上を向いて歩こう♪

「もりかわ まさと」の日常について、紹介するブログです。 何気ない日常を気分で装飾して紹介します。

最近の米作りと生き物

2012年09月17日 23時39分58秒 | 庭の田んぼ
こんばんは。

6月24日から挑戦している米作りですが、かなり難航しちゃっています。というのも、イナゴによる稲穂被害。こやつは、稲穂を食べるわけではなく、稲穂の根本を噛み切るらしい。

むぅ~。

これが健全(農薬ばっちし?とりあえずイナゴの被害を受けていない)な稲たちです。


なんか、本当においしいお米が出来そうですね☆☆いっぱい食べたい。よだれが出そうです。

そして、これが我が家の稲穂。


違いが分かりますか?写真だとあまり分からないかもしれません(^_^;)ただ、酷いやられようで、稲穂が付いてきた当初は、成績良しと踏んでいたものが、今となっては、全体の3分の2はやられてしまっているかもしれない、という状況に陥ってしまいました。

このような状況に追い込んだのが、この子です(*^_^*)


実は、僕はこの子がどんな事をしでかすのか、ほとんど知らず、というか聞いて知っていたのですが、体感したことがなかったせいか、完全に油断してしまっていました。先々週は学会発表の準備やら、東京行きやら、先週も慌ただしい日々でずっと放置…。周りの皆さんが警告をならしていたのに…。。。

一番面白いのは(面白いと言って良いものかどうか怪しいが)、8月19日のFBで「イナゴがいるのを見てイナゴ育む農法」とか言ってしまっているのです(^_^;)あと、3週間早く気付いていたらと思うと悔しい限り。今日は頑張って数十匹のイナゴを捕獲しました。自分が食べるため。仕方ないし

さてさて、そんな中だけど、今回学ぶことも出来ました。収量が3分の1以下に減るなんて、昔、農薬が無かった時代はどうしていたのか?毎回毎回3分の1以下に減っていることに耐えられるはずはありません。

やっぱりこんなに増えることは無かったのです。考えられることは…
①頑張って捕っていた
②益虫がいた(トンボ?鳥?カマキリ?)
だと思う。

①は、ありえると思います。イナゴが原因と分かっているなら、取り除く方法が一番てっとり早い。しかし、労力はかかるよね。今日は網を持っていたから、スムーズにできたけど、網が無ければ、いくら昔の人とはいえ、かなり手間だったのでは?
②もこれまたありえると思います。昔の農薬が無い時代は、イナゴをはじめとした虫やらヘビやらわんさかいたはず。そんな中、それを餌にする動物が増えるのも、これまた当たりまえ!トンボは昔から増えすぎたことによる害は聞いたことが無いし、この時期日本で繁殖するツバメも増えすぎたことによる害は聞いたことがない。カマキリも害は無さそうだけど、そんな大発生するものじゃないかな。

ところで、トンボは昔の記録にも、おじいちゃん世代に聞くと、それこそ大変な数が飛んでいたとよく聞きます。それだけトンボがいたとなると、それを賄う分の餌、つまり蚊やハエ。中にはオニヤンマのように大きなトンボは、イナゴも餌にしていたと考えられます。

実は、今イナゴやその他の昆虫が農薬により数を激減させていることで、これらの益虫の数も減ってきていると実感しています。

えびの高原で昆虫同好会の方々と一緒にライトトラップ調査をするのですが、その人たち曰く、かなり昆虫の数が減ったというのです。原因は一つではなく、複数あり、それらが蓄積して、個体数を減らしているのではないかと思っています。

なので、ほとんどの水田で農薬を使うことで、まず…
①イナゴをはじめとした小型昆虫の個体数が減る
②小型昆虫を食べる大型昆虫、鳥などの益虫、益鳥が減る
という連鎖が引き起こされます。

そして、益虫たちが不在の中で、無農薬で米作りをしてしまうと…
①当然イナゴなどの小型昆虫は増加
②本来だと当然のごとく小型昆虫の数を抑える益虫たちの姿はない
③無農薬水田が大打撃を受ける
という仕組みになっている。

本来、無農薬だと多少の被害はあるものの、生態系のバランスによって大被害は免れていたところが、
農薬使用によって、多少の収量の増加があるものの、生態系のバランスを壊し、緑があっても生物が生息できない空間にしてしまっている可能性がある。

まさに、この畑は無農薬時代の田んぼの縮図だと感じた。ハーパンで歩くと、すぐに虫に喰われ、歩けばイナゴが飛ぶ。昨年までは来なかったジャノメチョウなども飛来するようになった。

その昔、三種の神器が出てきた頃、多量の洗剤を水路に垂れ流しにした結果、水路はドブ川。生き物なんて住めない川になった。やっと対策をし始めたのは、人間に被害が出てから。いわゆる四大公害。

環境庁発足が1971年。それから40年あまりの年がたち、おじいちゃん世代人に聞くと近くの水路は本当にきれいになったと。おじいちゃん世代が若かった頃、もしくは幼少時には、臭いイメージしかなかったことでしょう。

今や、水は透き通り、ハグロトンボもいました(ハグロトンボ自体はそんなにキレイな川じゃないといないわけではないので、細かくは分かりませんが。)。


田んぼもいつかこんな風になれたら良いなと思います。もちろん難しい事があることも分かる!!

今回、イナゴにやられ、こんな事を考えました。では~。

トンボ到来☆

2012年07月12日 22時27分39秒 | 庭の田んぼ
田んぼを作って、早3週間あまり(^_^)ついに来ました!待望のトンボ☆

ビオトープ機能が発揮されてきました!!といっても、飛んできたのは、ウスバキトンボ。ウスバキトンボと言えば、日本国内では、沖縄~本州青森あたりまで幅広く生息しているトンボです。ぶっちゃけ時期になれば、どこにでも飛んでいるトンボです。でも実はこのトンボ、非常に面白い生態的な特徴があります。

例えば、鹿児島以北のウスバキトンボのほとんどは、5月ころに南西諸島から飛来した個体なのです。そして、この子達の生活サイクルは、約1か月で卵から成虫になるというハイスピードな生活史を送っています!!

幼虫の生息場所は、一時的な水たまりのような場所。学校プールはまさにうってつけ。そして、寒さに弱いというのが、特徴です。鹿児島以北では、ほぼ、冬になると全滅します。私の大学時代の調査によると、東京では、大体11月には、すべてのヤゴが死んでいました。寒さのため、羽化できず、水の中で溺死してしまうのです。。。でも、温かい地域では本州の春~秋と同じように1か月サイクルで生活しているため、全滅しないのです。では、何のためにわざわざ本州までさらには青森まで、毎年移動しているのか???といった疑問が生まれてきますよね。なぜでしょうか。

通常、生物が移動する理由はいくつかあります。
・食べ物を探す
・繁殖活動のため(相手を見つける)
・勢力を広げるため
ウスバキトンボの大移動は、どれに当てはまるのか?
すべてに当てはまります(^_^)

しかし、ここがウスバキトンボの面白いところなのです。先ほど幼虫の生息場所は、「一時的な水たまりのような場所」と書きましたが、実はそんな環境が出来るのは、春夏秋冬で考えてみると、夏季なのです。すべての地域で当てはまらないまでも、大体納得はできると思います。夏季のエリアは日付と共に移動します。日本だと、8月を過ぎるとだんだん南に下がっていきますよね。そして、12月、1月、2月はギリギリ南西諸島が入っているか、いないかの瀬戸際です。

ウスバキトンボとは、実はこのエリアの住人なのです。生息地がある決まった場所ではなく、暖かい地域なんですね。だから、日本が冬になるといなくなってしまうのです。



適応能力がすごいので、人間社会の中でも個体数はとても多く、他の種と比較すると抜きんでています!

そんなウスバキトンボが我が家に飛来しました!次は何が来るか楽しみです(*^_^*)
早く、カエルに来てほしいと思ってはいますが、やはり、住宅街だとなかなか来ませんよね…(^_^;)緑地でつながっていれば、良かったのに。。。

そんな事を考えながら、田んぼが生き物のオアシスになるために、明日からも頑張りま~す!



近況報告 -田んぼ-

2012年07月08日 07時27分59秒 | 庭の田んぼ
田んぼの稲が、良い感じに育っています☆だんだん、生き物も増えてきています。



今日は発見できたのは、ウスバキトンボ(^o^)でも、ウスバキトンボは水辺以外の場所も飛んでいるので、なんとも言えません。卵でも産んでくれれば良いんだけど、果たしてどうなることやら。

カエルが早く来ないかと待っているのですが、来るかなぁ。なんか来ない気がしてなりません。

この庭は、コリドー(緑地同士のつながり。「緑の回廊」と言ったりします。)が分断された場所に位置しているため、カエルが来にくい環境にはあるかと思います。

ただ、夜になると、カエルの声は聞こえてくるので、なんとか頑張ってくれないかなぁ。と思っているんですが…。

まー、気長に待ちたいと思います(*^_^*)

さー、今日は登山道整備!!行ってきま~す!!

初公開!

2012年06月27日 01時01分25秒 | 庭の田んぼ
ブログを始めました(^_^)/毎日の目標は、明日更新していくことです。

2012年6月26日(27歳の2012年6月26日)がさっき終わりました。今日もあっという間の1日。でもすごい充実した日々を送っています。今日お世話になった方々、ありがとうございました!ご迷惑やご無理もかなり言ったかと思いますが…。

まず、一回目のアップにふさわしい内容としては、やっぱり最近庭に作った田んぼです(*^_^*)
米作りが実は夢。農家などの第一次産業が日本を支える土台です。とっても大事な仕事だし、環境問題を考える上でもすごい大切だっていうのは言わずと知れたことです。生態系に配慮することは、生態系ピラミッドの土台を支えることになります。特に田んぼは、農薬などを控えることで非常に多種多様な生物が住める環境を作り出します。

トンボが大好きなので、田んぼはすごい魅力的に移ります。

そんな、田んぼを作りました!



この田んぼに期待すること☆

・カエルがやってくる
・トンボが卵を産む
・ゲンゴロウとかがやってくる

カエルが来ちゃった日には毎日晩酌ですね!楽しみ楽しみ!
ただ、問題は、「水」です。。。

周りに小川がなくて、水が引けないのです。実は、つい先日24日に田植えをしたんです。
その晩は、宮崎県内土砂降りで、タプタプに溜まった水も、翌日にはきれいに引いちゃってました…。そして、月曜は事務所泊したところ、、、帰ってきたら、ひび割れしてました…。チーン。稲は植えてから10日間くらいが大事なようです。

今のホットトピックは「水の確保!!」です。
それではおやすみなさいzzz