訪問:2007-11-26
1.【朝食その① 能濃(のの)】
津和野観光で真っ先に予定していたのが朝食。
朝9時過ぎの到着なので、直ぐに朝食を食べ、津和野を発つ前に昼食を摂れれば、
「昼食が遅くなったからお腹一杯で宿での夕食が食べられない」
と言う事にはならずに済むと思ったのです。
津和野を15時前のバスで発つ為、時間を無駄にしない様に臨時休業や混んでいた・気に入らなかった事も考慮して予備のお店も事前に下調べしておきました。
朝食に選んだのは能濃。
郷土料理の蕗(ふき)を使った炊き込み御飯「蕗飯」と、具を御飯の下に敷いたお茶漬けの「うずめ飯」の両方が揃うお店を選びました。
8:30営業開始、定休日は金曜なので問題無し。
「さぁ、朝食だ」
「他にも一品料理は有るのかな?」
等と、話をしながらお店の前に。
扉に掛けられた札には『本日は休業日』の文字が・・・。
「定休日は明日(金曜)だから、今日は別段事情が無ければ営業するでしょ」
「8:30開店と言うガイドブックの情報が違うのか、開店準備が遅れているのかな?」
等と話をしていましたが、店内は真っ暗で人が動いている様子も無い・・・。
翌日が祝日なので、定休日を前日(今日)にずらした様でした。
と言う訳で残念ながら能濃での食事は断念。
「予備のお店を調べてきて良かったよ」
「次の店はうずめ飯しか無い様だけど、両方食べられないよりは良いか」
と、次のお店に移動しました。
【能濃(のの)】
住所:島根県鹿足郡津和野町後田イ52-2 ℡:0856-72-0238
営業時間:8:30~19:00 定休日:金曜日
2.【良い出会い 鯉の米屋】
次のお店に行く途中に「鯉の米屋さん」の前を通りました。
以前、何気なく見ていたTV番組で紹介されており、其れを覚えていたのです。
【吉永米穀店 (鯉の米屋)】
津和野駅から徒歩3分の地に有る米屋さんで、お米の他に石州和紙を使った小物等も販売しています。
見学は自由で、中庭には用水路から引いた水で鯉を飼育している池が有ります。
御主人も正確な鯉の数は分からないそうですが、以前は数百匹居たとの事。
店内の水槽では稚魚が泳いでおり、こんな小さい稚魚があんなに大きくなるのかと驚きました。
水が豊富な津和野では、用水路から水を引いて鯉を飼う家が多く存在したそうですが、現在ではそう言った家も減ってしまったそうです。
御主人との会話によって
「鯉は50年生きる」
「津和野にも鯉ヘルペスが蔓延し、連日多くの鯉が死んでいった」
と言う事を教えていただきました。
「親切にしていただいたので何か買おう」
と思ったのですが、此れと言った物には出会えませんでした。
もう少し小物雑貨を多く置くか、保存のきく漬物や特産品が有れば、お礼がてら購入出来たのですが・・。
流石に旅先でお米を購入する訳にはいきませんしね。
御主人との会話に気を良くし、鯉の話をしながら店を後にしました。
3.【朝食その② 蕗の茶屋】
朝食に選んだお店は、蕗の茶屋。
御主人が和紙人形の作家と言うお店で、製作した和紙人形が店内で展示販売されているお店。
「つわぶき御飯と和紙人形」を目当てに行ったのですが、此処もお休み・・。
「「不定休」の「不定」が今日になったのか?」
「明日から3連休だから、その前日に休んだのかな?」
「寂れているそうだし、現にバスも我々2人しか乗っていなかったから、営業時間の短縮や平日を休む事も有るのでは?」
と、2人肩を落とすと共に、
「朝食も問題だし、朝食をもたもたしていると、散策の時間が足りなくなるね」
と、焦りも出て来ました。
津和野駅周辺にコンビニやチェーン店の食堂と言った都会でよく見るお店は有りませんし、折角の旅行ですから、そう言ったお店も避けたいところ。
結局この先で見つけた観光ツアー等の団体客を受け入れている「食堂・喫茶・土産物販売店」に入りましたが、団体客用の料理の準備で忙しいと言う事で、店頭の看板に記されていた料理を出せず、喫茶しか対応しないとの事。
他にお店が無いので、食パンのトーストと珈琲で済ませた朝食でした・・・。
「折角津和野迄来たのに、食パンのトーストか・・・」
と郷土料理を食べられなかった事が残念でなりませんでした。
【蕗の茶屋】
住所:津和野町後田口236-8 ℡:0856-72-0253
営業時間:8:00~18:00 定休日:不定休
4.【散策開始】
此れがメイン通り。
朝早いので、未だどのお店も開いていません。
何と言っても朝の寒さの厳しい事厳しい事。
山間部の津和野の寒さは、神奈川の寒さとは異なります。
【津和野カトリック教会】
殿街通りに有る石造りの教会で、昭和6年にドイツ人ヴェケレーによって建立。
殉教の地、乙女峠についての展示室が隣接して有ります。
見学は自由で、展示室は¥100必要。
開館時間は7:30~17:00。
【殿街通り】
家老屋敷が並んでいた通りは「殿街通り」と呼ばれ、“なまこ塀”と通りの両端に伸びる“掘割(ほりわり)で泳ぐ鯉”が有名ですね。
此れが掘割(ほりわり)。
菖蒲の季節には、花と錦鯉が堀割を彩ります。
殿街通りに有る旧津和野町役場。
日原町との合併後は、町役場が日原町の役場に移ったので、現在は出張所になっています。
掘割の中の鯉と私の足です。
遠近法を無視する鯉の大きさで、大きい物では1mあろうかと言う
「信じられないサイズ」
の鯉が何匹も泳いでいました。
あれを見ると「50年生きる」と言っていた米屋さんの御主人のお話も納得です!
鯉は、寒さで一箇所に集合!
橋の下の方が暖かいのかな?
水中も、皆で寄り添って「押しくら饅頭」をしている方が暖かいのですね。
殿街通りの先には津和野川が流れています。
橋の手前には鷺舞の銅像が。
因みに左端は「偽者の鷺」⇒「詐欺」ですのであしからず。
橋の手前、右手の川沿いを数分進んだ所に五大稲荷の太鼓谷稲荷に向かう階段が有り、本殿に向かう階段に名物の千本鳥居が架かっています。
5.【朝食その③ 美松 ~2度有る事は・・・~】
階段の参道に向かう途中に有るのが「御食事処 美松」。
お稲荷さんが有名なお店で、参拝の前に購入しようと思っていました。
途中で食べるも良し、津和野から萩へのバス中で食べても良いと思っていましたが、朝食がトースト1枚ずつと「軽かった」ので、お稲荷さんを腹の足しにする事に決定。
然し、お店の前で見た物は・・・。
「只今準備中」
「・・・」
「我々は津和野から嫌われているの?」
「下調べをしても、此れでは意味無いなぁ」
と、2人して呆然。
すると、店内から複数のお弁当箱を持った男性が出て来ました。
「準備中なのでは?」
と尋ねると、
「私が入る時には営業中で、私が分で売り切れたから準備中にしたんですよ」
との事。
「あと一歩だったのか・・・」
「本当に何処迄もついてないねぇ」
と更に落ち込む2人でした。(旅行記 その③に続く)
※(旅行記 その①はこちら)
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