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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

大沼神社 散歩  2020.5.10(日)

2020-05-10 22:55:35 | 街・観光地編2020

 ユキさんと近所を散歩。

 近所の「木漏れ日の森」は、新緑の萌黄色から徐々に濃い緑色に変わっていく過程。
キンラン、ギンランが咲いていましたが、先日訪れた日が開花のピークだったのか、花は先日の方が遥かに多かったです。

 イチヤクソウの花芽。
「此れが花なのかな?」と思ったら、この茎がすくすく伸びて白い花が咲くとの事。
開花時期に再び訪れようと思います。

 ギンランの花。

 森を抜けて小さなお社に。
神社名は記されておらず、お社の中に『秋葉社』の神の御札が。
銀杏の木の右には庚申塔と地神塔の石塔が有り、戦死された方の名が彫られた石塔と震災記念碑も。


 直ぐ近くの大沼神社へ。
大沼神社の拝殿。

 奥に見えているのが左が拝殿、右が本殿。
ユキさんが参拝しているのが弁財天のお社。

 神社を囲む濠は『土が湿っている箇所』と『ちょっと広い水たまり』、『乾いている箇所』で、

「湧き水ではなく先日の雨水かな?」

と言う感じ。

以前は常に水が有り、子供達が釣り糸を垂れていたのだけれど、現在は常時水が有る濠ではありません。
拝殿の向かって左側には、濠の中に石で囲まれた(石組みの)一角が有り、此処には他の箇所より多い水が。
元々、階段状の相模台地の一番高い部分で、水には苦労していた地区。
台地上に降った雨水が、染み出る場所を探して地中を彷徨い、「他の場所よりは土地が低いとか、水を地上に通し易い地質」等の理由で、一定量以上地下水が溜まった時にこの場所で地下水が染み出ていたと言う状態の場所。
この石組の溜まった水は、現在も僅かに染み出る水なのかな?

 神社の裏手に有った大沼は埋め立てられて住宅地になっていますが、周囲より若干低くなっていますし、当時の沼を囲んでいた楕円形の道がそのまま残っています。
埋め立てられたのは私の生まれる前で昭和40年頃との事。
相模の台地の最上段のこの地域には、同じ様に「常時ではないものの地下水が染み出す池」が複数有った事が分かっていますが、現存するのは鹿沼公園の池のみ。
地名であったり、バス停の名であったり、小さいお社だったり、その名残として残されている物があります。

 江戸時代は、この大沼の水を使って、小規模ながらも水田も有ったとの事。
どの辺りに有ったのかな?
そう言った地域の歴史を記した案内板が境内に有っても良いのになぁ~。

 大沼神社の濠で沢山の子供達が釣りをしていた光景とか、この地区に大沼と小沼と言う2つの沼が有り、その2つの沼を繋ぐ排水路が江戸時代に掘られた事(今は暗渠として跡が残っているものの、案内表示は無く、唯の道)、2つの沼を水源としている川の存在(相模大野駅の南側迄は暗渠で、地上からその姿は殆ど見えない)・・・等、この地区の住民ですら知らない事、忘れている事も多いと思う。






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