本日緊急事態宣言が解除される。
それ以前に「新しい生活様式」が政府から国民にお願いされている。お願いされているということは、それを守らなければ、「国民の方の責任だ」という実質縛りである。
以下がその「新しい生活様式」だ。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
なんか良いことが書かれていると感じるだろうか。
僕はこんなことを強いるなら、それ相応の責任を政府が追う必要があると考える。
でも形式上”お願い”なので責任はないというメタメッセージを発している。お上が優しく我々庶民にアドバイスしてくださるということで、パターナリズム(父権主義)だ。
色々ツッコミどころがあるけれど、大抵は「なるほど、そうしなきゃいけないなあ」などと納得するのだろうか。
例えば「発症した時のために、誰とどこであったかをメモする」んだそうだ。そんなこと、こっちの勝手ではないか。政府はこうやってアドバイスしていたんだから、やってなかったらあなたの責任でしょう」というのだから、いやらしい。
実際にこういう問題が生じれば、それはパターナリズムを空気にしたハラスメントになる。
自粛警察あたりが「ほら政府のいうことを聞かないからだ」という程度ならまだしも、国会議員や官僚が「我々のいう通りにやらないからだ」と自己を正当化し、悪人を作り出す。
これが統治の方法だと考えれば、このような「新しい生活様式」という言葉やその実践例で心の中まで、そして行動までも縛られていくように思う。
手前勝手なブログだし、多くの人が読むわけでもないだろうとはいえ、愚痴はこのぐらいにしょう。
なんか気持ち悪い。