誰にでも明らかな日本政治の腐敗、成長重視経済の歪み、新自由主義と格差の拡大・・・。LGBTQ法案のなし崩しの後退、ウイシュマさん死亡事件を経ても差別体質、マイナカードのゴリ押し・・・さすがに牢獄に入ることはないという後ろ向きの安心。
ここには沈黙と無関心が支配する、そんな日本社会。無気力時代。パンとサーカスの代わりにポイントもらえて、スマホを与えられ、人々は社会に参加することが希薄になる。なんせどうであろうが、社会にいると思っているのだろうから。
「なにもするな」「現状維持」。
で、こんなところはたまらん。そんな感慨を持つ人も出てくる。いくつかのネットの意見、ブログなどには、そういう雰囲気が漂うものもあるように思う。
コロナで街中は寂しかった。今気にしなくなってきたので、寂しさは薄れるだろうか。なんだか「なにもするな」という社会的雰囲気は寂寥感を社会にもたらしているので、しょうがない、ちょっとした楽しいことにかまけるか。
市役所には人が多い。でもなんだかしらけた雰囲気。病院に行っても、仕事に行っても、なんだか活気を感じない。酎ハイでも飲もうか。あら、でも、腎臓が悪いから、ちっとも美味しくない。常識人のけち臭い道徳も同じで、美味しくない。
我々はいつも同じような仕事に明け暮れ、政治の不作為に諦めが漂う。岸田が広島サミット。随分張り切っているが、国民のことなど気にしちゃあいない。だって25年以上給料上がらない、GDP上がらないのに気にしちゃあいない。
日本政府は面と向かって、我々に命令はしてこない。あくまで真綿で首を絞めるようにしてきて、たまにポイントでやるかと薄気味悪い統治を仕掛け続けている。そうやってコントロールしてくるのに、コントロールされていることに気づかないとしたら、これほど完璧なコントロール、統治方法があるだろうか。
いつまで馬鹿なままでいようか。いつまでも画一的な大衆扱いをさせるわけにはいかないぞ。