新しく着任された先生方にご講演いただく「はじめまして講演会」(英米語学科主催)が6月18日(木)午後6時10分より2401講義室にて開かれました。3年目となる今年も院生、学部生のみならず、学外からも多くの方がいらっしゃいました。
講演者は登壇順に瀧田健介先生(専門分野:理論言語学)と高野敬三先生(専門分野:教員養成、教師教育)です。
瀧田健介先生には「『同じ』って何だろう? ~省略現象から見る言語における『同一性』~」というタイトルで生成文法とそれによる省略現象の分析についてお話を伺いました。生成文法の基本的な目標やことばの捉え方を説明し、ことばの知識に分け入って、その奥深さを垣間見させてくれる内容でした。
生成文法というと、とっつきにくい印象をもつ人もいるかと思いますが、参加した多くの人が先生の明快なお話でことばの研究の面白さを感じたのではないでしょうか。
続いて、高野敬三先生は「私と学校と教育委員会」と題して、ご自身の長い教育行政との関わりと教育行政の内容などについて話されました。ご家族の紹介で和やかな雰囲気で話しが始まりましたが、多岐にわたるお仕事の内容はすべて説明するにはまったく時間が足りないほどでした。
生徒や保護者は学校とは直接関わりますが、教育委員会や教育行政は見えにくいものではないでしょうか。それを知ることができただけでなく、多くの人たちの見えない努力によって子どもたちの教育が支えられているとも感じました。
ご講演くださった瀧田先生、高野先生、そして講演会を企画し、司会・進行をしてくださった大津先生、このような貴重な学びの機会を作っていただき、ありがとうございました。
D1 福渡さよ子
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