知り合いの病院の話。
1週間ぐらい前になるらしいが、病棟でコロナのクラスターが発生。30数人程度の病棟らしいが、14名の患者がコロナになっていたという。ついでに病棟のスタッフも4〜5名がコロナに。
で、病棟が回らなくなったという。シフトが埋まらないってやつらしい。急遽病院全体で会議。法律で看護師が病棟に何人いなければならないとかあるらしいので、外来と病棟の看護師をやりくりして、どうにか数合わせ。
しかしながら、数的不利状態。結局足りないそうで、救急受け入れをやめて、救急の看護師を回したそうだ。それでもうまく回らなくて、看護師長が夜勤の連勤。大丈夫かなあ。
5類になったとはいえ、病院で院内感染はやばい。実際クラスターだし。で、発熱外来を電話予約にして、コロナの可能性のある患者と分けようと頑張っている。とはいえ、朝6時ぐらいから、その電話予約がくるらしい。通常営業時間の予約だから、断るそうだが、去年一昨年のコロナ最盛期と変わらないという。
そう、すごい数らしい。実は119番の電話も繋がりにくいし、消防庁のテレフォンサービスも同様で、当てずっぽに、その病院に電話をかけてくるらしいが、さっき述べたように救急止めてるから、どうしようもない。
聞くところによると、通常でいえば軽傷の風邪が多く、腹痛などの問い合わせらしいが、知り合い曰く「救急ってほどのことじゃないんだよねえ」、「なんだか不安だとか、頼りになる人いないとか、そんな感じ」。
ちょうどさっきテレビが救急車有料にすべきかってやっていたけど、救急かどうかの判断ができないというか、少しでも調子悪ければ即病院という規範になっているように思われる。
カナダの孫が風邪なのか体調悪いのか、病院行こうとホームドクターに電話したら、10日後なら受診できるって言われたらしい。数日後孫は当然だが元気に。今日もさっきテレビ電話で元気な様子を見て、喜んでいた。
何はともあれ、日本は病院に頼りすぎだし、心配なら病院に、などとリスク回避が規範化し過ぎているように思う。