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And This Is Not Elf Land

NO STRINGS



今日、7月9日は稲垣潤一さんの55回目のバースデーであります♪

今頃、パーティーで盛り上がっていらっしゃることでしょう…そう言えば、最後に稲垣さんを生で見たのは2002年の20周年記念ライブ@六本木の某ジャズクラブだったから…随分長い間ご無沙汰していることになります。

今回は1985年のアルバムNO STRINGSについて…

結論から申しますと、コレ結構好きです♪
このアルバムの後、REALISTIC, MIND MOTEと続き、全盛期を迎えるわけです。で、SELF PORTRAITあたりで「円熟」の域に到達するのです。その後の作品にはあんまり魅力を感じません。(でも、聴いていましたけど)

このNO STRINGSは、全盛期の手前ならではの、スリリングでエキサイティングな手触り感があります。

1曲目の「Jの彼女」はライブでの盛り上げ曲でしたね~イントロ聴いただけでも懐かしい(!)2曲目の「The Rule of love-Baby,take a chance on me」は崎谷健次郎さんのメロディーに湯川れいこさんが英詞をつけたものでしたが、これはなかなかいい感じでした。崎谷さんはMIND NOTEの中の「トライアングル」の作曲者でもあり、なかなかセンスのいいメロディーを作る人。この曲は崎谷氏が他のアーティストの提供した最初の曲だったということです。

1曲目は掴みの曲、2曲目はちょっと手の込んだクオリティーの高い曲…というスタイルはこのころ出来上がったように思います。

「JAJAUMA」はブラスセクションとソウルフルなスキャットの入った面白い曲。この曲を聴くと、稲垣さんはもっとハードな曲もいけるんじゃないかと期待せずにはいられませんでした。「時を止めた涙」はお得意のミドルテンポでマイナー調。でも、この曲、後に出たバラード・セレクション「PS抱きしめたい」の中で聴く方がしっくりくる…と思っているのは私だけか…

このアルバム、バラード作品も絶品ぞろいで特に「愛は腕の中で」は曲の出来もいいし、名曲中の名曲と言えます。あと、ファンの間でも人気が高かった「ブルージン・ピエロ」「Blue Flame」なんですが…正直言って、「皆さんが絶賛されるほどには」私は好きじゃなかったです(…)なんか「私小説」みたいな感じがして…というか、詞の世界が稲垣さんのキャラとマッチしすぎていて恥ずかしかった(?)いかにも「シャイで不器用な男でございます」みたいな~(キャ~、イヤだ~)私にとっての稲垣さんの魅力というのは、そういうシャイで不器用そうな人が、自身と距離を置いたところで、ロマンティックな歌をまるで「語り手」のように表現するところであったわけで…

とは言っても「Blue Flame」の「孤独のウィンドブレイカー、脱ぎ捨てて初めて、あなたを抱きしめられる自由を手に入れた」なんてフレーズは非常に印象的ですし、メロディーも巧みに三連符が使われていたりして、なかなかドラマティックな曲に仕上がっていると思います。

「楽園伝説」は稲垣さんが初めての自作の曲ということで注目されましたが…ま、ノーコメントということで(笑)3曲目の「Mr. Blue」はどういう曲だったか忘れました(おいおい)

何よりも、このジャケット…今見るとバブリーそのものですね~!(今、こんなのを見せられると「どうしてくれるんだ、サーチャージ!」なんて文句を言いたくなってしまう)稲垣さんは「バブルの申し子」のようなところがありましたからね。ご本人はとても地味な人だったのに~でも、そういうアンバランスさが素敵だったんですけど。

またライブに行きたいな~!でもギター2本、キーボード2台、バックコーラス+ブラスセクションありの重厚なバックで歌う稲垣さんが観たいです、武道館の時みたいに!!

なにはともあれ
        Happy Birthday!

コメント一覧

master of my domain
あっ、ホントだ!!
>飛行機の中、ふたつ左に座っている女性

私は、稲垣さんを通して「自分は(すべてにおいて)どのような傾向のものが好きなのか」がよくわかりました。そういう意味では今も「貴重な」存在です。

26日のことはまた連絡します♪
aoniyoshi
Happy birthday to JI
稲垣潤一さん、55歳ですかぁ~ふうっ。稲垣さんだけは永遠に歳を取らないと信じていた頃もありましたっけ。でも、確かにキャラクターは変わらないかもしれませんんね。
master of my domain様いわく、「シャイで不器用そうな人が、自身と距離を置いたところで、ロマンティックな歌をまるで「語り手」のように表現」しておりましたよ、去年は。

私は、息の合った作詞家、作曲家によって創り上げられた虚像としての稲垣さんが好きでした。色気なんか全然ないのに(本当か)妙に艶かしい男が顔をのぞかせたりして、ドキドキしたものです。

「NO STRINGS」確か初めて買ったLPでした。ジャケットの写真はアメリカに向かうらしい飛行機の中、ふたつ左に座っている女性になにやら嫉妬を感じたものです。

LPといえば、私が稲垣さんのLPレコード、デビューアルバムから最後の「Heart and Soul」までのすべてを持っているの、自慢しましたっけ。14枚かな。
大きなジャケットの稲垣さんは、いつまでも「あの頃のまま」。シャイで不器用そうな青年です。

稲垣さん、私たちの人生に輝かしいミーハー時代を築いてくださってありがとう。これからもミーハーのままらしい…。26日には大阪のライブでお会いしましょう(^^♪



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