昨日は広瀬川灯ろう流しでした。
司会をさせていただくようになって4回目。
今年で22回目を迎えた広瀬川灯ろう流しですが、震災後初めて迎えるということもあり、
私自身気持ちの持ちようが例年とは違ったものでした。
光と水とコンサートの夕べ第一部は
仙台南高等学校、常盤木学園高等学校の吹奏楽部の皆さんの演奏。
エフエムたいはくの生放送「夕刊しらかし」と繫いで
生中継に来ていたひなたさん、宮崎さん、山ちゃん
私も途中電話中継をさせていただきました。
すごい人でしたが、その中、仲間の顔をみるとほっと安心します。
お疲れ様でした!!
その後、
東日本大震災犠牲者慰霊供養、
開会セレモニーへと・・・
開会セレモニーと同時に広瀬川に流入された
これは「天の川プロジェクト」の「いのり星」。
被災された方々の悲しみや苦しみを癒し、少しでも気持ちが安らかになるように・・・
と約3000個のいのり星がこの会場に届きました。
周りが暗くなってくると水面に浮かびあがってくる約3000個のいのり星。
灯篭とともに水面に浮かんでいる様は幻想的でした。
そして第二部は
「震災復興 絆コンサート」
今年は南こうせつさんが来てくださいました。
元気が出ないときは、青汁や黒酢を飲むのではなく
大きな声で歌を歌ってください!!
そうおっしゃっていた南さん。
会場のみんなで振りをつけながら一緒に歌い、こうせつさんの歌を聴いていました。
その時に隣にいらっしゃった女性は、
「久しぶりにこんなに大きな声をだしたわ・・。元気になれるもんだね。」
そう話していました。
その言葉聞いて胸が締め付けられるほど、苦しくなってしまいました・・・
まだまだ復興への一歩を踏み出したばかりです。
・・というよりまだの人もたくさんいます。
そんな私たちへ
元気と勇気をくれた南こうせつさん、
神田川の歌詞を「ひろせがわ~」に変えて歌ってくださるほど、心意気のある素敵なかたでした。
宮城県仙台三桜高等学校の合唱部の皆さんとの共演。
「ふるさと、宮城を・・・」と「ふるさと」をみんなで口ずさんだ時、ステージ袖で私も胸がいっぱいになりました。
そんな南さんとの打ち合わせの時に
「福島もまだまだこれからですよね・・大変でしょうけど。。。」と。。。y
正直涙が出そうになりました・・・
でもそのやさしい言葉に勇気をもらいました。
次は福島でチャリティーコンサート予定の南さん。
本当に本当にありがとうございます。
その後、第三部のスタート。
仙台市 長町出身のシンセサイザー奏者JUNさんと、
エレクトーン奏者で音楽監督としても活躍されていらっしゃる森俊雄さん。
今年もお会いできて嬉しかったです。
変わってしまったことが多かった一年・・。
そんな中変わっていない笑顔や歌声や音色を・・・そんな何かをみつけると異様に安心してしまいます。
そして、
二人のシンセサイザーの演奏と共に打ち上げられた花火。
シンセサイザーの音色を聞きながらみられる花火。
どこの花火よりも私は一番好きな花火です!!!!
でも、
今年の花火はなんだか寂しそうな表情をしていました。。。
花火に表情なんてないのかもしれません。
みている自分の心の持ちようかもしれませんが。
でもその悲しげの中にも必死に「頑張れ!!負けるな!!」と、
全力で花火が言っているかのように感じました。
こんなに胸に響いた花火は生まれて初めてでした。
流れてきた灯篭にかかれていた言葉
「A君、ごめんね・・・待っててね」
きっと、お母さんが流した灯篭でしょう。。。。
たくさんの灯篭に込められた、たくさんの思い・・
胸いっぱいになり、
またこみ上げてくるものがありました。
改めて
亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
来年のこの日には笑顔になれる人が一人でも多くなりますように・・・
そして、
今ここにいるみんなの思いが届きますうに・・
水面を流れる「いのり星」に願いをこめた昨夜の灯ろう流しでした。
1年ってあっという間ですよね・・
とくに3月の震災後は時が経つのが早かったのか・・まだ5ヶ月しかすぎていないのか・・
またあおちんさんに会えるのも楽しみにしています。
広瀬川灯ろう流し、そんな時期だなぁ、と思ってました。
今年の灯篭流しはいろんな思いが集まっての開催だったのでしょう…。
2回お伺いしただけですが、僕の中では毎年この時期に思い出す大切な行事になりました。
いつかまた、遊びに行きたいです!