2008-02-29 14:59:34
萩では冨田屋旅館と言う宿に宿泊。
橋本川沿いに有る小さな旅館で、目の前が川と言う広々とした展望の場所に有りました。
此れが泊まった部屋。
障子の向こうが橋本川ですが、寒さ対策か二重窓になっていました。
此れが夕食。
地元で獲れた魚が中心の食事でした。
フグも登場。
下関からは距離が有るので、フグは期待していなかったのですが、一品料理とは言え、フグを食べられたのは嬉しかったですね。
サザエも登場。
他にも都心のスーパーでは見られない魚や、この地方では呼び名の異なる魚等、非常に興味深いメニューの数々でした。
唯、メモを取らなかったので、食べる際には此れが何の魚なのか分からない状況に。
折角頂くのですから、其れが何なのかを理解した上で食べたかったですね。
此れが翌朝の朝食。
定番の鯵の開きですが、漁港を有する街の鯵と言う事も有り、美味しかったです。
萩は蒲鉾でも有名な地。
残念ながら蒲鉾屋さんは、今回の行程では行かない地区に有り、蒲鉾を食べる機会は無いと思っていただけに、朝食で出されたのは嬉しかったですね。
部屋の窓からの眺め。
橋の袂に有る宿で、難を言えば橋から降りる大型車のガタンと言う振動が伝わってくる事かな。
でも、広々とした眺めで気分の良い部屋でした。
宿で自転車を借りて萩の散策を開始。
商店街を抜けて旧市街地へ向かいます。
左右に垂れ下がっている黄色い布には方言とその裏にその意味(答え)が記されています。
旧市街地は町のやや海よりの地区。
武家屋敷や御用商人の屋敷が建ち並ぶ場所で、観光名所にもなっています。
此れは木戸孝充の旧宅。
周囲には伊藤博文ゆかりの地等、萩藩だけでなく、明治維新後に活躍した人物にまつわる建物が有ります。
そんな一角に有る喫茶店、異人館に立ち寄りました。
旅館では珈琲には縁が遠いので、
毎朝珈琲を飲む我々は
「珈琲が飲みたいねぇ」
と丁度話していたのです。
このお店はガイドブックに載っていますが、別に気に留めておらず、たまたま見せの前を通り掛ったのです。
「こんな所に有ったんだ」
「丁度良いタイミングだねぇ」
何て話をしながら立ち寄る事に。
カフェオレとカプチーノだったかな?
大手チェーン店以外の喫茶店に入るのは久しぶりでしたが、そう言ったお店の珈琲は矢張り美味しいですね。
旧市街地の古い家屋は、人が住んでいない「資料館」になっている物と今でも使用されている物が有ります。
中にはお店になっている建物も有り、このお店は常に人手混雑していました。
此れは御用商人の住まいであった「菊屋家住宅」。
国の重要文化財に指定され、現在では一般開放された資料館になっています。
菊屋家住宅脇の横道を入りました。
その先に有るのが軒先に焼き物が並べられたお店。
椿庵は、萩焼の多くの窯元の作品が販売されているお店。
女性2人が客の対応をしており、豊富な知識と窯元に関する豊富な情報で親切丁寧に対応して頂きました。
カミサンは花瓶とカミサンと私、両方の親用に湯呑を購入。
その先には高杉晋作の旧宅も有ります。
有名どころの家が建ち並ぶこの一角は、現在の成城や田園調布と言ったところでしょうか?
鍵曲(かいまがり)も見物しました。
鍵曲は、敵襲を想定して高い土塀に囲まれた道をわざと見通しが利かない様にクネクネと曲げている道です。
鍵曲は、広いお屋敷(萩藩の重臣達の屋敷)の間に有るのですが、現在の萩の中心部からも大通りからも離れているので、とても静かな場所です。
そんな藩の重臣達の屋敷の中で見学が出来る口羽家(くちばけ)住宅に立ち寄りました。
写真は表門で、門番が居住出来る「長屋門」と呼ばれる構造になっています。
萩に残存する長屋門では最大の物との事。
此れが長屋門の内部。
門番が控える和室が有ったり、厩が有ったりと、門と言うよりも家と言った感じです。
此処は今でも人が住んでいるお屋敷で、管理・維持の苦労について教えていただきました。
広い庭もこの時期は落ち葉掻きが大変との事。
現在では屋敷や庭を潰して夏みかん畑にする家が増えているそうです。
庭の木々の先は川になっています。
その先に河口も見え、何とも広々とした良い景色です。
どう言った暮らしがなされてきたのかなと想像を膨らませていました。
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