この本を読んでいて、なんとなく、アメリカの元プロボクサー、ジョージ・フォアマンのことを思い出しました。
いったん引退するも、45歳にして世界チャンピオンに返り咲いた彼を、突き動かしていたのは何だったのでしょうか?
45歳は人生の折り返し地点で、新しく情熱を傾けられるものに出会って人生を仕切り直すことができる…
この本には、そう書いてありますけど、
僕は、45歳になったからといって、それまでとやり方を変えることはない、と思うんですよね。
もちろん、体も心も20代のころとは違うわけですから、無理をするのは良くないですけど。
たとえば僕はもうすでに50歳近くて、ハーモニカやオカリナを演奏して、法律の勉強もして、そのあげくにポルノ小説を書きたい、などと言っている。
新しいことにどんどんチャレンジしていけばいい、と思うんですよ。
ただ、新しいことをするために、それまでやっていたことを、「まあこんなもんかな」と切り上げる必要も出てくるわけです。
それは、この本にも書いてあります。それが出来るのが、45歳を過ぎてからなのだと。
つまりそれが「成熟力」であって、それによって残りの人生を悔いなく生きることができる、というわけです。
自分自身を知る、ということなんでしょうね。