうちも一昨日から鮭祭り!

一昨日の昼はバター焼き。

夜は、エリンギとアボカドのマヨネーズと粒マスタード和え(あさイチのレシピ)。

昨日の昼は塩・胡椒をまぶしてオーブン焼き。

夜は、エリンギと合わせたクリーム煮。

これが一番美味しかった。因みに、これらみんな北海道産。「食べるぜニッポン」を継続中よ。どうせなら常磐モノをいただきたいんだけど、逆に、今、人気になっちゃって、なかなか出回らないのかしら、スーパーで見ない。

 

 



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