令和3年の若草山焼きが先日23日土曜日の夜行われたが、金曜日から降り続いた雨のせいで全く火がつかなかった。今回はコロナ禍のためライブ配信で山が燃え上がる映像が流れ予定であった。しかし、点火合図の花火が数発上げられ、雨の降るなか火付け役の人が、バナーで塗れた枯草をあぶってはみたが、無情にも煙ひとつ上がらず直ぐに中止となった。バカでも丸2日間降り続く雨の中火がつかないのは分かると思うのだが。何故、早く中止しなかったのか?後戻り出来ない理由は何なのか・・・。そもそも山焼きは、戦後ながらく1月15日成人の日の祝日の夜行われ、成人式を終えた新成人が奈良の街に集まり、山焼きを見物するのが風物詩の一つであった。しかし、成人の日の祝日の変更に伴い1月の第4土曜の夜となり、奈良市民であっても山焼きの日をカレンダーを見ないと開催日がわからないという事になってしまった。近年、神社の縁日が土日に変更されるのと同じく、何か複雑な気持ちになるのは私だけであろうか。※上写真は1月25日の若草山(ロート製薬棲霞園より撮影)