分娩費用自己負担なし

2024-06-27 14:35:05 | 日記

今朝の毎日新聞のトップは

<<分娩費用自己負担なし>>

今 出産費用の全国平均額は22年度で

約48万2千円。東京都では約60万円という。

 

分娩の費用がゼロになるのは

大賛成だけど、

それだけで子供をもう一人、二人

と産もうとはならないと思う。

育て上げるのに

どれだけの費用がかかるか。

大学卒業までを考えると

躊躇するのは当然のこと。

 

昭和54年頃だった。

やっと産婦人科医院での

医療事務と窓口勤務にも慣れてきた頃。

 

一人のお母さんを思い出す。

たしか

3人目を出産されたんだと思う。

可愛い男の子でした。

 

入院五日目くらいだったか

 

母親:『院長先生、

誰かこの子を養子にもらってくれる人

紹介してくれませんか?』

 

院長:『どういうこと??』

 

母親:『育てられないです、いらない子なんです。』

・・・なんて

残酷な言葉なんだろうと、

唖然とした記憶がある。

 

院長先生は、もちろんお断りになって、

彼女と子供は退院して行きました。

 

彼女は、

私から見ればごく普通の女性で、

普通のお母さんに見えました。

これからの子供の将来のことを

心配し

考えるが故に

自分が育てるより

幸せになるように願って

「どこか養子に・・・」、

という言葉だったのでしょう。

 

後に、自分が母親になり、

子育てをする中で、

お金の心配にも直面しました。

「手がかからなくなったら、お金がかかる。!!」

と、先輩ママ達から、よく聞きました。

ホントにその通りでした。

 

今 YouTubeなどで、

若い方々が資産形成や、投資や、

節約の動画をあげてらっしゃるのを見て、

素晴らしい!!と

感心しきりです。

(昔 私にもそんな知識と

情報を取りに行く

という意欲があれば、

違った今があったかな~?)

 

・・・・・

あの時の男の子は

もう45歳くらい

どこかでバリバリと仕事をして

可愛い子供の

パパになっているかな・・・