3.11から10年。地震と津波は自然の力であるから、そこに苦闘を抱える人々が多くいるにしても、どうにか共感(苦)と共に寄り添うことができたり、寄り添おうと思ったりすることができる。
しかし、原発事故の事実を知るたびに、怒りが生じる。特に嘘を吐く政治家や偉い人、そしてマス・メディアの言葉に。
事実を確認し、人々と共有することではなく、なんとなく大丈夫な感じを装う、何か”口当たりのいいこと”を言っているのに腹がたつし、そのことをなんとなく受容してしまう人々に。
先日の地震で、フクシマ原発の汚染水漏れ。さすがundercontroll ?
多くの住民がいまだ帰還できず、実際町が失われたり、里山が里山ではなくなっている。それなのに復興五輪?
現実と言葉のこれほどの乖離。現実から逃れるために、あらぬ言葉を発するのだから、何か心の病なのか?
次の載せたのは、東日本大震災・原子力災害伝承館という箱モノ。復興のPRというより、復興していないのに、復興しているとプロパガンダする企画。そんな金あるなら、いまだ帰還できない人たちに使えばいい。
「東日本大震災・原子力災害伝承館を 取材してnoteに投稿すれば 15万円と交通費を払う」 福島県からオファーが来た 取材で見えた3700万円のPR事業 原発事故と広告代理店の意外な @hirougaya #note https://t.co/Qw6Ujo9hG2
— 烏賀陽 弘道 (@hirougaya) January 9, 2021
烏賀陽さんは、本物のジャーナリストだ。こんなプロパガンダに付き合ってしまえば、その心を失う。
さて、3.11で私たちは何を学べただろうか?そんな思いが頭をよぎった、今日であった。