トロのエンジョイ! チャレンジライフ

「人生で重要なことはたった3つ。どれだけ愛したか。どれだけ優しかったか。どれだけ手放したか」ブッダ

ヘミングウェイが好き

2024-06-25 14:59:36 | 読書

今日は母を病院に連れて行きました。

待ち時間に読んでいたのがこれです。

「老人と海」ヘミングウェイです。

 

これは当ブログにて、以前にもお伝えしました。

およそ150ページという短さの中に、

人間の強さ、愚かしさ、勇気、

そして母なる大自然の峻厳さ、非情さ、暖かさ…

それらが凝縮されています。

 

僕は、他にこの小説が好きだという人がいたら、

是非、その人とお話をしたいと思うのです。

また、こんな素晴らしい小説をまだ読んでいないという方には、

数時間で読めるから、だまされたと思って是非、と、

強くレコメンドしたいです。

 

 

 

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「葉桜と魔笛」太宰治

2024-05-11 16:30:55 | 読書

僕は太宰治の作品が大好きです。

太宰治は文学好きの中でも評価の分かれる作家ですよね。

ある人は、ダザイはくだらない、小学生の作文以下だ、などと言います。

ある人は、いやいや太宰治は天才だ。文学史に永遠に残る作家だ、と言います。

 

言うまでもなく僕は後者です。

 

そして、タイトルの「葉桜と魔笛」は、まさしく太宰治の真骨頂で、

この作品だけでも、太宰治を理解するのには充分ではないか、アンチ太宰の人は是非これを読んでほしい、と思うのです。

あまりにも救いがなく、陰うつなのに、なぜか癒やされる。

そんな作品が書けるのは、後にも先にも、太宰治だけのような気がするのです。

 

久しぶりに読み返しましたが、初めて読んだときの高揚感は変わりません。

素晴らしいと思うんですが。

ただ、あまりに短いので、これだけでは本になりません。

短編集の中を探してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

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「変な家」雨穴

2024-02-18 15:30:31 | 読書

うんうん、面白かったですよ。

僕にしては珍しく、最後まで通して読むことができました。

 

なぜか違和感のある、よ〜く見るとどこか変な家の見取り図。

やがてその家にまつわる、恐るべき事実が明らかに…という、

ホラーとしても、ミステリとしても、真新しいテーマだと思います。

まーあえて辛口批評するなら、どっちもやや未消化のような…いやいや、いいんですよ。

飽きっぽい僕が最後まで読んだのですから。

映画化もされているし、続編も出ているし、成功したんじゃないでしょうか。

最近のものの中では、傑作といってもいいと思います。

次回作を楽しみにしております。

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「人類滅亡小説」山田宗樹

2022-09-15 05:00:22 | 読書

いやいや、やっと読了しましたよ。

分厚いのと、タイトルがちょっとアレなので、尻込みしそうになりますが、

ひさしぶりに充実した読書体験でした。

 

人類滅亡とか、地球の破滅とか、あまり安易に取り上げることがはばかられるテーマですが、

この小説では、あえてそこを掘り下げているんですね。

それにしても700ページを超える大長編です。よく書いたものですね。

 

地球の大気中で繁殖する微生物のために、酸素の濃度がしだいに下がっていき、

およそ200年後には人類が死に絶える、ということがわかってしまう。

そのとき人間たちは、どうするか?

 

「シールドポリス」という巨大シェルターを築き、選ばれた人間だけをそこで生き延びさせ、未来をつなごうとする人々。

「グレートエンディング」という思想を掲げ、シールドポリスの建設を妨害し、「人類に美しく尊い最期を」と主張するテロリストたち。

 

そして、ついに「最期のとき」が訪れ…

 

山田宗樹作品については、このブログで何度か、取り上げていると思いますが、

やはり今回も期待を裏切らない(裏切る?)面白さでした。

 

読むのにちょっと時間がかかりますけどね。

 

 

 

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夜のお楽しみ

2022-07-30 05:42:34 | 読書

最近の、蒸し暑い夜の楽しみは、ハードボイルド小説を読むことです。

 

ハードボイルドというと、古いところではダシール・ハメット、ロス・マクドナルド、

日本の作家では、大沢在昌さん、藤原伊織さんなど、たくさんありますけど、

僕はローレンス・ブロックの、マット・スカダー・シリーズが好きです。

 

海外の小説って、翻訳をする人の技量によって、

面白さが半減してしまう場合もありますが、

田口俊樹さんの訳なら、その心配はないかと思われます、

 

毎晩、強さと弱さが同居する、かっこいい主人公に魅了されながら、

本の世界にのめり込んでいます。

 

 

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