山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

小鍛冶で大鍛冶じゃぁぁ

2006-05-21 16:58:19 | Weblog
 土曜日曜とそれぞれ数時間ずつ、鍛冶仲間よりいただいた卸鉄を鍛えてみた。
 しかし一発で玉砕。木っ端みじんこに散りました。さしあたって、微惑星の衝突粉砕みたいな状態であろうか?
ともかくとして、崩壊しないように注意深く叩いたつもりではあるが、叩く端からひび割れ、そして崩壊(涙)
がんばって、とにかくまとめても小さい鉄片にしかならず、これらをいかにまとめるか。それが来週の課題であります。
 画像にある何やら白っぽいのは、これ加熱したての卸鉄。金床に乗っとるのはコークスではありません。粉砕した
卸鉄の欠片達です。(滝涙)
 卸鉄、というのは古鉄をリサイクルして作った鉄材。まるでジャガイモ、あるいは軽石のような状態が多い。


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3 コメント

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やはりバラバラでしたか・・・。 (大和守祥易)
2006-05-21 19:49:12
満足な卸し鉄でなく、誠に申し訳ございません。



私も同じような状態でした。

比較的良く残った塊を四角くし、まとめたものが、私のブログ・今年4月2日付の鉄です。



バラバラになった鉄は、一度平らに伸ばし、水打ちをしたあとで、(通常鉄と鋼をつける)鍛接時よりもずっと高い温度で熱し、泥(泥水)や鍛接剤等を使用すれば、くっつくかもしれません。(1回だけ成功しました。)

通常の沸かしづけでは、ちょっと難しいかもしれません。(私の技術がないだけかもしれません。)



私の経験上、鍛接というよりは、溶かしてくっつける感覚に近かったです。



それでもダメでしたら、捨ててください。

再度卸し鉄に挑戦します。(材料がうなってますので。)
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おっと、言い忘れました。 (芝宮祥道)
2006-05-21 19:57:04
卸し鉄をまとめ、鍛える時は、通常の鍛造温度よりも高め(鍛接温度くらい)でやってみてください。

ポロッと崩れる確立が少なくなります。

同時に、叩きながら、液状化したノロ(鉄滓)が鉄の中から飛び出してくることもあります。

飛び出たノロで随分火傷したり、作業服に穴が開いたりしました・・・。
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すんませんすんません。 (大和守祥易)
2006-05-21 20:14:41
「芝宮祥道」は私のもうひとつのハンドルネームです。(恥)

失礼いたしました。
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