都知事選が近い。
多分小池百合子が再選する。
しかしだ、彼女に何の実績があるのだろう。
前回の公約は何も達成していない。公約は契約である。契約とは言葉で表現された約束である。前回の都知事選で「電車を2階建車両にして満員電車をなくす」と公約をした時には笑った。できるわけがない。できないことを言って、イメージだけ人々に寄り添っているかのように振る舞っている。
今回は「東京大改革2.0 東京の未来は都民と決める」。かっこいい!
しかし、何も言ってない。僕はバーナム効果を思い出した。占いなんかで誰にでも当てはまることを言うと、当たったと思ってしまうという心理学の用語である。19世紀アメリカの大興行主P.バーナムにちなんで使用されている。バーナムはホラ話で人を誘い込むのが上手であった。
学歴詐称問題さえうまく利用しているように見えるのは僕だけだろうか。バーナムはハッタリの人であったように、小池百合子もテレビ時代のハッタリの一番酷い人物に見えるのだが。宣伝戦略だけで政治家としての地位を確保しているのだから、逆に日本社会の構造が見えてくるというものだ。やってるという雰囲気だけ。
こういう人物を香具師と言う。香ばしい匂いがする。
かの英国民主主義の権化ディズレーリは「選挙公約は必ず守らなければならない」とした。公約を守れないならば、人々を裏切ったことになる。その場合下野すべきとも。
(wikiより)香具師(やし、こうぐし、かうぐし)とは、祭礼や縁日における参道や境内や門前町、もしくは市が立つ所などで、露店で出店や、街頭で見世物などの芸を披露する商売人をいう。また野師、野士、弥四、矢師とも表記する。