又七の不定記

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
フライフィッシングとクロスカントリースキーと蘭の栽培の好きな又七の不定記

ストラクチャーツール

2012-02-07 22:47:56 | Cross Country Ski
 板のチューニングは悩ましくもあり、また楽しいものである。
 とはいえあれこれ考えて手を尽くしたとしても所詮私は表彰台とは縁遠い市民レーサーに過ぎない。
 複雑に考えて悩むのも楽しいのだが、滑りだけでなく景色やエイドステーションでの給食まで含めて大会そのものを贅沢に楽しみたい。
 蹴り出しの初速を上げたいのかそれとも滑走の抜けを良くしたいのか、ここを整理するだけで滑走面のチューニングに関する悩みはぐっと少なくなるものである。チューニングに関する悩みが少なくなればそれだけ荷物も減り身軽に遠征できるようになる。身も心も軽くなり余裕を持って遠征を楽しめるということだ。

 以前はワキシング道具を一式持って遠征し、天気予報を見ながら大会前夜のワキシングに精を出していたが、ここ数年はワックスの適応温度幅が広がってきたこととストラクチャーのおかげで現地で悩むことがなくなり、ワキシングは家で済ませて現地に送り、現地ではリラーを使うかどうかを決断するだけで済むようになった。
 最近は歯がローラーになっているストラクチャーツールが出てきて、Vパターンやクロスパターンも施せるようになった。
 しかもこのローラーで入れた簡易ストラクチャーはリラーのように滑走面を切るのではなく押さえて目を入れるため、ホットワキシングで消すことができる。つまりシーズン中であっても迷うことなく使えるのがいい。

 私の知っている一般的な市民レーサーの殆どは高温用(湿雪用)または低温用(乾雪用)の板どちらか1セットだけ持って遠征している。
 高温用の板には通常であればストレートのストラクチャーを施すであろうから、温度低下に備えて0.3mm~0.5mmのVパターンが施せるツールを持って おけばよく、逆に低温用の板には細かいライナーやクロスのストラクチャーを施すであろうから温度の上昇に備えて0.75~1.0mmのストレートパターン が施せるツールがあればいい。加えるなら、3月以降の大会になるとコースの表面に水が浮くこともあるため、1.5mm前後のダイヤクロスがあれば安心だろう。
 つまりVパターン2種、ストレートパターン2種、ダイヤクロス1種類の計5種類のパターンがあれば、板のベンドや基のストラクチャーが何であれ現地で何とでもきるのだ。

 オプションローラーが1本6~7千円前後なので6本(クロスパターンには右スクリューと左スクリューの2本必要)買っても4万円少々で済む。新たに板を買うよりもずっと安上がりだ。違うピッチのスクリューを組み合わせれば斜めクロスも可能。
 こうしたツールはどうしても必要というわけではないが、適正に使うことで板の操作性が良くなり楽に走れるようになる。
 特に板の前後で違う特性を持たせたい時には有効だ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スキーは何故滑るのか? | トップ | 湧別原野大会に向けたスキー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Cross Country Ski」カテゴリの最新記事