鍛冶作業するにあたって、昔ながらの火壷方式の炉および卸鉄専用炉の羽口(はぐち)の形状について。
木炭といえどもコークスよりは火力は弱い。されども羽口(はぐち)付近は高温になり最低でも1300度
内外には達すると思われる。
鉄管を用いて羽口にすると、肉厚のあるものはまだしも薄いとたちまち融けてしまってどうにもならない。
そのために、粘土で作ってやるとよい。鉄管よりは耐火性があるし、鉄管が融けるよりも先に犠牲になってくれる。
材質は、焼きもん作る粘土で、そう焼き締まらない童仙坊(どうせんぼう)か白鍋土にコークス粉あるいは焼け土を混ぜて
作り、素焼きにする。
図の寸法はかなりでたらめなので参考にもならないが、使用される鉄管の径等を考慮してそのつど大きさを決めて製作
するとよいと思います。なお、粘土は焼けると熱収縮でかなり小さくなります。鉄管にはまらない場合も出てきます。
鉄管との接合は粘土で合わせて下さい。
やーっと「ドウセンボウ」の意味がわかりました。
粘土で羽口ですね。本格的ですね。
(羽口は遺跡以外で見たことないのですが・・・。)
取り寄せが出来次第、やってみたいと思います。
情報ありがとうございました。
なかなか苦労されておられるようで。
耐火セメントの類いは、急激に乾燥させると収縮であっつうまに
崩壊します。
値はものすごう張ってしまいますが、熱硬化耐火モルタルが
うってつけかもしれません。熱を加えんと固まらないという難点は
ありますが。
いずれにせよ、羽口にしても炉にしても内部構造に角を出すと、
そこから融けてまいります。羽口の開口部分は特に高熱にさらされる
ためなおさらです。(灰をかぶると、融点が下がって融けることもある。)
炭は角を立てんといかんですが、炉は円く円く角を立てないことです。