山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

仕上げ研ぎに入った小刀

2012-06-04 22:36:06 | Weblog
仕上げ研ぎに入った小刀


 第一作目の小刀の状況。仕上げの段階に入りました。なかなか刃がつかなくてイラついたりもするけど、
無心に裏面を研ぎ、240番手の大村砥石から始めてキング砥石の1200番、そして天然砥石でもってようやくこの状態。天井が映りこんでいたりするけど、実際は斜めに砥石を当てた傷があって鏡面にはなってません。天然砥石と人工砥石の違い。あるいはダイヤモンドヤスリ、ダイヤモンド砥石と大村砥石の違い。やってみてわかったことは、人工にしろ天然にしろ砥石面の修正が必要になってくること。減り方も全く異なるけど、気づいたとき
真ん中が弓なりに減っておるとおもいますが、これでいくと刃物の刃は丸くなるばかりで鋭くはならなくなります。
 そのため、砥石面の修正をかけることになるのですが、別の砥石専用の砥石を一つ、別にして置いてます。
 私は朝日虎の石工用金剛砥石(カーボランダムの黒砥石)粒度80番手という荒いものです。
 べつにそんなに荒くなくても240番程度の荒砥石でいいのですが、同じ番手の荒砥石があるためと、荒い分だけ早く修正がかけられるといことでそうしてます。仕上げ砥石、中砥石あたりは240番程度の荒砥石でいいと思います。
 もっと荒っぽくするならば、平面に打たれたコンクリート床、もしくはブロックでもできます。
 
 次回は、ちょいと恥ずかしいけど、実際に使っている砥石を掲載する予定です。
 天然砥石、人工砥石それぞれの研いだ時の感覚など交えてみようかと思ってます。

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