栴檀は二葉なれども四十里の伊蘭を消す
(せんだんはふたばなれどもしじゅうりの
いらんをけす)
栴檀の芳香は、二葉の若木でも、四十里の遠く
の伊蘭の悪臭をも消すということ。仏教では
香木栴檀を菩提に譬え、遠方まで悪臭を放つと
いう伊蘭を煩悩に譬える。「頻鳥は卵なれども
妙音を発す」と続く。
【法華題目抄】
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(せんだんはふたばなれどもしじゅうりの
いらんをけす)
栴檀の芳香は、二葉の若木でも、四十里の遠く
の伊蘭の悪臭をも消すということ。仏教では
香木栴檀を菩提に譬え、遠方まで悪臭を放つと
いう伊蘭を煩悩に譬える。「頻鳥は卵なれども
妙音を発す」と続く。
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逆櫓問答(さかろもんだふ)
文治二年(1185)二月、渡辺・福嶋から阿波
へ渡ろうとしたとき、梶原景家は「敵が来た時に
機動力があったほうが良いので、舳先にも櫓
(逆櫓)をつけたほうが良い」と進言したが、
源義経は「逃げる為の逆櫓など卑怯者の考え」
とはねつけたため、切りあいの一歩手前まで
行き、後の両者の不和の原因ともなった。
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文治二年(1185)二月、渡辺・福嶋から阿波
へ渡ろうとしたとき、梶原景家は「敵が来た時に
機動力があったほうが良いので、舳先にも櫓
(逆櫓)をつけたほうが良い」と進言したが、
源義経は「逃げる為の逆櫓など卑怯者の考え」
とはねつけたため、切りあいの一歩手前まで
行き、後の両者の不和の原因ともなった。
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会稽の恥を雪ぐ(くゎいけいのはじを
そそぐ)
呉・越の国境の会稽山は天台山の少し北西。ある
とき越王勾踐は呉王夫差に破れ、捕われの身と
なった。その後忠節を尽くし仕え(たふりをして)、
夫差の尿まで飲む。許されて故国へかえってから
逆に勾踐は夫差を滅ぼしてしまう。このことから
「会稽の恥を清める」の故事が生まれた。勾踐の
父は允常王、夫差の父は闔閭王。
【史記】
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そそぐ)
呉・越の国境の会稽山は天台山の少し北西。ある
とき越王勾踐は呉王夫差に破れ、捕われの身と
なった。その後忠節を尽くし仕え(たふりをして)、
夫差の尿まで飲む。許されて故国へかえってから
逆に勾踐は夫差を滅ぼしてしまう。このことから
「会稽の恥を清める」の故事が生まれた。勾踐の
父は允常王、夫差の父は闔閭王。
【史記】
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恩を蒙りて恩を知らざるは樹鳥枝を枯らす
に似たり(おんをこうむりておんをしらざる
はじゅてうえだをからすににたり)
恩を受けているのにそれに感謝しない者は、樹に
居てつつきまわり枝を枯らす鳥と同じである?
(出典不明)
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に似たり(おんをこうむりておんをしらざる
はじゅてうえだをからすににたり)
恩を受けているのにそれに感謝しない者は、樹に
居てつつきまわり枝を枯らす鳥と同じである?
(出典不明)
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