先日の沖雅也研究会ですっかりファンになってしまった吉沢京子さんのライブへ、エミさんとお邪魔した。
エミさんは研究会に吉沢京子さんをお招きするにあたり、背中を押してくれたお一人である。
会場は南青山のライブハウスだったので、まずは沖さんのお墓参り。
長谷寺のそばには沖さんが短期間住んでいらしたマンションがある。
そのマンションの隣りにあるお花屋さんで沖さんへのお花と、吉沢京子さんへの花束を購入。
沖さんの分は「お墓参りですが洋花で」、
吉沢さんへはエミさんが「吉沢さんは赤のイメージ」というので、赤いバラの花束を作ってもらう。
↓こんな感じ?

私は吉沢さんはピンクのイメージだったのだが、それは「さぼてんとマシュマロ」の主題歌
「恋をするとき」のジャケットの背景のせいかも知れない。
↓こんな感じ

人を色でイメージするのは、過去の視覚からの影響なのだろうか。
墓前で「これから今日は吉沢京子さんのライブへ行くんですよ」と報告し、軽く夕食を済ませて会場へ。
開場の15分ほど前に南青山のMANDARAへ着くと、すでに地下に降りる階段の途中まで列が出来ていた。
エミさんが「今、すれ違った方が吉沢さんのような気がする」と言うので通りの方を見上げると、今来た道を顔を隠しながら足早に戻る吉沢さんを目撃。
いやいや、フツーは開場15分前に主役は顔を隠しながら通らないでしょ、と
エミさんと笑ってしまう。
こんなところが「さぼてん~」の真理ちゃんそのままで可愛らしい。
チケットの取り置きをお願いしておいたのだが、名前を言うと山本マネージャーが私のことを覚えていて下さり、さらには封筒の中には吉沢さん自筆の「楽しんで下さいませ」というメッセージが入っていて、細かいお心配りに感激する。
エミさん「私は恥ずかしがり屋なので、マフォンさんが花束をあげて下さい」
私「一緒に渡しましょうよ~、私だって恥ずかしいから」
…と話していたわりには、入場するなり一番前の席をゲットする我々。
中はぎゅうぎゅう詰めとも言える満席で、あらためて本来は私どもの小さな会、しかも他の俳優さんについて話していただくような方ではなかったのだと実感する。
「沖さんのことは気持ちでお話しさせていただきますので、ご心配なく」
と言って下さったことを思い出し、沖さんは素敵な方々とお仕事をされていたのだなあと、またまた実感。
ライブのテーマは「愛」。
さまざまな愛の形が歌と朗読劇で繰り広げられた。
まずは、クリスマスの夜の童話のようなお話。
壊れていたおもちゃの交換にサンタの衣装を着て訪れるおもちゃ会社の社員は、売っているのはモノではなく夢だと語る。
俳優という職業も、正に夢を売る職業。
私は「さぼてんとマシュマロ」で夢を見て以来、今も夢の続きの中にいるようなものだ。
そんなことを考えていると、吉沢さんの歌のコーナーが始まる。
あ、私この歌も知ってる、これも…。
懐かしく聴き入っていると、とうとう吉沢さんが
♪わたしも恋をするときがあるかしら
と、鈴木裕子さんの静かなピアノのメロディーでゆっくりと歌い始めた。
ザッバーン! ←私の涙腺堤防破壊音
「恋をするとき」は私が自分で作った沖さん出演作の主題歌集CDの一曲目。
ランドセルを揺らしてレコード屋へ走ったあの日から何百回と聴いたこの曲が、静かな大人のメロディーとなって心の琴線を直撃したようだ。
一番前の席で泣いてたりしたらおかしいぞと思えば思うほど、涙があふれる。
ドラマでは2番の歌詞が使われている。
1番は ♪私も恋をする時があるかしら
と歌っているので、恋人同士の物語であるこのドラマには2番が合っていると判断されたのだろうか。
「沖雅也研究会」の時もそうだったが、沖さんについてこんなに明るく、楽しい思い出として話して下さる吉沢さんに、我々ファンはどんなに救われたことだろう。
この日もまるで家族について語るように、沖さんはとても優しい方でしたと客席に説明された。
そしていきなり、鼻をすする私に向かって「今も生きていらしたら、きっと素敵な俳優さんになっていらしたことでしょう、ね!?」と微笑まれた。
ドッパーン! 本日2度目の涙腺破壊。
吉沢さんの温かさに、私はもう頷くばかりだった。
沖さん~、こんなに可愛らしい方だったら、妹以上の感情を持たれたんじゃないですか?
生まれて初めてのジェラシーの相手だった吉沢京子さんは、今も私を羨望させて止まない。
次の朗読は今回のライブのタイトルでもある「バルセロナの夜」。
物語の詳細は控えるが、吉沢さんが「亡くなった人が見守ってくれているのではないでしょうか」と、その愛のかたちを説明された時、沖さんが亡くなる1週間前に吉沢さんに
「君は数少ない正統派の女優だから頑張れよ」
と、おっしゃったことを私は思い出していた。
次は山の郵便配達を舞台にした、親子の愛の物語。
この日、会場には吉沢さんのお母様もいらしていて、
終了後に吉沢さんに「沖さんのファンの方」と紹介していただいた。
研究会では、いつも沖さんの車の助手席に座っていらしたというエピソードでファンたちの羨望の的となったお母様(笑)。
「ラブラブショー」では固い表情で沖さんと吉沢さんを見守っていらしたお母様なので、その時は『こんなヤツにうちの娘はやらないわよ~』という表情にもとれたのだが、「母は沖さんが大好きだったんです」と話して下さったので、温かい交流があったことを知る。
そういえば、うちの母はその昔、テレビで吉沢さんがお母様との交流を話していらっしゃるのを観て
「こんな可愛い子を私も産んでおけば、もっと楽が出来たかも」と言っていたっけ(笑)。
続いては歌。
この日は新曲「同窓会~ノスタルジア~」に合わせて中学校の同級生の皆さんが応援に駆け付けていらしていて、とても和やかな雰囲気だったのだが、そのCDのカップリング曲「愛を歌わないで」の時には、瞳に憂いがよぎった。
この南青山は、とても思い出のある場所で感慨深いと話し始める吉沢さん。
息子さんが四歳の時に東京へ着の身着のままで戻り、この会場の近所にある幼稚園に息子さんを入学させたので、これからの生活について途方に暮れながら、あてもなくこの近所を歩いて回った思い出があるとのこと。
わかりますわかります、私にも同じ経験がありますから。
私の場合は、ぐるぐるとあてもなく車を走らせていた。
時々公園のベンチに腰かけては煙草を一服吸っては消し…を繰り返し、これからいったいどうしたら良いのかと、ため息をついた。
そんな私をいつも励ましてくれたのは、前出の自作CD。
車に戻ってすーっとCDを入れると「恋をするとき」の 勢いの良いイントロが始まったのだ。
吉沢さんの変わらぬほんわかとした魅力が会場内に溢れるライブだったが、この「愛を歌わないで」とアンコールの「愛の讃歌」の時だけ、吉沢さんの瞳には私の知らなかった部分の吉沢さんが宿っていた。
それはとても情熱的で、瞳の向こうにいたのは沖さんではなかったのだろうが、その相手が沖さんだったら素敵だったのにという屈折した想いを抱かせる、大人の女性としての一面だった。
最後は12月らしく「きよしこの夜」。
「さぼてんとマシュマロ」のクリスマスの夜の放送も愛をテーマとした素敵な物語だったなあと思い出し、終演後、その回に出演されていた水沢有美さんにご挨拶させていただく。
出口で皆さんをお見送りされていた吉沢さんに、私たちも一言ご挨拶。
今日の私は感極まっていて、研究会にお越しいただいた謝意も、
ブログに登場される超キュートな愛犬あろんちゃんを
我が家のココに会わせてあげたい(この部分だけ単なる親馬鹿)
というお話しも出来ないままだったが、
温かい愛を胸にいただいて帰路につくことが出来た。

エミさんは研究会に吉沢京子さんをお招きするにあたり、背中を押してくれたお一人である。
会場は南青山のライブハウスだったので、まずは沖さんのお墓参り。
長谷寺のそばには沖さんが短期間住んでいらしたマンションがある。
そのマンションの隣りにあるお花屋さんで沖さんへのお花と、吉沢京子さんへの花束を購入。
沖さんの分は「お墓参りですが洋花で」、
吉沢さんへはエミさんが「吉沢さんは赤のイメージ」というので、赤いバラの花束を作ってもらう。
↓こんな感じ?

私は吉沢さんはピンクのイメージだったのだが、それは「さぼてんとマシュマロ」の主題歌
「恋をするとき」のジャケットの背景のせいかも知れない。
↓こんな感じ

人を色でイメージするのは、過去の視覚からの影響なのだろうか。
墓前で「これから今日は吉沢京子さんのライブへ行くんですよ」と報告し、軽く夕食を済ませて会場へ。
開場の15分ほど前に南青山のMANDARAへ着くと、すでに地下に降りる階段の途中まで列が出来ていた。
エミさんが「今、すれ違った方が吉沢さんのような気がする」と言うので通りの方を見上げると、今来た道を顔を隠しながら足早に戻る吉沢さんを目撃。
いやいや、フツーは開場15分前に主役は顔を隠しながら通らないでしょ、と
エミさんと笑ってしまう。
こんなところが「さぼてん~」の真理ちゃんそのままで可愛らしい。
チケットの取り置きをお願いしておいたのだが、名前を言うと山本マネージャーが私のことを覚えていて下さり、さらには封筒の中には吉沢さん自筆の「楽しんで下さいませ」というメッセージが入っていて、細かいお心配りに感激する。
エミさん「私は恥ずかしがり屋なので、マフォンさんが花束をあげて下さい」
私「一緒に渡しましょうよ~、私だって恥ずかしいから」
…と話していたわりには、入場するなり一番前の席をゲットする我々。
中はぎゅうぎゅう詰めとも言える満席で、あらためて本来は私どもの小さな会、しかも他の俳優さんについて話していただくような方ではなかったのだと実感する。
「沖さんのことは気持ちでお話しさせていただきますので、ご心配なく」
と言って下さったことを思い出し、沖さんは素敵な方々とお仕事をされていたのだなあと、またまた実感。
ライブのテーマは「愛」。
さまざまな愛の形が歌と朗読劇で繰り広げられた。
まずは、クリスマスの夜の童話のようなお話。
壊れていたおもちゃの交換にサンタの衣装を着て訪れるおもちゃ会社の社員は、売っているのはモノではなく夢だと語る。
俳優という職業も、正に夢を売る職業。
私は「さぼてんとマシュマロ」で夢を見て以来、今も夢の続きの中にいるようなものだ。
そんなことを考えていると、吉沢さんの歌のコーナーが始まる。
あ、私この歌も知ってる、これも…。
懐かしく聴き入っていると、とうとう吉沢さんが
♪わたしも恋をするときがあるかしら
と、鈴木裕子さんの静かなピアノのメロディーでゆっくりと歌い始めた。
ザッバーン! ←私の涙腺堤防破壊音
「恋をするとき」は私が自分で作った沖さん出演作の主題歌集CDの一曲目。
ランドセルを揺らしてレコード屋へ走ったあの日から何百回と聴いたこの曲が、静かな大人のメロディーとなって心の琴線を直撃したようだ。
一番前の席で泣いてたりしたらおかしいぞと思えば思うほど、涙があふれる。
ドラマでは2番の歌詞が使われている。
1番は ♪私も恋をする時があるかしら
と歌っているので、恋人同士の物語であるこのドラマには2番が合っていると判断されたのだろうか。
「沖雅也研究会」の時もそうだったが、沖さんについてこんなに明るく、楽しい思い出として話して下さる吉沢さんに、我々ファンはどんなに救われたことだろう。
この日もまるで家族について語るように、沖さんはとても優しい方でしたと客席に説明された。
そしていきなり、鼻をすする私に向かって「今も生きていらしたら、きっと素敵な俳優さんになっていらしたことでしょう、ね!?」と微笑まれた。
ドッパーン! 本日2度目の涙腺破壊。
吉沢さんの温かさに、私はもう頷くばかりだった。
沖さん~、こんなに可愛らしい方だったら、妹以上の感情を持たれたんじゃないですか?
生まれて初めてのジェラシーの相手だった吉沢京子さんは、今も私を羨望させて止まない。
次の朗読は今回のライブのタイトルでもある「バルセロナの夜」。
物語の詳細は控えるが、吉沢さんが「亡くなった人が見守ってくれているのではないでしょうか」と、その愛のかたちを説明された時、沖さんが亡くなる1週間前に吉沢さんに
「君は数少ない正統派の女優だから頑張れよ」
と、おっしゃったことを私は思い出していた。
次は山の郵便配達を舞台にした、親子の愛の物語。
この日、会場には吉沢さんのお母様もいらしていて、
終了後に吉沢さんに「沖さんのファンの方」と紹介していただいた。
研究会では、いつも沖さんの車の助手席に座っていらしたというエピソードでファンたちの羨望の的となったお母様(笑)。
「ラブラブショー」では固い表情で沖さんと吉沢さんを見守っていらしたお母様なので、その時は『こんなヤツにうちの娘はやらないわよ~』という表情にもとれたのだが、「母は沖さんが大好きだったんです」と話して下さったので、温かい交流があったことを知る。
そういえば、うちの母はその昔、テレビで吉沢さんがお母様との交流を話していらっしゃるのを観て
「こんな可愛い子を私も産んでおけば、もっと楽が出来たかも」と言っていたっけ(笑)。
続いては歌。
この日は新曲「同窓会~ノスタルジア~」に合わせて中学校の同級生の皆さんが応援に駆け付けていらしていて、とても和やかな雰囲気だったのだが、そのCDのカップリング曲「愛を歌わないで」の時には、瞳に憂いがよぎった。
この南青山は、とても思い出のある場所で感慨深いと話し始める吉沢さん。
息子さんが四歳の時に東京へ着の身着のままで戻り、この会場の近所にある幼稚園に息子さんを入学させたので、これからの生活について途方に暮れながら、あてもなくこの近所を歩いて回った思い出があるとのこと。
わかりますわかります、私にも同じ経験がありますから。
私の場合は、ぐるぐるとあてもなく車を走らせていた。
時々公園のベンチに腰かけては煙草を一服吸っては消し…を繰り返し、これからいったいどうしたら良いのかと、ため息をついた。
そんな私をいつも励ましてくれたのは、前出の自作CD。
車に戻ってすーっとCDを入れると「恋をするとき」の 勢いの良いイントロが始まったのだ。
吉沢さんの変わらぬほんわかとした魅力が会場内に溢れるライブだったが、この「愛を歌わないで」とアンコールの「愛の讃歌」の時だけ、吉沢さんの瞳には私の知らなかった部分の吉沢さんが宿っていた。
それはとても情熱的で、瞳の向こうにいたのは沖さんではなかったのだろうが、その相手が沖さんだったら素敵だったのにという屈折した想いを抱かせる、大人の女性としての一面だった。
最後は12月らしく「きよしこの夜」。
「さぼてんとマシュマロ」のクリスマスの夜の放送も愛をテーマとした素敵な物語だったなあと思い出し、終演後、その回に出演されていた水沢有美さんにご挨拶させていただく。
出口で皆さんをお見送りされていた吉沢さんに、私たちも一言ご挨拶。
今日の私は感極まっていて、研究会にお越しいただいた謝意も、
ブログに登場される超キュートな愛犬あろんちゃんを
我が家のココに会わせてあげたい(この部分だけ単なる親馬鹿)
というお話しも出来ないままだったが、
温かい愛を胸にいただいて帰路につくことが出来た。

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