こんばんは。
6月24日から挑戦している米作りですが、かなり難航しちゃっています。というのも、イナゴによる稲穂被害。こやつは、稲穂を食べるわけではなく、稲穂の根本を噛み切るらしい。
むぅ~。
これが健全(農薬ばっちし?とりあえずイナゴの被害を受けていない)な稲たちです。
なんか、本当においしいお米が出来そうですね☆☆いっぱい食べたい。よだれが出そうです。
そして、これが我が家の稲穂。
違いが分かりますか?写真だとあまり分からないかもしれません(^_^;)ただ、酷いやられようで、稲穂が付いてきた当初は、成績良しと踏んでいたものが、今となっては、全体の3分の2はやられてしまっているかもしれない、という状況に陥ってしまいました。
このような状況に追い込んだのが、この子です(*^_^*)
実は、僕はこの子がどんな事をしでかすのか、ほとんど知らず、というか聞いて知っていたのですが、体感したことがなかったせいか、完全に油断してしまっていました。先々週は学会発表の準備やら、東京行きやら、先週も慌ただしい日々でずっと放置…。周りの皆さんが警告をならしていたのに…。。。
一番面白いのは(面白いと言って良いものかどうか怪しいが)、8月19日のFBで「イナゴがいるのを見てイナゴ育む農法」とか言ってしまっているのです(^_^;)あと、3週間早く気付いていたらと思うと悔しい限り。今日は頑張って数十匹のイナゴを捕獲しました。自分が食べるため。仕方ないし
さてさて、そんな中だけど、今回学ぶことも出来ました。収量が3分の1以下に減るなんて、昔、農薬が無かった時代はどうしていたのか?毎回毎回3分の1以下に減っていることに耐えられるはずはありません。
やっぱりこんなに増えることは無かったのです。考えられることは…
①頑張って捕っていた
②益虫がいた(トンボ?鳥?カマキリ?)
だと思う。
①は、ありえると思います。イナゴが原因と分かっているなら、取り除く方法が一番てっとり早い。しかし、労力はかかるよね。今日は網を持っていたから、スムーズにできたけど、網が無ければ、いくら昔の人とはいえ、かなり手間だったのでは?
②もこれまたありえると思います。昔の農薬が無い時代は、イナゴをはじめとした虫やらヘビやらわんさかいたはず。そんな中、それを餌にする動物が増えるのも、これまた当たりまえ!トンボは昔から増えすぎたことによる害は聞いたことが無いし、この時期日本で繁殖するツバメも増えすぎたことによる害は聞いたことがない。カマキリも害は無さそうだけど、そんな大発生するものじゃないかな。
ところで、トンボは昔の記録にも、おじいちゃん世代に聞くと、それこそ大変な数が飛んでいたとよく聞きます。それだけトンボがいたとなると、それを賄う分の餌、つまり蚊やハエ。中にはオニヤンマのように大きなトンボは、イナゴも餌にしていたと考えられます。
実は、今イナゴやその他の昆虫が農薬により数を激減させていることで、これらの益虫の数も減ってきていると実感しています。
えびの高原で昆虫同好会の方々と一緒にライトトラップ調査をするのですが、その人たち曰く、かなり昆虫の数が減ったというのです。原因は一つではなく、複数あり、それらが蓄積して、個体数を減らしているのではないかと思っています。
なので、ほとんどの水田で農薬を使うことで、まず…
①イナゴをはじめとした小型昆虫の個体数が減る
②小型昆虫を食べる大型昆虫、鳥などの益虫、益鳥が減る
という連鎖が引き起こされます。
そして、益虫たちが不在の中で、無農薬で米作りをしてしまうと…
①当然イナゴなどの小型昆虫は増加
②本来だと当然のごとく小型昆虫の数を抑える益虫たちの姿はない
③無農薬水田が大打撃を受ける
という仕組みになっている。
本来、無農薬だと多少の被害はあるものの、生態系のバランスによって大被害は免れていたところが、
農薬使用によって、多少の収量の増加があるものの、生態系のバランスを壊し、緑があっても生物が生息できない空間にしてしまっている可能性がある。
まさに、この畑は無農薬時代の田んぼの縮図だと感じた。ハーパンで歩くと、すぐに虫に喰われ、歩けばイナゴが飛ぶ。昨年までは来なかったジャノメチョウなども飛来するようになった。
その昔、三種の神器が出てきた頃、多量の洗剤を水路に垂れ流しにした結果、水路はドブ川。生き物なんて住めない川になった。やっと対策をし始めたのは、人間に被害が出てから。いわゆる四大公害。
環境庁発足が1971年。それから40年あまりの年がたち、おじいちゃん世代人に聞くと近くの水路は本当にきれいになったと。おじいちゃん世代が若かった頃、もしくは幼少時には、臭いイメージしかなかったことでしょう。
今や、水は透き通り、ハグロトンボもいました(ハグロトンボ自体はそんなにキレイな川じゃないといないわけではないので、細かくは分かりませんが。)。
田んぼもいつかこんな風になれたら良いなと思います。もちろん難しい事があることも分かる!!
今回、イナゴにやられ、こんな事を考えました。では~。
6月24日から挑戦している米作りですが、かなり難航しちゃっています。というのも、イナゴによる稲穂被害。こやつは、稲穂を食べるわけではなく、稲穂の根本を噛み切るらしい。
むぅ~。
これが健全(農薬ばっちし?とりあえずイナゴの被害を受けていない)な稲たちです。
なんか、本当においしいお米が出来そうですね☆☆いっぱい食べたい。よだれが出そうです。
そして、これが我が家の稲穂。
違いが分かりますか?写真だとあまり分からないかもしれません(^_^;)ただ、酷いやられようで、稲穂が付いてきた当初は、成績良しと踏んでいたものが、今となっては、全体の3分の2はやられてしまっているかもしれない、という状況に陥ってしまいました。
このような状況に追い込んだのが、この子です(*^_^*)
実は、僕はこの子がどんな事をしでかすのか、ほとんど知らず、というか聞いて知っていたのですが、体感したことがなかったせいか、完全に油断してしまっていました。先々週は学会発表の準備やら、東京行きやら、先週も慌ただしい日々でずっと放置…。周りの皆さんが警告をならしていたのに…。。。
一番面白いのは(面白いと言って良いものかどうか怪しいが)、8月19日のFBで「イナゴがいるのを見てイナゴ育む農法」とか言ってしまっているのです(^_^;)あと、3週間早く気付いていたらと思うと悔しい限り。今日は頑張って数十匹のイナゴを捕獲しました。自分が食べるため。仕方ないし
さてさて、そんな中だけど、今回学ぶことも出来ました。収量が3分の1以下に減るなんて、昔、農薬が無かった時代はどうしていたのか?毎回毎回3分の1以下に減っていることに耐えられるはずはありません。
やっぱりこんなに増えることは無かったのです。考えられることは…
①頑張って捕っていた
②益虫がいた(トンボ?鳥?カマキリ?)
だと思う。
①は、ありえると思います。イナゴが原因と分かっているなら、取り除く方法が一番てっとり早い。しかし、労力はかかるよね。今日は網を持っていたから、スムーズにできたけど、網が無ければ、いくら昔の人とはいえ、かなり手間だったのでは?
②もこれまたありえると思います。昔の農薬が無い時代は、イナゴをはじめとした虫やらヘビやらわんさかいたはず。そんな中、それを餌にする動物が増えるのも、これまた当たりまえ!トンボは昔から増えすぎたことによる害は聞いたことが無いし、この時期日本で繁殖するツバメも増えすぎたことによる害は聞いたことがない。カマキリも害は無さそうだけど、そんな大発生するものじゃないかな。
ところで、トンボは昔の記録にも、おじいちゃん世代に聞くと、それこそ大変な数が飛んでいたとよく聞きます。それだけトンボがいたとなると、それを賄う分の餌、つまり蚊やハエ。中にはオニヤンマのように大きなトンボは、イナゴも餌にしていたと考えられます。
実は、今イナゴやその他の昆虫が農薬により数を激減させていることで、これらの益虫の数も減ってきていると実感しています。
えびの高原で昆虫同好会の方々と一緒にライトトラップ調査をするのですが、その人たち曰く、かなり昆虫の数が減ったというのです。原因は一つではなく、複数あり、それらが蓄積して、個体数を減らしているのではないかと思っています。
なので、ほとんどの水田で農薬を使うことで、まず…
①イナゴをはじめとした小型昆虫の個体数が減る
②小型昆虫を食べる大型昆虫、鳥などの益虫、益鳥が減る
という連鎖が引き起こされます。
そして、益虫たちが不在の中で、無農薬で米作りをしてしまうと…
①当然イナゴなどの小型昆虫は増加
②本来だと当然のごとく小型昆虫の数を抑える益虫たちの姿はない
③無農薬水田が大打撃を受ける
という仕組みになっている。
本来、無農薬だと多少の被害はあるものの、生態系のバランスによって大被害は免れていたところが、
農薬使用によって、多少の収量の増加があるものの、生態系のバランスを壊し、緑があっても生物が生息できない空間にしてしまっている可能性がある。
まさに、この畑は無農薬時代の田んぼの縮図だと感じた。ハーパンで歩くと、すぐに虫に喰われ、歩けばイナゴが飛ぶ。昨年までは来なかったジャノメチョウなども飛来するようになった。
その昔、三種の神器が出てきた頃、多量の洗剤を水路に垂れ流しにした結果、水路はドブ川。生き物なんて住めない川になった。やっと対策をし始めたのは、人間に被害が出てから。いわゆる四大公害。
環境庁発足が1971年。それから40年あまりの年がたち、おじいちゃん世代人に聞くと近くの水路は本当にきれいになったと。おじいちゃん世代が若かった頃、もしくは幼少時には、臭いイメージしかなかったことでしょう。
今や、水は透き通り、ハグロトンボもいました(ハグロトンボ自体はそんなにキレイな川じゃないといないわけではないので、細かくは分かりませんが。)。
田んぼもいつかこんな風になれたら良いなと思います。もちろん難しい事があることも分かる!!
今回、イナゴにやられ、こんな事を考えました。では~。