ここのところ少し忙しくなってきたため更新するのが結構大変になってきた。
最近映画もあんまり観ていないし、本を読んだとしても就寝前のわずかな時間での読書では一日せいぜい数十ページが限度。これでは、一冊読み終わるのに何日かかるかわからない。
“IDENTITY”というサスペンス映画を観るには観たが期待したほどではなく、したがってコメントを書く気も起こらない。
それ以外では文芸春秋の3月号を人からいただいたので芥川賞受賞作品“蛇にピアス”を読んでみた(“蹴りたい背中”は未読)。
なんというか、一言で言えばどろーっとしたくら-い小説だった。
しかしその中に研ぎ澄まされた刃のような尖った危うさと脆弱さを孕んだ鬱積したパワーのようなものを感じた。
これが若さというものなのだろうか、、
作品全体を覆う頽廃的雰囲気。
まるで僕らのこれから向かおうとしている未来を暗示しているかのようだ。
宮本輝の講評にあった“ああ、またこのての小説か”ではないが、最近こういった頽廃に満ちた激しい性描写をウリにした作品は増えているらしい。
小説というものは本来こういうものだといわれてしまえばそれまでだが、この作品のように心情のベクトルが常に内を向いているようなものはどうしても読後の爽やかさに欠ける。
人間関係を極力希薄なものとして描こうとするこの作者の意識の中に、世紀末的なにおいを未だ払拭できていない我々自身を垣間見ているような気がしてしまった。
世紀があらたまってもなお、僕らは世紀末に生きているのかもしれないなーなどとつらつら考えた。
最近映画もあんまり観ていないし、本を読んだとしても就寝前のわずかな時間での読書では一日せいぜい数十ページが限度。これでは、一冊読み終わるのに何日かかるかわからない。
“IDENTITY”というサスペンス映画を観るには観たが期待したほどではなく、したがってコメントを書く気も起こらない。
それ以外では文芸春秋の3月号を人からいただいたので芥川賞受賞作品“蛇にピアス”を読んでみた(“蹴りたい背中”は未読)。
なんというか、一言で言えばどろーっとしたくら-い小説だった。
しかしその中に研ぎ澄まされた刃のような尖った危うさと脆弱さを孕んだ鬱積したパワーのようなものを感じた。
これが若さというものなのだろうか、、
作品全体を覆う頽廃的雰囲気。
まるで僕らのこれから向かおうとしている未来を暗示しているかのようだ。
宮本輝の講評にあった“ああ、またこのての小説か”ではないが、最近こういった頽廃に満ちた激しい性描写をウリにした作品は増えているらしい。
小説というものは本来こういうものだといわれてしまえばそれまでだが、この作品のように心情のベクトルが常に内を向いているようなものはどうしても読後の爽やかさに欠ける。
人間関係を極力希薄なものとして描こうとするこの作者の意識の中に、世紀末的なにおいを未だ払拭できていない我々自身を垣間見ているような気がしてしまった。
世紀があらたまってもなお、僕らは世紀末に生きているのかもしれないなーなどとつらつら考えた。
よかったですか?
ちなみに、「ひかりのまち」の音楽は結構おしゃれで軽快なかんじですね。
映像も、ちょっとPV的な部分もあったりして、
かといって内容はいわゆる“おしゃれな映画”っていう感じではなくて、、、
まあ、機会があったら一度観てください。
なんとなーくいい映画ですよ。
ちなみに、ここ数日とてもハードで忙しい生活を送っております。
なので、今日はこのコメントの投稿のみになりそうな雰囲気です。
ピアノレッスンとかの人なんですが、
結構多数の映画の曲を書いているようで。
曲想はほんとうに様々なんですが、この映画の曲は
どんな感じでしょう?
むりやり前向きに考えてみましょう。
・・・と、自分に言い聞かせてみます。
なんだか疲れたので、ふらりとビデオ屋へいったら
スティングを200円で売っていたのでつい購入。
高校のとき一度だけ見たことがあったのですが、
あらためて伏線の張り方とか、きれいな映画だなー、
とか、ぼんやりみていました。
当時全然気づかなかった部分とかもあったりして、
映画も本と同じように繰り返しみてみると
新しい発見があるものだな、とか、当たり前のことを
ぼやーっと考えていました。
よい気分転換になりました。
全部ひらがなだったようです。
そうですか、ビデオ屋になかったですか
結構マイナーなのかなーこの映画、、、
いい映画なんですけどねー、、
ちなみに参考までにアマゾンのページをのっけときます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HUCD/qid%3D1085982417/249-8618986-4462740
それから、みなさま励ましありがとうございます。
今後もマイペースでこつこつやらせていただきます。
あ、前に教えてもらった「光のまち」を
探しにいったんですけど、ないんです・・・。
すっごくしょんぼりでした・・・。
見たいなぁ・・・。
>「蛇にピアス」私もまだ読んでいません
好みが分かれると思いますが、すぐに読めてしまう短い小説ですからおひまなときにでも一度読んでみてください。
これからも宜しくお願いします。
「蛇にピアス」私もまだ読んでいません。kazu-nさんの様な感想を聞いているとなかなか手が出ないジャンルです。機会とタイミングが合えば読んでみようかな。