【もっと接触を減らして アンゲラ・メルケル独首相演説】
— Brut Japan (@brutjapan) December 11, 2020
「クリスマスで人々の接触が増えれば、祖父母たちとの最後のクリスマスになることもある」と、メルケル独首相は連邦議会での演説で声を荒立てて訴えた。ドイツではコロナによる死者数が1日590人に達し、同国の過去最多を記録した。 pic.twitter.com/wHykqaRmDd
ドイツのメルケルの言葉。日本の菅総理や小池都知事と比べてほしい。
メルケルの言葉にはPR臭がない。
PRとは宣伝して人をコントロールしようとする戦略である。「権力は好コントロール装置」とは生物学者池田清彦の言葉だ。この危機にあって、人々と寄り添い助け合おうとするのではなく、一段上に立って下にいる民衆に言葉でコントロールしようという意志に嫌悪感が生じる。
メルケルの言葉には心がある。
日本ではファクターXがあって、そのおかげで感染が少ないと言われてきた。前も書いたが、あくまで仮説中の仮説で、事実かどうかわからない。京大の中山先生がファクターXの可能性に言及したことで、そういう雰囲気ができてしまったのかもしれない。
結局ファクターXもP Rになり、事実ではなく、「そうあってほしいという」という思いにすぎなかった。少なくとも現時点では。