から先ほどヒューストンへ戻ってきた。年に一度の学会に出席するためにアトランタを訪れていたのだ。(ちなみに去年はサンディエゴ)
アトランタはめちゃめちゃ寒かったのに、帰ってきてみたらヒューストンはポカポカ陽気。飛行機でたった2時間ぐらいの距離だがなぜにこうも違うのだろうか。
ちなみにこの学会には日本からも毎回多数の参加がある。僕のかつての同僚たちも何人かやってきていた。ということで、当然の成り行きとして夜はその仲間たち数人とともに文字通り朝まで飲み明かすことになってしまった。(おかげで翌日はまったく使い物にならなかったのだが。)
朝になってふらっと自分のホテルに帰ったら、部屋を一緒にシェアしていたブラジル人から早速疑いの目を向けられた。
「昨晩はどうやらお楽しみだったらしいな。相手はどんな娘だった?」
と好奇心あふれる目でしつこく聞いてくるので
「昔の仲間と飲み明かしてただけさ」と説明したが、彼らには言い訳にしか聞こえないらしい。
「そうかそうか。まあ気にするな。楽しむことは重要だ」と一向に信じようとしない。さすがにそういうところはブラジル人だなーと思いつつ、こっちも徹夜あけでかなり疲れていたのでそれ以上反論する元気もなく、ベッドにもぐりこんでしばらくの間仮眠をとった。
ところで、“地球の歩き方”によれば、アトランタという町はもともと治安が悪く、特に夜は絶対に一人で出歩いてはならないのだそうだが、東京とヒューストンでの生活で完全に警戒心が緩んでいた我々は、こともあろうに夜中にビールを買うためにホテルから約50mのところにあるガソリンスタンドへ男3人で出かけたのである。
50mといえば、ホテルの玄関から容易に確認できる距離だし、第一、男3人ならばまず危なくはないだろうと高をくくっていたのである。しかし、これが誤算だったのだ。
ホテルを出て歩き出すといきなり通りの向こうにいた杖をついた黒人男性が我々に向かってなにやら叫びだした。ふと見ると、問題のガソリンスタンドまでのわずかな距離のあいだにごっつい男たちが4-5人、まるで獲物でも狙っているかのようにこちらを窺っているではないか。
やっぱりちょっと怖いかも。。と思いながらそれでもガソリンスタンドまでは何とか早足でたどり着くことが出来た。
ビールを買っていざ外へ出てみると、入り口のところに男がいて「金をくれ」と近寄ってきたので、なんとか無視して歩き出したのだが、その男は我々から少し距離をおいてずっとついてくるではないか。しかも例によってなにやら聞き取れない言葉を叫んでいるのだ。
ふと気がつくともう一人、我々の少し前を、大男がなにやら手に黒っぽいモノをもってゆっくりと歩いているのが目に入った。その男はとってもゆっくり歩いているので、我々のペースではすぐに追いついてしまいそうだった。手に持っている黒いモノが一瞬拳銃に見えたので、僕らは凍りついた。
このまま追いついてしまったらきっとホールドアップされる!!と思った。
しょうがないのでペースを落としてそいつに追いつかないように歩こうとしたのだが、そうすると背後から変な叫び声の男が迫ってくるし、道を渡って反対側に逃げようと思って見ると、なんと通りの反対側にもまるでわれわれをマークするかのように男が一人歩いているではないか。
それを見て後輩が言った。
「まずい。。。完全に囲まれてませんか?僕たち。。。」
あの一言にはめちゃめちゃビビった。。。
その後輩の「囲まれた」という表現がなんともリアルだったので、そういわれると本当に囲まれている気がしてきてしまうのだ。
そのとき、前を行く男の手元が街灯で照らされて、手に持つ黒っぽい塊の存在が拳銃ではなく、どうやら黒い手袋のようであることが確認できた。
「よし、今だ、走れ!!」という先輩の号令の下我々は全速力でダッシュした。
背後からなにやら罵声のようなものが浴びせられたがとにかく後ろを振り向かずに我々は走り続けた。
たかだか数十メートルのダッシュであったがあれはかなりスリリングな一瞬であった。
もちろん今から考えれば、彼らが本当にグルだったかどうかはわからない。
囲まれたというのも単なる思い込みだった可能性もある。
しかし、いずれにせよ、あんまり夜にふらふらと出歩くような真似だけは金輪際やめようと我々は心に誓ったのである。それこそ、これで何かあったとしても100%自己責任だし、きっと誰も同情してはくれないだろうなと思った。
アトランタはめちゃめちゃ寒かったのに、帰ってきてみたらヒューストンはポカポカ陽気。飛行機でたった2時間ぐらいの距離だがなぜにこうも違うのだろうか。
ちなみにこの学会には日本からも毎回多数の参加がある。僕のかつての同僚たちも何人かやってきていた。ということで、当然の成り行きとして夜はその仲間たち数人とともに文字通り朝まで飲み明かすことになってしまった。(おかげで翌日はまったく使い物にならなかったのだが。)
朝になってふらっと自分のホテルに帰ったら、部屋を一緒にシェアしていたブラジル人から早速疑いの目を向けられた。
「昨晩はどうやらお楽しみだったらしいな。相手はどんな娘だった?」
と好奇心あふれる目でしつこく聞いてくるので
「昔の仲間と飲み明かしてただけさ」と説明したが、彼らには言い訳にしか聞こえないらしい。
「そうかそうか。まあ気にするな。楽しむことは重要だ」と一向に信じようとしない。さすがにそういうところはブラジル人だなーと思いつつ、こっちも徹夜あけでかなり疲れていたのでそれ以上反論する元気もなく、ベッドにもぐりこんでしばらくの間仮眠をとった。
ところで、“地球の歩き方”によれば、アトランタという町はもともと治安が悪く、特に夜は絶対に一人で出歩いてはならないのだそうだが、東京とヒューストンでの生活で完全に警戒心が緩んでいた我々は、こともあろうに夜中にビールを買うためにホテルから約50mのところにあるガソリンスタンドへ男3人で出かけたのである。
50mといえば、ホテルの玄関から容易に確認できる距離だし、第一、男3人ならばまず危なくはないだろうと高をくくっていたのである。しかし、これが誤算だったのだ。
ホテルを出て歩き出すといきなり通りの向こうにいた杖をついた黒人男性が我々に向かってなにやら叫びだした。ふと見ると、問題のガソリンスタンドまでのわずかな距離のあいだにごっつい男たちが4-5人、まるで獲物でも狙っているかのようにこちらを窺っているではないか。
やっぱりちょっと怖いかも。。と思いながらそれでもガソリンスタンドまでは何とか早足でたどり着くことが出来た。
ビールを買っていざ外へ出てみると、入り口のところに男がいて「金をくれ」と近寄ってきたので、なんとか無視して歩き出したのだが、その男は我々から少し距離をおいてずっとついてくるではないか。しかも例によってなにやら聞き取れない言葉を叫んでいるのだ。
ふと気がつくともう一人、我々の少し前を、大男がなにやら手に黒っぽいモノをもってゆっくりと歩いているのが目に入った。その男はとってもゆっくり歩いているので、我々のペースではすぐに追いついてしまいそうだった。手に持っている黒いモノが一瞬拳銃に見えたので、僕らは凍りついた。
このまま追いついてしまったらきっとホールドアップされる!!と思った。
しょうがないのでペースを落としてそいつに追いつかないように歩こうとしたのだが、そうすると背後から変な叫び声の男が迫ってくるし、道を渡って反対側に逃げようと思って見ると、なんと通りの反対側にもまるでわれわれをマークするかのように男が一人歩いているではないか。
それを見て後輩が言った。
「まずい。。。完全に囲まれてませんか?僕たち。。。」
あの一言にはめちゃめちゃビビった。。。
その後輩の「囲まれた」という表現がなんともリアルだったので、そういわれると本当に囲まれている気がしてきてしまうのだ。
そのとき、前を行く男の手元が街灯で照らされて、手に持つ黒っぽい塊の存在が拳銃ではなく、どうやら黒い手袋のようであることが確認できた。
「よし、今だ、走れ!!」という先輩の号令の下我々は全速力でダッシュした。
背後からなにやら罵声のようなものが浴びせられたがとにかく後ろを振り向かずに我々は走り続けた。
たかだか数十メートルのダッシュであったがあれはかなりスリリングな一瞬であった。
もちろん今から考えれば、彼らが本当にグルだったかどうかはわからない。
囲まれたというのも単なる思い込みだった可能性もある。
しかし、いずれにせよ、あんまり夜にふらふらと出歩くような真似だけは金輪際やめようと我々は心に誓ったのである。それこそ、これで何かあったとしても100%自己責任だし、きっと誰も同情してはくれないだろうなと思った。
怖い~!!!
無事でよかったね~!!
絶対に夜出歩いてはいけません。
私はアメリカにいた5年間、(ま~DCにいたこともあるんですが・・・)一度として、暗くなってから出歩いたことがありません。まじで危ないって。
本当に殺されまっせ。
ちなみに、あなたのブログをファミリーで荒らしては申し訳ないので、しばらくコメントはしないようにします。”( ̄. ̄)ノ”
大きいファイルが送れるのは、宅ファイル便のことですね。
http://www.filesend.to/
です。私は登録してあるので、私のを使っていただいても構わないのですが、なんせあなたのメアドを未だに知らないので、パスワードなどを送ることができません。
ここに貼るわけにはいかないので・・・・。
私のアドレスは、
@nhkint.or.jp
です。@マークより上には、私の名前をローマ字で入れてください。
あなたのアドレスを送ってください。
まったく無用心でした。勉強になりました。
反省。
しかし、ああいう人たちは一体どこからわいて出てくるのでしょうかねー?
Kirbyはもっと手前でしたよ。
Go To Jail は危険です。
飛び込みで遊びに来ました。