録画したものの、見ないままでいた番組を見ていた。
BRレコーダーの録画可能時間が6時間弱。
もう1~2番組消去して空き時間を増やしておきたいな。
1/25(火)PM7:004からTVKで放送していた『氏神さま~私たちの身近な祈り~第四話一宮』。
番組表で見付けて「どんな内容の番組だろう」と思って予約したのだけれど、その後の放送回も有った様だけれど、見ていない。
番組冒頭の数分間だけ見た。
「手毬をしながら『手毬唄』を歌うシーン」から番組が始まった。
「一番初めは一の宮
二は日光東照宮
三は佐倉の宗吾(そうご)様
四は信濃の善光寺
五つは出雲の大社(おおやしろ)
六つは村々鎮守様
七つは成田の不動様
八つは八幡の八幡宮
九つ高野の弘法様
十は東京二重橋 」
二重橋は皇居内の橋だけれど、他は寺社なので、「『佐倉の宗吾様』は何だろう?」って思った。
「此れも「宗吾様」って通称で呼ばれている寺社なのかな?」
調べてみると、現在の千葉県、江戸時代の下総国佐倉藩で刑死した佐倉惣五郎(さくらそうごろう)(~1653(承応2.8.3).9.24)の事と分かった。
領主の重税に苦しむ農民の為に将軍へ直訴を行い、家族と共に処刑され、義民として伝わる人物。
唯、義民伝説は江戸時代後期に作られた話で、刑死した事は確かだけれど、史実として確認できる事は少なく、直訴等の話は後の作り話の可能性も有るとの事。
子供が4人居て、同時に処刑された事や、領主を罵りながら死んだ事、領主の堀田氏が後に改易になった事などが祟りとされたそうで、『惣五宮』と言う祠が建てられた事が後に佐倉藩主の命で作られた『総葉概録』に記されている。
この子供の事を記した話が『ベロ出しチョンマ』と言う話。
千葉の花和村に「ベロ出しチョンマ」というおもちゃが有り、そのおもちゃの謂れとして伝わる話。
調べていて『ベロ出しチョンマ』と言う名が出た時に思わず「おぉ~」と驚いた。
と言うのも、私の姉が小学生の時に入った学校の演劇クラブで演じたのがこの『ベロ出しチョンマ』だったから。
体育館で全校生徒の前で上演され、私も見ていた。
姉は「チョンマ役」で、処刑される際にもベロを出して泣き出した妹をあやしていた。
そのシーンだけ何となく覚えていて、ストーリーは覚えていないけれど『ベロ出しチョンマ』と言う話の名前だけは記憶の中に残っていた。
処刑される姉(チョンマ役なのだけれど)、その瞬間までベロを出したり引っ込めたりして面白い顔をして妹をあやそうとしている。
それを一生懸命演じていた姉。
姉はその事を覚えているかな?
「そう言った繋がりなのか・・・」
と、色々な歴史、出来事が頭の中で繋がった。
ちょっとスッキリしたような感じ。
『ベロ出しチョンマ』をしっかりと読んでみよう。
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