満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

なぜ、三谷幸喜の映画が面白くないんだろう?

2016-01-23 18:07:36 | 日記
日本百名水 奥秋吉の湧水地


以前から気になっていたことがある。三谷幸喜さんの監督映画である。たとえば、
「ラヂオの時間」、「THE有頂天ホテル」などである。有頂天ホテルは配収60.
8億円と言うから、日本映画にすれば大ヒットに違いない。


しかし、だ。自分がこの映画を見ると、まったく面白くなかったのである。出て
くる俳優は実力者ばかりで、豪華絢爛だったが、全く笑えないどころか、見るの
が苦痛になってきた。それで、三分の一を見たところで消してしまった。


俺の感覚はいったいどうなっているのだろう?配収60億円の映画がおもしろく
ない訳がない。年齢による現代感覚が劣化したに違いないーそう思って、「ラヂオ
の時間」を見たら、やはり同じ結果で、こちらは開始早々10分ぐらいでオフにし
てしまった。

友人に聞くと、「気にしない方がいい。笑いのツボが違うのだろう」という意見
だったが、その友人は、「面白い作品もある」という話。でも、代表作がこれで
は…と他の映画には、まったく興味がなくなった。

興味がなくなったどころか、「清州会議」や、「ステキな金縛り」のポスターを見た
だけで嫌悪感が出てくる始末。「ステキな金縛り」でざんばら髪の西田敏行を見てイ
ラッとし、「俺はこんなに偏狭な男だったのか?」と、びっくりした。「釣りバカ日
誌」の西田敏行は大ファンである。


それ以来、「俺は至ってノーマルな男やで」と聞かされていた当時の彼女が、「や
っぱり、ね」と微笑んだ。なにが、やっぱりねだ、とへそを曲げた覚えがある。

でも、三谷幸喜さんの映画はどこが面白いのだろう?誰かツボを教えて!

ベッ●ーで一言、80%の自信度?

2016-01-21 20:13:04 | 日記


たとえば、今話題のベッ○ーはどうなんだろうと思う。話は決まっている。
ベッ○ーがあの男に惚れて、グループの入り待ち、出待ちをし、親しくな
った。やがて飲み会にも出席し、頻繁に顔を会わせるようになった。男は
ベッ○ーの本気度を知り、男の本能のまま行動した。


その後、男は、「俺には妻がいる」と告白したが、もう歯止めは効かなか
った。ベッ○ーはめくるめくセックスと、男の口説き言葉に酔いしれ、
幸せの絶頂を感じた。男も、「俺はあのベッ○ーとやっている!」と、
自信を持った。男の本能としては、クライマックスの状態である。それま
では、ベッ○ーは異次元の女性だと思っていたが、彼女が自分に惚れてい
ることを確信し、男は有頂天ホテル?になった。


普通は、奥さんがいるのに相手の実家には行かないだろう。しかし、
彼が実家に電話すると、「うそっ、あのベッ○ーが家に来る!」と
いうことで両親もびっくりしたと思う。彼は得意満面、ベッ○ーも
惚れている弱みで彼の実家に行った。


しかし、ここで週刊文●の査察が入った。「ベッ○ーさん、あなた、
なにをしているの?」である。ベッ○ーは我に帰ったが、悔いはな
かった。ただ、事務所に帰ると、CМや、スケジュール調整に頭を痛
めた。ベッ○ーは事務所の稼ぎ頭である。彼女の稼ぎで生活している
人がたくさんいる。

一番の稼ぎはCMだった。だからすぐに記者会見を開いた。でも、
世間は甘くなかった。本当にすみません…と頭を下げたが、誰も信用
してはくれなかった。うーん、やっぱり駄目だったか…とベッ○ーは
思い、苦笑している…。でも、この嵐が過ぎたら、彼と一緒に…。
ベッ○ーは、あきらめていない!

自分なりに予測したけど、これは80%以上の正解率だと思う。ベッ○ー
が惚れてこの顛末だということは間違いないだろう。すべてベッ○ーである…
と思う。そう、80%の確率で。



山陰のローカル電車、グルメ旅③

2016-01-20 19:44:51 | 旅行

写真は、日本100名水、奥秋吉の別府弁天池の湧水池


旅の終わりは山口県である。山口県は、初代の伊藤博文から始まり、
現在の安部晋三さんまで8名の総理大臣が出ている。俺は山口県で育
ったが、小学生のころ、「道路の舗装率は、東京、大阪に次ぎ、
日本第三位」と教えられた

確かに、これだけ総理大臣を輩出していれば、地元還元で道路は良く
なるだろう。昔の政治家はそれが第一の公約だったのだ。山陽新幹線
ができた当時に、新岩国、徳山、小郡、下関と、4つもの駅を作ったのも、
政治の力ではなかったと思う。


山口市内にある湯田温泉は初めてだった。湯田温泉は、早世した詩人・
中原中也の故郷である。実際、宿泊したホテル(ユウベルホテル松政)か
ら3分のところに実家があった。中学の国語に中原中也の詩が掲載されて
いたが、稚拙な感じがした。自分でも書けそうな気がして、しばし創作し
たが、詩を作れば作るほど中原中也の世界から遠ざかった。若さとは、
無知で怖いもの知らずだったと、笑うしかなかった。


宿は大型ホテルで、温泉は掛け流し。「ふく三昧コース」を選択した。
山口県は下関がふぐの集積場と言うことでてっちりの本場である。大阪
がもっとも大きな消費地だが、とらふぐ煮こごり、白子の粕漬けなど、
大阪でも珍しい料理があった。今回は初日が蟹のフルコースであり、
グルメ三昧の旅だったが、さすがに
同行の先輩方は満足していたようだ。

最終日は秋芳洞、秋吉台の観光だったが、バスを待っていると50過ぎの
お兄さんに声を掛けられた。「秋吉台ヘ行って、新山口まで戻った場合
のバス代は合計2500円。それならひとり3千円で、秋芳洞や、秋吉台の中
のコース、さらに日本百名水の奥秋吉までガイドします。もちろん、
新山口までお送りしますよ」という誘い。これは悪くないなと思い、
そのお兄さんの車に乗った。


最初は少し怪しい男だなと思っていたが、これが親切で、ガイドぶりも
プロはだしだった。バスならバス停周辺しか歩けないが、広大な秋吉台
の中をドライブし、博物館まで連れて行ってもらった。最後は、日本百
名水の『別府弁天地湧水」に行き、ブルーのグラーデーションに感激し
た。観光的にはこれがハイライトになり、皆さん大満足の締めくくりとなった。


初めて車を使わない(運転しない)旅だったが、雪道や山道のプレッシャ
ーがなく、全員がのんびり過ごせて、本当にいい旅になった。次ものん
びり旅をしよう…と、思っている。

島根県は秋田県と競う色白美人の宝庫。確かに美人が多かった!暇な方はぜひ島根県の旅を(笑)







     









山陰のローカル電車、グルメ旅 ②

2016-01-18 19:36:54 | 旅行


温泉津温泉(ゆのつ)は、石見銀山が世界遺産に登録されたときによく紹介されていたが、
現在は知る人ぞ知る温泉マニア憧れの温泉地となっている。効能豊かな茶色っぽい温泉は
確かに魅力的だが、漁港がすぐ近くなので、四季の海産物もうまい。料理も頑張っている
と思った。


ただし、田舎なので、電車の本数が少ない。次の朝は9時9分の快速に乗った。これを逃すと、
目的地の津和野まで行くには、11時44分発しかないのだ。ここからまた日本海を眺めながら
のローカル線の旅が始まった。



快速は2両編成で幾分余裕が感じられたが、ワンマンカーには変わりない。のんびり、ゆったり、
車窓から曇天、荒波の日本海を見ながら一時間半、その間は、何も考えず何も食さず、無の状態
になった。まるで、「禅」の修業をしているような心地よさだった。


江津、浜田と通り過ぎ、快速の終点益田に到着。40分の待ち時間は駅前でコーヒーを飲み、山口線
の電車に乗り替えて、12時前に津和野に着いた。津和野は完全にシーズンオフで、霧雨が降る駅に
降り立ったのは他に夫婦ひと組だけだった。


我々は、まずは昼食だった。この街に親類がいると言う先輩の案内で、駅から徒歩10分の蕎麦屋に
行った。お目当ては「黒いなり寿司」だった。メニューを見ると、そば定食に黒いなり寿司が三つ
ついており、全員がそれを頼んだ。確かにいなり寿司はうまかった。この地を訪れた時は、お薦め
である。駅近くの観光案内所で、グルメマップをもらえる。


その後、殿町通りを歩いた。津和野のシンボルともいえる道横にある堀の鯉は、冬の寒さ、水温の低
さで、流れの中で群れになってじっとしていた。鯉とてシーズンオフで活動していないのだ。有名な
「源氏巻」を売る菓子本舗も開店休業状態である。それでも、津和野は、山陰の京都と言われるだけ
あり、美しい街だった。今度は、陽光きらめく時に来て、森鴎外資料館や、日本三大稲荷神社を訪れ
てみたい。


この後、特急スーパーおきに乗って、山口市の湯田温泉に向かった。いよいよ、山陰の旅は、後半にさしかかった。



山陰のローカル電車、グルメ旅

2016-01-17 08:49:33 | 旅行


久しぶりに旅をした。先輩5人との「6人会」である。皆さんは年金受給者であるが、
過去の栄光で、非常勤役員などの報酬があるらしい。非常勤役員?なんじゃそれ?と
聞くと、会社を組織するには役員の数が必要で、そこに名前を連ねている。給料は新
入社員並だが、それでもちょっとした小遣いになる。なんともうらやましい限りではない



俺は海外旅行よりも国内旅行が好きで、2年前、会社からご褒美の台湾旅行をパスした
ことがある。総務の方は、「辞退するのですか?もったいない。無料で、小遣いもつい
ていますよ(3万円)…」と聞き返してきたが、パスポートが切れており、申請するのが
煩わしかった。別に意固地になっているわけではなく、今でも、フランス旅行が無料と
言われても辞退すると思う。外国には興味がないのだ。



今回は、一泊目が島根県の温泉津(ゆのつ)温泉で、二泊目が山口市の湯田温泉だった。
初日は大阪から新幹線で岡山へ、そこで特急やくもに乗り換え出雲へ。さらにローカル線
で温泉津へ、なんと5時間半の電車旅である。これは少し長すぎるかなと思ったが、まった
く車を使わない旅程が好評だった。特に、出雲から温泉津の一両ワンマンカーに揺られ、
日本海の荒々しい海を眺めての旅は、「いいねえ、情緒があるねえ」と、好評だった。




宿は「輝雲荘」で蟹のフルコース。日本海産の蟹を食べられる最西端の宿だと思うが、温泉、
料理、おもてなしと最高だった。宿に到着すると、すぐに着替えて温泉マニア垂涎の「元湯」
に入浴したが(他の5名は薬師湯に行った)、そこに地元の漁師さん6人が入っていた。俺はほと
んど人見知りしないから、「熱い湯ですね~」と言うと、「こっちへ来て。ここが比較的ぬる
いから~」などと親切にしてもらった。地元の方たちとの語らいが国内旅行の醍醐味である。



蟹三昧のコースは22、000円だったが、見た感じは、刺身、ゆで蟹は地元ブランドで、焼き蟹、
鍋は外国産だと思った。しかし、値段を考えれば、大満足で、しばらくは会話の少ない(笑)
宴会となった。この宿の一番の売りは「おもてなし」ではなかったか。スタッフの気遣い、
奉仕は心がこもっており、本当に気持ち良く滞在できた。



おもてなしの素晴らしさ…これが国内旅行が好きな要因である。---次は津和野、山口湯田温泉、秋吉台へ。