今回は、連休中だったので新幹線で仙台に行き、レンタカーを借りて、石巻に行きました。
会場は東松島市仮設野球場東集会所と石巻雄勝名振コミュニティーセンターで、箱庭を行い、3月に行った石巻一番谷地南を訪問しました。石巻、東松島ともに瓦礫の山はだんだん小さくなり、壊れかけた家は撤去され、きれいに整地されてきました。でもその光景は、復興が進んだというより、ああ本当に何もなくなってしまったという喪失感が大きいことに驚きました。
箱庭は、大人の方たちは、2人ほどで合作することが多くあります。子供の友達同士のように楽しそうにああでもないこうでもないと話しながら作っていらっしゃいます。箱庭には、震災間近のように、直接津波のことを置く方は少なくなってきました。でも、お話を聞くとまだまだ震災の時の様子を多くの方が語ります。いくら語っても終わることはないようです。
名振では、仮設の皆さんが、海藻で作ったいろいろなお惣菜を持ち寄ってくださったので、大お茶っこ会になってしまいました。珍しいものをたくさんいただいて、何しに行ったのやらという感じです。今回行った3つの仮設では、それぞれ女性のグループが、手作り品を作っていて、かわいい作品もたくさんあって、東京などで売れるといいなと思いました。そんな形の支援があってもいいのかなと思います。
私達が石巻を訪問するのは8回目です。皆さんが、復興住宅に入るまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、「震災のおかげで、なーんにも無くなったけど、いろいろな人に出会えたことはよかったよ。」と言ったご高齢の方の言葉に何と返してよいのか言葉が見つかりませんでした。