岩手県姫神山にある巨石とお花達

2014-03-04 13:58:09 | 

 2012年8月12日に登った姫神山の記録です。姫神山(1123m)の巨石群が懐かしく、今も思い出され綴りたくなりました。

姫神山を遠くから見るとこんな感じ(この写真だけは2014年3月9日の写真)

  地図のように一本杉登山口よりスタート。

雑木林の中を歩いて行くと、 

 可愛いキジムシロ?がお出迎えです。

少し歩くと幻想的な杉林群が広がり、 

ここには、姫神山の精英樹(まっすぐに伸び、病虫害にかかっていない木を精英樹と呼ぶ)スギとして展示していました。その中でもひときわ目立ったのが、

  名所「一本杉」。

 ときおり咲いているお花達。名前が分かりません

どんどん進んで行くと木の階段があり、 

5合目まできました。さらに進みます 

森にはホトトギスや車百合か姫百合?が咲いていました。

   6合目あたりから巨石が増えてきました。

 

これもまた巨石の群れです。まるで線刻石みたいです 7合目近くまで来たとき、巨石群に感動して写真を撮りまくっていたら、麦藁帽をかぶった凄い速さで登って行かれる登山者が、へーこらやっと登っている私達を颯爽と追い越して行きました   確か、この方が「登山できるときは毎日と言ってもいいくらい姫神山を登っている」と、下山途中再び出逢い、おっしゃっていたような記憶があります。毎日だなんて羨ましい限りです

  

更に進むと梯子がありました

梯子を登ると巨石があり  

夫が私の後に梯子を登りました

  お花達に癒されながら、 

 汗をかきかき、やっと8合目まで登りました 

さらに進むと、

これもまた立派な巨石に遭遇

 山頂まであと500m

 山頂まであと300m 

あっちもこっちも巨石がいっぱい 

  

 クワガタもいました      更に進むと視界が広がるはずだったのですが、厚いガスがかかり下界はあまりよく見えません。

 頂上近くになると、土場コースと岩場コースに分かれ、私達は土場コースを行きました。

   巨石を越えて行くには結構、足腰にきます

       山頂までの間、お花達がいっぱいでしたそして、

 やっと山頂に着きました山頂にある本宮神社です。まずは神様にお参りを。

   

   ご覧ください。この巨岩をこの巨石か、巨岩かどちらの言い方が適切か分からないですが、この2つの花崗岩の間に挟まり、少し佇んでいると、何やら恍惚とした優しさに包まれたような、まるで姫神山の女神に柔らかく包まれたような、言い方を換えれば、エネルギーをチャージしているような何とも言えない気持の良い、心身ともにあたたかな気持ちになり、これをパワーストーンと言うのでしょうか、すごく癒されたんです

この巨岩は姫神山のシンボル、さすがは姫神山ピラミッドと言えると思います。

それにしても、この花崗岩は誰が運んだのか?いやそれとも自然のままなのか?不思議ですねぇ 

以下も、山頂から見える景色とお花達です

            段々、視界が広がってきました。もう少し視界がはっきりすると、奥羽山脈にうねる八幡平、岩手山、早池峰山までもが見渡せる絶景を撮ることができたのに、また次回ということで  

 私達は、休み休み登ったので、約2時間かけて山頂に着きました。

姫神山は大好きな山なので、もう一度登りたいのですが、中々「うん」と言ってくれない夫を説き伏せて、今年こそはまた姫神山に行きたいです

 

ご訪問ありがとうございました♪

            姫神山全貌の写真は2014年3月9日のものです


冬の十和田湖と発荷峠

2011-01-27 21:50:52 | 

1月25日

八甲田山を降り、次に十和田湖と発荷峠にも行ってきました。

市街地から十和田湖方面を眺めると、十和田湖の周りには戸来岳(写真左側の山)や十和田山(中央の山)などの外輪山が見えます。十和田湖はその山々の奥に隠れるように存在しています。

 

八戸市から十和田市経由で102号線沿いにある奥入瀬渓流を通り、十和田湖の玄関口といわれる子ノ口(ねのくち)に着き、十和田湖を眺めます。

左側に御倉半島が少し見える。   

 

 休屋を過ぎて十和田湖を眺める。

発荷峠(631m)展望台から十和田湖を眺める(赤い色の四角く囲んだ場所が現在地)と、下記のような眺めが広がります。

   

 手前に中山半島が見え、その奥に御倉半島が見える。中山半島の真ん中辺りに十和田神社があります。

 

発荷峠は秋田県側にあり、十和田湖は青森県と秋田県の県境に位置して、青森県から秋田県への発荷峠越えは通行可能でも、冬の山越えは勇気がいります。

 発荷峠展望台から登ってきた道路を眺める。 

ここでUターンをし、 

十和田湖子ノ口付近に戻り、夕陽を待つ。午後の3時前頃。

 湖面に面した木々の足元にはツララが。

子ノ口からも御倉半島が見える。

夕方4時頃。ここでカメラの電池が無くなり、夕陽のシャッターチャンスを逃してしまったので、帰路に着く。

 

 


雪の八甲田山

2011-01-27 20:06:45 | 

1月25日

雪の八甲田が見たくて近くまで行ってきました。

南八甲田連峰。

  北八甲田連峰。

市街地から見ると八甲田連峰は強風の為、はっきりとは見えませんでした。

 

市街地を抜け、焼山付近から103号線に入り、

八甲田に向かうと、ブナなどの原生林と雪景色がとても綺麗でした。

  ここは、車を走らせ十和田ゴールドラインから来た103号線と至七戸394号線、至酸ヶ湯行き394号線の分岐点。

ここから酸ヶ湯方面は冬季間通行止め。七戸394号線も通行止めですが、ここから田代平方面を通って青森市を抜けることが出来ます。但し、夜間通行止めと悪天候の場合は昼でも通行不能とのこと。

   

ここの分岐点から見える北八甲田のうちの一つ、高田大岳(1552m)の強風の様子。

当時、ここから394号線を通って田代平を抜け、青森市に抜けれるとは知らなくて、雪の壁がどんどん多くなるにつれて、映画「八甲田山」を思い出し怖くなり・・(^-^;)σ

ここでUターンをして戻ることにしました。

また後で青森市まで抜ける為の再チャレンジをしたいと思います。

もときた道を走り、仙人橋付近から、綺麗な高田大岳を眺めることができました(*^_^*)

 

 

 

 


岩木山

2010-11-19 07:59:19 | 
「魔の日本古代遺跡/武光誠・著」より抜粋

神道については様々な捉え方がされている。今日の神社を信仰する人々を見れば、春や秋の祭りは氏子と呼ばれる地域単位で行われたり、神棚は家ごとに祀られる。

神道に拠る人々は神の存在を信じているが、神に頼ろうとはしない。「清く明るく正しく素直な赤き(熱血とか熱き)心」で生きる。

「正直の頭に神宿る」という諺は神道の立場から作られた。
神の恵みは一人々の行いに基づいて与えられる。

ところが魔の信仰はこれとは異なる。
正しい人でもそうでない人でも、定められた呪術を行えば、一定の効果がある。
それ故、神道の立場からは悪人が魔を使った場合、その魔が「鬼」になる。

ただ神道と魔の信仰が対立する訳ではない。
神道は間違いなく魔の信仰の系譜をひいている。

例えば岩木山(青森県にある山)の魔の信仰は、津軽(つがる)の領主・津軽氏の手によって神道に近いものに変えられて行ったと評価出来る。

このことは、岩木山がかつては鬼の住処だったとする伝説と深い関わりを持つ。

遥か昔、岩木山は「阿蘇辺(あそべ)の森」と呼ばれていた。
そこには魍魎精鬼(もうりょうせいき)が住み、麓の人々を悩ませていた。
その為、天皇が近江国の花輪という武士に鬼退治を命じた。

彼は「錫杖(しゃくじょう)の印と曼字(まんじ)の旗の紋を用いて攻めよ」という神託に従って鬼をくだした。

その時、鬼が山の神に仕え参拝者を守るので許して欲しいと願った。
その為、花輪は鬼を赤倉(岩木山神社が岩木山の表門にあたるのに対して、赤倉は裏門にあたり、古くから魔の集まる場所と考えられてきた。

弘前〈ひろさき〉藩関係者の文書には、岩木山中で光物を見たとか、また正体不明の発光体が赤倉の辺りに現れたとする記述がある)に住まわせ、そこから岩木山への登り道を作ったという。

この岩木山の縁起は、山の神と鬼とを別のものとしている点で新しい。

かつては山に住む魔が、ある時は災いを起こし、ある時は人々の生業を助けるとされた筈だ。
山の魔の多くは神になり、人々の味方につき、魔の社会のはみ出し者が鬼とされた。

しかし鬼は決して悪いものではない。
今でも赤倉の辺りに鬼の存在を信じる人がいる。
峰を登ったり、雨の夜に小径をうろつく怪しい者を見たという人々がいる。
その背丈は人間より多少高く、痩せて黒ずんでいる。

その姿を見て恐怖のあまり寝込んだ者もいるし、鬼と仲良くなって酒肴を与えその返礼に薪を大量にもらった者もいるという。

酸ヶ湯温泉近くの紅葉

2010-10-12 08:01:51 | 



10月11日
北八甲田ロープウェイから大岳登山コースを降りて、酸ヶ湯付近まで登山してきたところ、見事な紅葉の景色にうっとりしました(*^^*)

デジカメのバッテリーがなくなりこの写真は携帯からですが、紅葉した美しいブナの原生林をアップします

昨日は、夜中に雨が降ったせいか、特に酸ヶ湯付近の登山道は泥でぬかっていて、登山靴も泥だらけになりましたが、この大好きなブナの森の紅葉を見れたら、汚れたのもなんのそのでした(^O^)













このようにして最終地点の酸ヶ湯温泉まで下山したのでした


一つ注意したいのは、雨が上がった後の登山道は泥でぐちゃぐちゃなのと、木道も濡れてて滑りやすいのでお気をつけ下さいませ。

かく言う私も木道で2回転んでしまいましたので(^_^;)

終わり

北八甲田登山

2010-10-11 19:24:34 | 

10月11日 青森県北八甲田山へ登山してきました。
上の写真は、地方道40号線と国道394号線の交差点から見た奥が高田大岳、手前が雛岳です。


田茂岳。



赤倉岳に向かって木道を歩いて行くと




尾根を歩くと、霧のような雲のような強い風が吹き、飛ばされそうな恐怖を感じながら



井戸岳へ進みます。赤倉岳、井戸岳の辺りは強風の為、視界も悪く、凄く寒くて今の時期でも防寒具は必要です。下界は暖かく晴れていたのに



井戸岳付近にある噴火口。


井戸岳付近から見えた、たぶん雛岳と高田大岳。


上毛無岱の木道



上毛無岱から見た北八甲田



上毛無岱から下毛無岱を眺める。
私はこの上毛無岱と下毛無岱が八甲田の中では一番好きです


下毛無岱に降りる為の階段からの眺め。
階段は何段あるんだっけ?

この秋の紅葉時、上毛無岱から下毛無岱を眺める階段上からの眺めが最高です


下毛無岱に降りて、木道からの眺め。




酸ヶ湯温泉ゴール近くの森の中の遊歩道を歩く。

紅葉は山頂に行くほど、進んでないように思いました。酸ヶ湯温泉付近のブナの森はとても綺麗な紅葉でした


八幡平畚岳

2010-09-06 17:04:58 | 
9月5日
岩手県と秋田県にまたがる八幡平(はちまんたい)国立公園にある畚(もっこ)岳(標高1577m)に往復1時間弱かけて、ゆっくりトレッキングしてきました
(上の写真が畚岳です)

朝早く家を出る前に義母からの電話があり、

「おめんど、こったら暑いときに、山さ行くってか!
日射病にならないように」

と、ちょっと半ば呆れられながらも、山は暑くて大変と心配してくれている義母の気持ちをありがたく胸に家を出ました。

街は気温が32度位あっても、山はとても涼しくて体感で24度前後ではないでしょうか…
山の風は爽やかでした



畚岳の登山道には私の好きなオオシラビソ(青森トドマツ)の甘い香りが漂い、まるで天然のアロマテラピーでした



途中リンドウの群れがお出迎えしてくれました。


頂上から望む岩手山
おや!
左下の隅っこに赤っぽい透明な何かが映っていますが何でしょう?
夫は「指じゃないのか?」
と言いますが、指は透明に映るものなのかな…?



頂上から見える八幡平アスピーテライン。
秋田県と岩手県を横断するこのアスピーテラインは、特に岩手県側は岩手山を眺望しながらのドライブやツーリング走行には、最高のロケーションと自負しています

全線30キロを越える道路は走り応えがあり、きついヘアピンカーブは少なく中高速ターンが中心。

これから紅葉のシーズンを迎えますが、広がる紅葉の景色もまた最高ですよ

秋田県森吉山

2010-08-30 17:18:26 | 
8月29日
秋田県森吉山にトレッキングしてきました。
初夏の頃に登山した時はかなりの登山客で賑わっていたのに、昨日の登山客はまばらでした。
今年は残暑厳しいので、やはり涼しい山へと登山客が流れているのでしょうか。

昨日の街の気温は30度を軽く超えてましたが、山は日差しはまだ暑い感じでしたが、爽やかな風が時おり吹いて、涼しく感じましたよ


上記写真はブナ帯コースから山頂に上がる為、ゴンドラに乗ること約18分。



ゴンドラを降りて、ブナ林やオオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹林帯を抜けると、



奥には森吉山(1454m)山頂が見えてきます

途中、ミニ湿地帯があり、トンボが池の回りを飛んでいました。

今年は暑いせいか、街中でも一度見ましたが、山では鬼ヤンマが沢山飛んでいました。
トンボよりも大きい羽で悠々と私達の頭の上を飛んでいる様子を見ると、迫力を感じます。



更に進むと、途中に
「熊に注意」
「魔除け。幸福の鐘」
という看板がありました。
熊には出会わなかったけど、鐘は一回だけ鳴らしてみたら、凄い響きでした(*^^*)



1時間と少し歩いて頂上につきました。大小の岩石がゴロゴロあり、お昼のおにぎりを食べるのには、ちょうど良い椅子がわりになりました。


頂上からは、私達が通り越してきた阿仁避難小屋が見えます。

頂上で登山客から熊に遭遇した話や凄く効く虫除けスプレーの話などを聞き、私達の他にも登山客がいらしゃってて良かったなぁ
と思いながら、頂上を後にしました。



もと来た登山道を戻ると、森吉避難小屋とその後ろにある神社の屋根と冠岩が遠くに見えます。



雪の重みのせいか、少し曲がった鳥居と神社の前に到着。


神社の後ろにある奇妙な形で積み重なっているこの巨岩が冠岩と言い、神社のご神体とのこと。

巨石には坂上田村麻呂に追われた蝦夷の首長の大滝丸が積み上げたとする伝説が残されていて、説によると「大滝丸」は「東北の覇者アテルイ」と同人とか。

由緒書きには、
「森吉山の岩山に住み、参拝人に鬼神として恐れられていた大滝丸を、坂上田村麻呂が退治した。それを顕彰するために大同2年807年に神社を創立した」
と書かれています。
う~ん、またしても坂上田村麻呂の登場ですか(^_^;)



参拝を済ませ、下山する途中にうっすらと綺麗な薄紫色の雲が横に一直線に見えました(写真では分かりづらいですが)

すれ違う登山客に話をしたらそれは「彩雲」とのこと。
またまた良いことを聞きました
感謝です

景色は美しかったし、山の霊気に包まれて充実した登山日和でした(*^^*)

終わり

追記です


頂上近くになると登山道の両脇で、リンドウの群生がお出迎えしてくれました。

夏の花
「エゾオヤマリンドウ」だそうです。

真昼岳

2010-08-23 17:42:00 | 
8月21日
秋田県美郷町と岩手県西和賀町の県境にある真昼岳(1059m)を目指してトレッキングしようとしました。この山は古くから信仰の対象とされたお山だそうです。
上記写真、ストックで指しているのが真昼岳です。
真昼岳の左側に見える小さな三角形の山は女神山(955m)。
真昼岳の右側に連なる山は音動岳(1006m)です。


ずーっと尾根が続く真昼岳まで行くには、手前の丘と北ノ又岳(996m)を超えてからになります。


北ノ又岳の手前の丘を登る夫。


丘の頂上に辿り着き、



その次の岳(が北ノ又岳になるのかな?)に向かいます。



進むに連れて、草木の背丈がどんどん高くなり、朝早くトレッキングして帰って来られた登山客から情報を頂いたとおり、草木が人の背丈を超える程になっていて登山道は凄く歩き辛いとのこと、私達はここで断念しました。


北ノ又岳の対にある鹿子ノ山(937m)。



鹿子ノ山から女神山方面を眺む。



秋田県と岩手県の境にあるこの奥羽山脈の尾根づたいを是非とも、昔の人々の往古偲ぶ道を想像しながら歩いてみたかった…

もしかしたら、奥州の覇者と云われた安倍一族もこの道を利用していたかも知れないと思うとロマンを感じます


来年は草木が伸びない6月頃にまた来ようと思う

因みに、
道中、岩手県側から車で登山口まで行くのは普通車では行かない方が良いです。かなり道が悪く、ちょっと怖い思いをしたので。

秋田県峰越林道から車で上がって行った方が良いと思います。

終わり