映画『靖国』を観てきた。感想をいくつか列挙。
客席の一番後ろでパイプ椅子を出して公安警察とおぼしき人物が暇そうに座っていたが、彼の思惑(期待?)に反して上映は平和そのものであった。
物見遊山気分で来ているようなおばはんのグループが上映中にぺちゃくちゃおしゃべりするのがたまらなく不快で、おもわず『黙れ!この非国民が!』と一喝してやりたくなった。
映画には靖国派、反靖国派を問わず、いろんな人物が登場する。
小泉首相の靖国参拝反対を叫びながら靖国派の集会の中に突進しボコボコにされ血みどろになる中国人留学生(?)や、軍服に身を包んで天皇陛下万歳を叫び参拝客から万雷の拍手喝采を浴び、得意満面に引き上げてゆくどこかの団体の人々の姿など、カメラは一切のナレーションを加えず淡々と捉えてゆく。
映画を見終わっての最初の印象は“クールな映画”。
“Be cool!”が近年の目標である自分にとってイ・リン監督のクールなスタンスには共感できる部分が多かった。ただし、ラストに延々と流れる資料映像みたいなシークエンスはいかがなものか。
最後に、映画『靖国』の上映中止をめぐる昨今のさまざまな議論について、宮台真司氏の考察が秀逸。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=638
客席の一番後ろでパイプ椅子を出して公安警察とおぼしき人物が暇そうに座っていたが、彼の思惑(期待?)に反して上映は平和そのものであった。
物見遊山気分で来ているようなおばはんのグループが上映中にぺちゃくちゃおしゃべりするのがたまらなく不快で、おもわず『黙れ!この非国民が!』と一喝してやりたくなった。
映画には靖国派、反靖国派を問わず、いろんな人物が登場する。
小泉首相の靖国参拝反対を叫びながら靖国派の集会の中に突進しボコボコにされ血みどろになる中国人留学生(?)や、軍服に身を包んで天皇陛下万歳を叫び参拝客から万雷の拍手喝采を浴び、得意満面に引き上げてゆくどこかの団体の人々の姿など、カメラは一切のナレーションを加えず淡々と捉えてゆく。
映画を見終わっての最初の印象は“クールな映画”。
“Be cool!”が近年の目標である自分にとってイ・リン監督のクールなスタンスには共感できる部分が多かった。ただし、ラストに延々と流れる資料映像みたいなシークエンスはいかがなものか。
最後に、映画『靖国』の上映中止をめぐる昨今のさまざまな議論について、宮台真司氏の考察が秀逸。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=638
宣伝は無しで突然2週間上映します。
みたいな感じ。
券も整理券を配り、
万が一上映中止になる場合もあります!!
っと、アナウンスまでしていたらしい。
(僕は行っていないので分かりません)
で、結局、何事もなく終了。
石を投げると湖面に波紋が広がるように、
マスコミやらが、とやかく言って問題が大きくなるが、ふたを開ければこんなもの。
日本人らしいところなんでしょうねぇ。
金沢でもやってたんだね『靖国』。
最近は金沢コミュニティシネマとかいろいろあって、かなり渋い映画も上映されているようですね。自分が住んでたころとは大違いだね(当たり前か)。
ちなみに、あのマスコミの報道のおかげで『靖国』は結構観客が動員されているみたいで、関係者にとっては“してやったり”という感じでしょうね。
一方、この映画の上映に反対していた人々たちにとってみれば、自分たちの行動がかえって裏目にでた格好になっちゃって“やられた!”って感じじゃないでしょうかね(笑)。世の中何が幸いするかわかりませんね。