昨日の地元の新聞に大きく見出しが出た
「縄文」世界遺産に
ユネスコは2021年7月28日、北海道・青森県・岩手県・秋田県の17遺跡で作る縄文遺跡群を世界文化遺産に登録すると決めた。「農耕以前の人類の生活と複雑な精神文化を示している」と評価した。
縄文遺跡群は紀元前13,000年~紀元前400年の集落、共同墓地、祭祀の場などの遺跡で構成されている、との見解だ。
そして、2021年7月29日今日の地元紙では、
考古学者「岡村道雄」氏が、
(序文省略)やっとここまで来た。かつて日本の歴史が、縄文で語られることはなかった。ところが全国でたくさんの縄文遺跡が発掘され、先祖の生活の跡がリアルに目に入ってくるようになった。(途中省略)
これから世界に発信して欲しいのは、日本の風土で鍛え上げられた「縄文スピリット」の部分。サステナブル(持続可能)とか循環再生ということが最近言われるが、そういうことを日本ではずっと昔から評価してきた。その原型は、縄文時代にさかのぼると思う。そこに日本文化の基礎を見ることもできると思う。
現代は共同体・地域が壊れ、どんどんゆとりがない世界になっていく。
ただ縄文の暮らしを復元することによって、どれだけ持続的で安定的な生活をしていたのかを説明できる。これは世界に誇ることができる文化だ。そのことをまず地域が理解してもらいたい。(以下省略)
と語る。
岡村氏は良いことをおっしゃるなぁと思った。
「現代は共同体・地域が壊れ、どんどんゆとりがない世界になっていく」これにも同感。
ギスギスした今の時代がかつての縄文時代のような優しい時代に変わっていくことを願う。
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