私は子供の頃からスポーツとは、とんと縁のないタイプでございます。
なまくら水泳とヨガだけは、長年の習慣で生活の一部となっておりますが、あとはお稽古をするか、本を読んだり何か聴いたりするくらいでございますので、ほとんど座りっぱなしの毎日・・・。大好きな邦楽の世界にどっぷりと浸ってノホホンと日々を過ごしております。
そんな私にもチト思うところがございまして、たまには異文化を体験してみるのも一興かと、以前から興味のあったフラメンコ(と申しましてもスポーツジムのスタジオプログラムでございますが)に初挑戦をしてみましたところ、それがピッタリ狙い通りの面白さです。
ナルホドふ~んな体験をいろいろとさせていただきました。
まず、1,2,3,1,2,3,1,2,1,2,1,2,という12拍子。基本的には足を後ろに蹴ってステップを踏みます。蹴っていない足はしっかりと床を踏みしめていなければなりません。ステップのたび、肩は動かさず腰だけをくねくねさせます。身体が右を向いているときにはお顔は左というように反対の方向を向きまして、顎を引いて下を見ます。その時、これ以上辛い人生はないと言わんばかりに眉間にぐっとシワを寄せることが出来れば、もっと感じがでます。手は、思い切り肘を張って手首を折り(でもタイやインドネシアの踊りほどには曲げません)、くねくねと指を延ばしたり曲げたり致します。先生がときおり「ハー」とか「アー」とかいった合の手をお入れになるのですが、これがまたよろしい。
あぁ、これこそエキゾチックな異郷の音楽。
う~ん、楽しい!!!
おかげさまで、大層ごきげんな一時間を過ごさせていただきました。
ただ、たったひとつだけ残念だったのは・・・
壁いっぱいに張りめぐらされた鏡に写った私の客観的な姿が、足の運びといい、手指の持っていき方といい、あろうことか、どこからどうみても、よくて盆踊り、もしかすると「どじょうすくい」を彷彿とさせるものだったということでございます。
眉間にシワを寄せるどころではございません。可笑しくて可笑しくて、吹き出しそうになるのを必死で堪えながらの楽しい初レッスンでございました。
あとでつくづくため息が出てしまいましたが、ピアニストですとかバレリーナですとかいったような異文化をなりわいとなさっていらっしゃる方々には、私共には想像もつかない程のご苦労が、さぞたくさんおありになることでございましょうね。
ところで、地球上には民族の数だけいろんな音楽と踊りがございます。コミュニティーの数だけと申し上げたほうがよろしいでしょうか。その中には普遍的な要素と、民族(地域)的な要素とがあり、そんなことを感じるだけでも大層面白く心躍る楽しいことでございます。異国の気候や歴史や生活に想いを馳せるとき、音楽は常にとても愛おしく感動的です。そんなワケで、私はどこかへ参りました時、そこのお国の地元の踊りや音楽を見たり聴いたりするのが大好きなのです。
才能の有無には頓着なく、これからも蛍のフラメンコは続きます。
いつの日か真っ赤な薔薇の付いたドレスに身を包んで踊る日が訪れるかもしれません・・・
なまくら水泳とヨガだけは、長年の習慣で生活の一部となっておりますが、あとはお稽古をするか、本を読んだり何か聴いたりするくらいでございますので、ほとんど座りっぱなしの毎日・・・。大好きな邦楽の世界にどっぷりと浸ってノホホンと日々を過ごしております。
そんな私にもチト思うところがございまして、たまには異文化を体験してみるのも一興かと、以前から興味のあったフラメンコ(と申しましてもスポーツジムのスタジオプログラムでございますが)に初挑戦をしてみましたところ、それがピッタリ狙い通りの面白さです。
ナルホドふ~んな体験をいろいろとさせていただきました。
まず、1,2,3,1,2,3,1,2,1,2,1,2,という12拍子。基本的には足を後ろに蹴ってステップを踏みます。蹴っていない足はしっかりと床を踏みしめていなければなりません。ステップのたび、肩は動かさず腰だけをくねくねさせます。身体が右を向いているときにはお顔は左というように反対の方向を向きまして、顎を引いて下を見ます。その時、これ以上辛い人生はないと言わんばかりに眉間にぐっとシワを寄せることが出来れば、もっと感じがでます。手は、思い切り肘を張って手首を折り(でもタイやインドネシアの踊りほどには曲げません)、くねくねと指を延ばしたり曲げたり致します。先生がときおり「ハー」とか「アー」とかいった合の手をお入れになるのですが、これがまたよろしい。
あぁ、これこそエキゾチックな異郷の音楽。
う~ん、楽しい!!!
おかげさまで、大層ごきげんな一時間を過ごさせていただきました。
ただ、たったひとつだけ残念だったのは・・・
壁いっぱいに張りめぐらされた鏡に写った私の客観的な姿が、足の運びといい、手指の持っていき方といい、あろうことか、どこからどうみても、よくて盆踊り、もしかすると「どじょうすくい」を彷彿とさせるものだったということでございます。
眉間にシワを寄せるどころではございません。可笑しくて可笑しくて、吹き出しそうになるのを必死で堪えながらの楽しい初レッスンでございました。
あとでつくづくため息が出てしまいましたが、ピアニストですとかバレリーナですとかいったような異文化をなりわいとなさっていらっしゃる方々には、私共には想像もつかない程のご苦労が、さぞたくさんおありになることでございましょうね。
ところで、地球上には民族の数だけいろんな音楽と踊りがございます。コミュニティーの数だけと申し上げたほうがよろしいでしょうか。その中には普遍的な要素と、民族(地域)的な要素とがあり、そんなことを感じるだけでも大層面白く心躍る楽しいことでございます。異国の気候や歴史や生活に想いを馳せるとき、音楽は常にとても愛おしく感動的です。そんなワケで、私はどこかへ参りました時、そこのお国の地元の踊りや音楽を見たり聴いたりするのが大好きなのです。
才能の有無には頓着なく、これからも蛍のフラメンコは続きます。
いつの日か真っ赤な薔薇の付いたドレスに身を包んで踊る日が訪れるかもしれません・・・