MY LIFE AS A DOG

ワイングラスの向こうに人生が見える

とうことで、また映画

2008年05月27日 00時07分03秒 | 自己満足
日曜の夕方、仕事場を抜け出してそそくさと神保町の岩波ホールへ。
お目当てはジャック・リヴェットがバルザックの同名小説を忠実に映画化したという“ランジェ公爵夫人”。

非常につつましい映画。
人物が室内を歩き回るたびにきゅっ、きゅっ、と鳴る床板の軋みさえもがこの映画の慎ましさを物語っているようだ。

撮影はウィリアム・リュプチャンスキー。製作にはエルマンノ・オルミの名も。ミシェル・ピコリとビュル・オジェの配役はあるいはオリヴェイラの『夜顔』へのオマージュか。

今年見た映画のなかで、ガス・ヴァン・サントの『パラノイド・パーク』、熊坂出の『パーク・アンド・ラブホテル』に並ぶ出来。素晴らしかった。

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