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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

秋の京都旅行 その⑩嵐山散策(4) ~常寂光寺・野宮神社~ 2008.11.14(金)

2008-11-14 22:17:11 | お泊り旅行記(2006~)

2008-12-23 23:00:27
 祇王寺の後は紅葉の名所として知られる常寂光時(じょうじゃっこうじ)に行きました。
写真はお寺の入口の門。


 写真は入口の先に有る仁王門。
貞和年間(南北朝時代)に建立された物。
その後文政8年と昭和51年の解体修理を経て現在に到るそうです。
仁王像は若狭小浜の長源寺から移された丈7尺の運慶作と伝えられる物です。

 仁王門をくぐり、振り返った光景です。
この仁王門周辺も非常に紅葉が綺麗でした。

 仁王門の先は階段になっています。
紅葉に覆われた門と言う感じで、階段も紅葉のアーチの下を通っている気持ちになります。

 写真の奥が本堂。
慶長年間、小早川秀秋の助力を得て桃山城客殿を移築して造営したそうです。
昭和7年に大修理を加えたとの事。
紅葉が見頃でした。

 多宝堂の裏手からの眺望です。
多宝堂は重要文化財で、1620(元和6)年の建立。
当時の京都の街の町衆がその財力によって献じた物との事。

 多宝堂の正面です。

 本堂横手正面の通路沿いは、紅葉・銀杏が植えられ、赤・オレンジ・黄色・緑の紅葉と黄色の銀杏がとても鮮やかで眩しい位の光景になっています。
同じ紅葉でも此れ程に様々な色の違いが有る事が不思議です。
此れは人の手による品種改良された物なのか、自然本来の物なのかな?

 常寂光寺で紅葉の美しさに圧倒された後は、嵐山の散策を続けました。
写真は「日本唯一」と言う「髪の毛」の為の神社。
 御髪神社と言い、髪の毛うんぬんだけでなく、理髪業・美容師と言った方々から信仰を集める神社との事。
京都には縁切りを祈る神社が有ったり、水運を祈る神社が有ったりと、様々な神社仏閣が有ります。
平安遷都から1200年以上経ちますが、その中で人々の暮らしの中から生まれた様々な信仰が形となって其れ等を作り出して来た訳ですから、歴史の重さや深さを感じます。
 残念ながら入口だけで、お参りはしませんでした。
奥がどの様になっているか気になりますね。

 今回はトロッコ電車で保津峡(ほづきょう)の紅葉を楽しく事も当初は計画していたのですが、神社仏閣を散策する事を中心にした為に最終的にはプランから外れたトロッコ電車。
歩いていたら偶然トロッコ嵐山駅に出ました。
夕方の電車は、期間限定でライトアップされた保津峡を楽しむ事が出来ます。
時間さえ有れば乗ってみたかったな。

 大河内山荘から野宮神社の間に有る竹林です。
カミサンが私に見せたかった竹林と言うのが此処の事。
鎌倉の報国寺の竹林よりの遥かに規模の大きく、歴史を感じる竹林でした。
蜜に生えていますが、荒れ果てた里山の竹林と異なって管理が行き届いており、そして竹1本1本が非常に大きい。
 「生前と立ち並ぶ竹に木洩れ日が差し込む緑鮮やかな竹林」
と言うのではなく、ずらりと並んでいる巨大な竹によって陽が遮られ、日中も薄暗くて竹に圧倒させられる場所でした。

 野宮神社に到着。
源氏物語の舞台にもなっている歴史有る神社です。
小さい神社ですが竹林を通ってそのまま此処に立ち寄る方々が多い事も有り、境内は非常に多くの人で賑わっていました。

 此処の名物の1つは黒木鳥居が有る事。
黒木鳥居は樹皮の付いたままの鳥居の事で、鳥居の最古の形式をそのまま残している珍しい神社です。
唯、現在は鳥居に使用するのに適した木材(クヌギ)を入手するのが難しいそうで、この鳥居も企業からの寄進が有って漸く付け替えが出来たそうです。

 木材を防腐処理をして設置するのですが、それでも徐々に傷んでいきます。
入口から向かって左側の柱は、樹皮が少し剥がれ、傷みが見受けられました。


 写真は境内の様子。
お社が複数有る事が分かります。
 本殿には野宮大神(天照大神)が祀られています。

 
 右手奥に祭られているのは白福稲荷大明神。
他にも白峰弁財天、野宮大黒天が祀られ、さすると願い事が叶うと言われる「神石(お亀石)」が有ります。

 野々宮神社参拝の後は、路地で見つけた小物雑貨屋さんに立ち寄りました。

 店頭には粘土製の小さなお地蔵さんや麻製のコースター、暖簾(のれん)等、の小物雑貨が並んでいました。
手彩色の暖簾やコースターは手作り感によってほのぼのとした出来。
私には絵心が無いので、
 「こう言った絵が書けると良いのになぁ」
と、思いました。

 渡月橋近くの和菓子屋さん2Fでお茶休憩をとって今日1日の散策は終了。
どでかくてボリュームが有る甘味でした。



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