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And This Is Not Elf Land

JERSEY BOYS : I Go Apeって…

この曲、ホントにリリースしていたんですね~知らんかった…汗

てっきり、ミュージカル化に際して、ストリー展開上必要ということで、オリジナルで作った曲だと思っていましたよ。

これだから「ニワカ」は困る~(自覚してマス)

(でも、実際にリリースしてた曲なのなら、ちゃんとサントラに入れてくださいよね~)

【以下、訂正あり】

先日AmazonUSAをうろついておりましたら、Four Loversのベスト盤を見つけまして…おお、Four Seasonsの前身のグループじゃないか!(しかし~中古でも結構いい値がついてる。これもJERSEY BOYS効果?)

で、ジャケットの写真がちょっと独特。というか、Four Seasonsになってからのものとは、かなり雰囲気が違う。まず、フランキー・ヴァリがかなり吹っ切れてるし(?)それに、これ…ヴァリのほかにはトミー・デヴィートとニック・マッシがいるけど《訂正:これはシック・マッシではなくて、トミーの兄のニック・デヴィート》…も一人は誰や!?ゴーディオが加入する前のメンバーなんだろうけど~

と、いろいろ調べてみましたら、ハンク・マジェウスキらしいじゃありませんか!?な~んだ、あんただったの!猿のマスク被ってないから分からないよ(?)

しかし、『ジャージー・ボーイズ』の中では、ハンクが出てくるのはほんの数分なんで、ツアーのために一時的に在籍していたにすぎないメンバーなのかと思ったら、そうでもなかったんですね。こうやってレコードジャケットにもしっかり写っているわけですし。

で、この頃のFour Loversのライブはburlesque(日本で言う「演芸ショー」のような感じかな?)のようなものだったのだそうで、実際、劇中でもトミーが「全編音楽とコメディで行く!」と宣言するのです。ニックが「何考えてるんだ!?この1か月でローマンズ、ヴィレッジ・ヴォイセズ…アンドリュー・シスターズの真似までやったんだぜ」と不満を言うのですが「グループを動かすってのはこういうことだ!」とあくまでも強気なのでした。

結局は、あまりの不評でハンクは抜けて3人になり、他の2人が弱気になると、檄を飛ばすのもトミーでした。「これはプロセスなんだ。いろいろやってみて、磨きがかかっていくもんだ」と。

この辺のトミーはとても好きです。下積みの音楽活動を続けていくには、やはり、それ相当の「才能」が必要なわけで(腕力だけじゃなく…笑)ただ、ボブ・ゴーディオという天才が加入すると、グループは大きな可能性に恵まれるようになる一方、トミーの「公式」は通用しなくなるのです。これって、世の中によくあることですよね。

で、このハンク・マジェウスキという人については、調べてもよく分からないのですが…名前を見る限りイタリア系でもなさそうですし、ちょっと他の3人とはタイプの違うミュージシャン(アーティスト)だったのでしょうか?

話は前後しますが、劇中では、例の猿をマスクをかぶったI Go Apeの演奏で客が帰ってしまうと、ハンクは「やっぱ、奴らには俺のネタのニュアンスが分からないんだな!」と開き直るのです。で、トミーに「このニュアンスなら分かるだろ。とっとと失せやがれ!」言われて去ることになります。「永遠に銀行強盗やってろ!」と捨て台詞を残して。(しかし、このトミーの変わり身の早さというか、判断の速さというか…見事なもんです。どんな環境でも生きていける人間の凄いところです)

で、このI Go Apeなんですが、作詞者・作曲者も分からないんですが《コメント欄をご覧ください》(ただ、レコードをリリースしたという記録だけはある)(追記:ニール・セダカが同名の曲を歌っている映像があるけど、、同じ曲なんだろうか!?)…しかし、あんなアホな…いやいや「ファンキーな」曲を50年代に歌っていたのですね♪もっとも、60年代になって「モンキー・ダンス」なるものが流行しますから、ああいう系(?)のものが一つのブームだったことは考えられます。

あと、このベスト盤のsampleを聴くと、ヴァリの声はburlesqueなパフォーマンスにもマッチしていて…これはこれで「大発見」でした!



あっ、それと…I Go Apeは最初に紹介したベスト盤には入っていません。

相変わらず、話を散らかし放題にしております(汗)

もう一度、「話を整理」いたしますと~

Four Lovers時代のコミカルな曲であるI Go Apeは《訂正:ここも誤りです詳しくは鳩サブローさまのコメントをご覧ください》、リリースしたという「記録」だけはあるのですが、音源は今も聴くことができるのかどうかは分かりません。JERSEY BOYSのact1では歌われています。しかし、サントラには入っていません。

                                   以上

コメント一覧

master of my domain aka Elaine's
bobbyさま、再びのご来訪ありがとうございます。
このI Go Apeは舞台でもちょっと異色な曲でもあり、てっきりミュージカルのために書かれたのかと思っていました。
しかし、メロディーも比較的単調だし、中音部で歌う歌いやすい曲だからか、舞台のフランキー・ヴァリ役はこの場面はリラックスして楽しんで歌っている感じです。
デビューシングルは「バミューダ」という曲なのですね。私はこういうことをやっているおかげで(?)アメリカのフォー・シーズンズ&Jersey Boysファンのおじ様(おじい様?)に知り合いも何人かいますし、ちょっと聞いてみます。役に立つ情報をお届けできればいいのですが。
bobby
http://blogs.yahoo.co.jp/bobby_sideup/17781414.html
こんばんは、お久しぶりです。「I Go Ape」ですか。実は私も鳩サブローさんの仰っている「The Fantastic First Years」を持っています、あらためてこの曲を聴いてみると、ボブクリュウの割にはかなりコミカルで、コーラス、ハーモニー云々は語れませんね。やはりボブゴーディオがすべてを変えた、と解釈してもよろしいのでしょうか。
話はそれますが、私はフォーシズンズのデビューシングルである「バミューダ」という曲を長年にわたり探してるのですが、いまだ見つけることは出来ずにいます、
master of my domain aka Elaine's
鳩サブローさま、再びのご来訪、ありがとうございます!私もどこかでお名前をお見かけした気がするんですが…なにせ、あちこち飛び回っておりますもので(汗)どこだったかはっきり覚えていませんでした。でも、予想していた以上にFour Seasonsにお詳しい人がたくさんいらっしゃって興奮しております。

"(You're The) Apple Of My Eye"は劇中も歌われるのですが、劇中ではフランキー・ヴァリは歌っていません。デヴィート兄弟+ニック・マッシがこの曲をクラブで歌っているのを階段に座って聴いているシーンなのです。ですから、実際のヴァリがこの曲を歌うのを聴いたとき、なぜか涙が出てしまいました(?)"My Life For Your Life/Pucker Up"は使われていないと思います。(でも、さりげなくバックで演奏されたりしているものがあるので、断言はできませんが…チェックしてみる必要はありそうです)(あと、何回見る気なんでしょう…苦笑)ヴァリのソロでは"My Mother's Eyes"は劇中で歌われます。ボブ・クリューの歌詞のセンスの良さはこの頃の曲から既に伺えたんですね。凄いです。

チャーリー・カレロについては、ニックとトミーが抜けた後「オーディションをして」迎えたメンバーの一人だという設定ですから、正式メンバーになる前から音楽上の関わりがあったとしても不思議ではない設定になっていますね(そう言われれば)そして、ヴァリの恋人のさりげない台詞の中で、ヴァリにとってチャーリーはゴーディオと同じくらい重要なパートナーだったと伺わせるものがありますから、それまでも長い付き合いがあって、お互いに影響を与えあってきたというのは納得できます。(Jersey Boysはそういう細かいところが上手くできてる)

JERSEY BOYSファンとしては来日公演を願ってやまないのですが、アメリカではNY、シカゴ、ベガスで長期公演している上に、全米ツアーも各地で大盛況。腹の立つことに(?)NYまで「日帰り圏」の都市で4・5週間の公演を行っても、チケット即完売してしまうほどの人気なので、普通に考えても、日本公演はまだ眼中にないのではないかと思っています。

アメリカ以外ではトロントとロンドンでも長期公演していますし、メルボルンでも7月にオープンします。これで英語圏は(だいたい)制覇したことになりますが、次の段階はどうなるか…興味はあります。



鳩サブロー
ついでに
上記「ちょっと続けます」投稿の際リロードしたら、名前が「鳩」になってしまいましたが、正しくは「鳩サブロー」です。
さて、大分前、Working My Way Back To Youの題でお書きになった際、「ニック・マッシが抜けた後に入った二人のうちの一人、チャーリー・カレロだったのだと」などと書かれていましたが、舞台ではそういう設定だったのですか?
アレンジャーとして著名なチャーリー・カレロは、58年頃からヴァリたちに主に編曲面で、時に演奏面(キーボードなど)で、またある時はプロデューサーとして協力してきた人で(現在も)、ニック・マンシが抜けた後、後任としてジョー・ロングが加入するまでの数か月間、繋ぎでベースを担当したのだと思います。
ちょっと続けます
実はElaine'sさんとは1月頃にニアミスしているのですよ。Passage HomeさんのブログでTribute On Iceの話題が取り上げられたあたりですね。覚えていらっしゃいますか?
で、話の続きです。Four Loversとしてのラスト・シングルは58年2月の"My Life For Your Life/Pucker Up"(2曲とも前述の"The Fantastic First Years"に収録)で、両面とも彼ら唯一のヒット曲"(You're The) Apple Of My Eye"と同じオーティス・ブラックウェル作品。グループ自体はメンバーチェンジしながらも存続するわけですが(いろんな変名を使ったりして)、Four Lovers名義のレコードはこれが最後。その次のシングルが同年7月の"I Go Ape"というわけ。レコード自体はFrankie Tyler名義ですが、Four Loversで演奏していたとしても不思議はないかな……、とも考えたのですが、"Fantastic..."のライナーでは、グループを一時的に離れ、ソロでリリースうんぬん、というような書き方をされていて、よく判りません。いずれにしても、この曲が、ヴァリがボブ・クルーの作品を歌った最初、ということは間違いなさそうです(B面は違う作者の曲です)。
master of my domain aka Elaine's
おお
鳩サブロー様、いらっしゃいませ!
そして、ありがとうございます!!!
いや~、お詳しい方がいらっしゃるものだと感動しております!ホントに、FOUR SEASONSに関しては早々に「ニワカ宣言」をしていて良かったと痛感した瞬間でございました記事も鳩サブレーさんの情報を基に、追記として訂正させてください。
げっ、やっぱニック・マッシじゃありませんでしたか(なんか違うような気がしていた…目のあたりが~)とにかくJERSEY BOYSの筋書きが「100パーセント事実」だと信じて疑わないものですから、ニック・デヴィートがいたのはバラエティー・トリオまでだと思い込んでおりました。
ヴァリがソロとしてリリースしていた時期からボブ・クリューと繋がりがあったのですね。舞台ではゴーディオが加入してからNYで「再会」することになっていますが…ただ、初対面ではないということで、まぁどういう風な解釈でもできるようになってはいますが。
お越しくださった機会に、お聞きしたいこともたくさんありますが(笑)また、ぜひぜひいらしてくださいませ!よろしくお願いいたします~
鳩サブロー
I Go Ape
http://homepage2.nifty.com/mitsu-sa/
はじめまして。以前からJersey Boys関連の記事をちらちらと読ませて頂いていました。
"I Go Ape"はFour Loversの曲ではありません。ヴァリがソロとして、Frankie Tyler名義で58年にシングルでリリースしたもので、作者はBob CreweとFrank Slay。Four LoversからFour Seasonsに至る時期に様々な名義でリリースした貴重なシングルなどを集めたFrankie Valli & The 4 Seasons名義のCD"The Fantastic First Years"などで聴くことができます。このCD、95年のリリースですが、ネットで根気よく探せば入手できるのではないかと思います。
それから、Four Loversのジャケット写真にニック・マンシは写っていません。手前がヴァリ、奥がハンク・マジュウスキー、左がトミー、右はトミーのお兄さんのニック・デヴィートです。
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