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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

4度目の正直! 久々の富士山 ~秀麗富嶽12景・牛奥雁ヶ腹摺山 2017.5.3(水)~

2017-05-03 22:16:06 | 山歩(さんぽ)2017

 大菩薩山塊に行って来ました。
大月市が制定した「富士山が綺麗に見える山」と言う秀麗富嶽12景の山々を巡る為です。


 JR中央本線の甲斐大和駅で降り、バスでスズラン昆虫館前で下車。

 「険しい谷間に道路とペンションと昆虫館が有り、裏は渓谷」

と言う光景を想像していたのですが、其れまでに通ってきた道と異なり、

 「平らや緩やかな地形の部分が広く、ペンションと広い駐車場と昆虫館に道路、バス停とその裏に緩斜面の山」

と言った場所でした。

 写真は今回も同行しているミニペン太達。

背後に見える赤い屋根の建物がペンションスズランで、中央の奥にぼんやりと見える白い屋根の建物がレストラン。
写真には映っていませんが、その左手に昆虫館が有ります。 


 左は色々な種類の木が生える広葉樹林、右は松林。
植林されたのか松のみの森。

 柵に囲まれた広大な伐採地。
チョット異様な光景。
随分と緩やかな斜面なんだね。
今後植林されるのだろうなぁ。
訪れる度に変わっていく光景なのだろうから、貴重な眺めかと。


 猿の腰掛にて。
猿の腰掛は、ミニペン太達にとっては丁度良い休憩場所。
 「此処は・・・」
地図を入念に確認する子。
 「良い天気だなぁ~一眠りするか」
 「何処かにキュウリはえてないかなぁ~」
皆思い思いに楽しんでいます。
 

  エイザンスミレ。
スミレは多く咲いていました。
地面がカラッカラに乾燥しているので、様々な草花が生い茂る…と言う状態では無かったですね。

 柵沿いに歩いていきます。
植林されて木々が成長すると、この風景は大きく変わるんだろうなぁ。
今は明るい日向の道です。
チョット暑い位だったなぁ~。

 竜胆を発見。


 ヤドリギは、実を付けていました。

 日川林道に到着。
向かいの斜面を登っていきます。

 此処からの眺めが非常に良い。
山梨の山々がパノラマ写真の様に良く見える。


 目の前に巨大な岩が。
何か名前が付けられていてもおかしくない大きな岩だなぁ~。

 岩を回り込むと岩の上に上る道が現れ、「パノラマ岩」と記された物が。
岩の上からは、先程の日川林道よりも遥かに良い眺めが。

 富士山、木曽駒ヶ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、農鳥岳・・・テレビで見た山々がズラッと勢揃い。

 ミニペン太達は、木に登って記念撮影。

 牛奥雁ヶ腹摺山の山頂直下は、立ち枯れの森が。
酸性雨?酸性霧?松くい虫等?鹿の食害?
何が有ったのかな?

 山頂に到着。
少しぼや~っと白くなっているので、写真だと遠く景色が分かり難い。
でも富士山がド~ンと見えました。

 ここでのんびり昼食。
漸く大菩薩山塊の山頂で富士山を見る事が出来ました。
確かに見事な景色で・・・。

 湯ノ沢峠に向かって南下します。
向かいの山の中央に白い点が複数見えますが、雪です。
沢?窪地に雪が残っているのです。

 川胡桃沢の頭。
日向の草原で、日差しが暑い。


 この先の尾根道は苔と倒木が多い。
幹を鹿に齧られた木々ばかりで、立ち枯れや倒木の原因は鹿に因る物なのかな?

 大峠の分岐。
昨年のお盆休みに大峠に行った時の事を思い出します。
黒岳山頂は直ぐ先。

 黒岳山頂。
狭い山頂で、周囲は木々が生えているので、眺望は望めません。

 オオルリの雌。
ちょっと分かり難いかな?
中央の枝に居る黄緑色の丸っこい鳥です。



 三千院で見た童地蔵の後姿の様な岩を発見。
苔の坊主頭と言う感じの岩です。


 苔の坊主頭に見えませんか?


 前に行くとこんな姿。
こっち側は苔が無いんだね。
顔の様には見えないか。




 緩斜面の森。
ちょっと気になり、少し散策。
休憩や散策に良いです。


 地面にはバイケイソウの芽が。

 「雰囲気の良い場所だなぁ」
と思ったら、『やまなしの森林100選 黒岳の広葉樹林』と言う看板が。



 奈良の石舞台古墳を思い出す様な岩が。
岩のテーブルとか、石棺の蓋の様に見える。

 遠くに富士山が。
開けて周囲の山々が見えて気持ちが良い。


 霞んでいるけれど、富士山の裾が左右共良く見えて綺麗だ。


 写真右手、真っ直ぐ下って行くのが正しい道なのだけれど、左手を見ると写真の様な道が。
何処に延びる道なのかな?
あの石の上で休憩…気持ち良さそう♫
時間が有れば寄り道したいのだけれど…。


 乾いた地面を下っていく。
芽吹きには未だもう少し。
丹沢や小仏山塊とは随分と季節の進み具合が違う。



 湯ノ沢峠近く、登山道横に転がっていた電柱。
平成8年だと未だ『大和村』だったんだね。
木製の電信柱も懐かしいけれど、此れは「大和村時代の遺構、遺物」だね。

 この近くで、登山道の直ぐ横に鹿の死骸が。
雪に覆われていた時期に餓死や怪我等で死んだのか、春先に死んだのか分からないけれど、子鹿ではなくそこそこ大きな個体。
雪崩の犠牲ではないようだけれど・・・。

 湯ノ坂峠の避難小屋。
2人の宿泊者の方が水汲み等の宿泊準備をされていました。
この避難小屋か湯ノ坂峠に車を止めての車中泊かで、ゆっくりと山歩きを楽しみたいなぁ~。


 水場近くのクリンソウ。
今年も無事芽を出していました。
開花時期に訪れたいなぁ~。


 水場。
明日のお茶と珈琲用に空っぽになったペットボトルに水を汲んでいきました。


 山延胡索(やまえんごさく)
淡い青紫。
スッと伸びた茎の先に多数の細い花が。
花の少ないこの時期に葉目立つし、淡い色なのに鮮やかに見えます。

 ネコノメソウ。
沢沿いに多く咲いていました。
沢沿いに咲く花の中では比較的早い時期に咲くんだね。
淡い黄緑が輝いてました。


 ハシリドコロの花が丁度最盛期で、此処から下の斜面で沢山咲いていました。
他の植物よりも芽吹きも早いんだね。
猛毒の植物で、触った手で眼を触るのも駄目との事。
もっとじっくり観察したいんだけどなぁ~。


 湯の沢の終点。
苔に覆われ、植物も豊富な湯の沢は我々2人とも好きな場所。
 「あ~ぁ、此処で終わりか」
 「これからは林道歩きか」
と、そんな気分。
次に訪れるのは何時かな?
木々が芽吹き、山が緑に覆われた時期に訪れたいな。


 木賊集落のお社。
どの位昔から有るのかな?
近年建て替えられてのは分かるけれど、昔から集落の人々と共に有ったのだろうなぁ。


 ヒトリシズカ。
咲き始めで、艶々しています!


 木賊の廃集落に。
車や崩れかけた家々が。
此処を通る度に過疎化や少子化、公共事業が主の地方振興策の結果…と言う物を色々と考えてしまう。


 ヤマザクラが満開。
廃集落近くのカーブに生えているヤマザクラ。
集落の人々の目を楽しませていたのかな?


 廃屋の前には、今年も水仙の葉が青々と・・・。
住む人は居なくなっても、見て楽しむ人は居なくなっても変わらず芽を出し花をつける花々。
人々が生活していた往時を想像させる数少ない痕跡です。



 キブシの花。
奥高尾や丹沢だと2月や3月の冬の終わりに見られる花。
此処では5月か・・・。
こんなにも季節が違うんだなぁ~と、ちょっと驚き。


 甲斐大和駅のホーム。
甲州鞍馬石の灯籠が立っています。


 お土産の『うらじろ麺』。
オヤマボクチを繋ぎとして使用した麺。
ヨモギの代わりに草餅にも使用されるので、もっと香りが強い物かとおもったら、そうではないんだね。
香りは分かり難かったなぁ。






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