そもそもポイントなど、どうでもいい。
スーパーでもなんでポイントがつくが、はじめからポイント分安くしておけばいいじゃないかと思っている。もちろん販促としての仕掛けであることぐらいは知っている。
しかしだ。なんだか「お得」というイメージを振りまいていて、それに左右されるのが、消費者の品性を利用するようで、好きになれない。システムを複雑にしていて、わけがわからない。ついにはポイントをうまく使ったり、組み合わせたりするのが消費者の知恵であると、ポイント使いの達人がメディアで特集されたりしている。
我が家ではクレジットカードのポイントぐらいは利用していた。ネットでその月の利用状況を見て、ついでにポイント獲得を見て、妻に話をして、10000ポイントになると、商品券に変えていた。
ポイントの付き合いはその程度。レストランの個々のポイントは妻任せ。ところが、その流れが変わった。まずは一昨年からだったろうか、電子決済サービスが始まった。ポイント還元などサービスがあるらしいが、「ああ面倒だなあ」と思っていたので、とりあえず利用はしていなかった。
ところが、ここのところのGo to eatキャンペーンでの飲食店応援が始まった。妻が友人から「お得だ」と聞いたらしく、「私もやる」と言い出した。勝手にやってくれればいいが、スマホでの登録や予約がよくわからないと言って、僕にやらせようとしてくる。食べログなどに登録した。ついでにPayPayも。なんだかポイント還元があるらしい。
僕は「普通に外食した時に利用するなら」程度に思って、しょうがない、登録や予約をする。どのようにポイントが付き、どのように利用するのかは知らないが、妻は友人が利用しているので、「利用しないと、なんだか損している」ような気になっているようだ。
ついにはポイントのために外食しようとし始める。僕はコロナが拡大傾向を示してもいるし、ヨーロッパのコロナ拡大がヨーロッパ版Go to eatサービスがその一因だとも聞いていた。そこで、ポイント獲得のために外食するなど本末転倒だと思うのだが、妻との力関係で、ポイント獲得に協力しなければならない羽目になっている。
ちなみに僕が住む調布では、コロナで調布市内で使えるプレミアム付き商品券が発券されている。地域通貨のようなものだ。我が家では5万円分商品券を買っている。実際に使える金額は6万5千円。これだけでいいじゃん・・・
そもそも消費活動にちょっとした喜びやお得感を組み込む手法はゲーミフィケーションという。今僕はポイントというお得感、ゲーミフィケーションの国家的手法にがんじがらめで生きている(笑)。
妻にどうしてお金に関心ないのか?と怒られている。PayPayのアプリはダウンロードしたが、お金を入れたり、銀行やクレジットカードにはひもづけはしていない。小さな抵抗だ。もちろん金持ちではない(笑)