今朝の毎日新聞のトップは
<<分娩費用自己負担なし>>
今 出産費用の全国平均額は22年度で
約48万2千円。東京都では約60万円という。
分娩の費用がゼロになるのは
大賛成だけど、
それだけで子供をもう一人、二人
と産もうとはならないと思う。
育て上げるのに
どれだけの費用がかかるか。
大学卒業までを考えると
躊躇するのは当然のこと。
昭和54年頃だった。
やっと産婦人科医院での
医療事務と窓口勤務にも慣れてきた頃。
一人のお母さんを思い出す。
たしか
3人目を出産されたんだと思う。
可愛い男の子でした。
入院五日目くらいだったか
母親:『院長先生、
誰かこの子を養子にもらってくれる人
紹介してくれませんか?』
院長:『どういうこと??』
母親:『育てられないです、いらない子なんです。』
・・・なんて
残酷な言葉なんだろうと、
唖然とした記憶がある。
院長先生は、もちろんお断りになって、
彼女と子供は退院して行きました。
彼女は、
私から見ればごく普通の女性で、
普通のお母さんに見えました。
これからの子供の将来のことを
心配し
考えるが故に
自分が育てるより
幸せになるように願って
「どこか養子に・・・」、
という言葉だったのでしょう。
後に、自分が母親になり、
子育てをする中で、
お金の心配にも直面しました。
「手がかからなくなったら、お金がかかる。!!」
と、先輩ママ達から、よく聞きました。
ホントにその通りでした。
今 YouTubeなどで、
若い方々が資産形成や、投資や、
節約の動画をあげてらっしゃるのを見て、
素晴らしい!!と
感心しきりです。
(昔 私にもそんな知識と
情報を取りに行く
という意欲があれば、
違った今があったかな~?)
・・・・・
あの時の男の子は
もう45歳くらい
どこかでバリバリと仕事をして
可愛い子供の
パパになっているかな・・・