ここ数年、毎年秋になると青物狙いの釣り人でホームグランドが賑わうのじゃが、今年は全く釣れない。
10月中旬に一度ヒットさせたものの、釣り座が悪く根擦れでラインブレイク。
そのまま青物シーズン到来かと思いきや、その後全く釣れない日が続いた。
スズキさえ釣れないという異常事態で、ついには誰も釣り場に来なくなった。
今年の夏は異常に暑く、そのまま秋がなくて冬に突入したわけじゃが、海の中も同じような感じだったらしく、先週までクロダイが普通に表層でルアーを食ってきた。青物は当然釣れない。
ただ、これまでは青物が釣れなくてもスズキが釣れたりしていたのじゃが、今年はスズキさえ釣れない。
とにかくカタクチイワシが全然接岸してこないのじゃ。
いや、全然というのは言い過ぎた。たまに群れが入ってくるものの数日でいなくなってしまうのじゃ。
おそらくまとまった雨が降っておらず、河口域での植物プランクトンの増殖が悪くて、動物プランクトンの増殖も思わしくないのじゃろう。
たまにカタクチイワシの群れが入って来た時だけセイゴが少し釣れるという感じでしかなかった。
そんなこんなで、いったんは青物タックルで釣りに出かけていたものの結局スズキタックルに戻ってしまった。それでも釣れるのはクロダイとカサゴ、たまにマゴチ(笑)
っで本日。地合いを過ぎた昼前にマゴチでも釣れないかとちょこっと出かけてみたところ、先週までたくさんいたクロダイが全くいなくなっていた。
これってひょっとして青物シーズン到来?っと思いながらもマゴチ狙いでHENGJIAのシンキングペンシルを使ってボトム付近を攻めていると、マゴチにしては大きすぎる、どちらかというと座布団ヒラメっぽいアタリがゴゴンっと。
ヒット直後にあまり走らなかったことからヒラメだと思ってグイグイ浮かせて来ると、突然走り始めた。
「青物やんけ~♪」
なにも釣れない日が続いていたことが幸いして周りに誰もおらず、遠慮なく走らせることができるので、ドラグ少し緩めて毛羽だったラインをいたわりフックが伸びないように慎重にファイト。
上がってきたのは73cm、3.5kgほどの良く太ったハマチでした。
心配してたけど今年も恒例の河口青物が始まりました~。
※
この長さでどうしてハマチなのですか?メジロではないのですか?とよく問われます。
実は広島湾では10年くらい前まではハマチやブリがほとんど獲れておらず釣りの対象としても一般的でなかったことから、市場で使われるハマチとブリの呼び名しかありません。メジロというと皆さん小鳥をイメージしてしまう土地柄です(笑)。
とりあえず市場での取り扱いに準じて5kg未満をハマチと呼ぶマイル-ルにしています。
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