昼間テレビをつける。そうすると、自民党総裁選の話のよう。
すぐテレビは消したので、詳細見ていないが、まず立候補した小林鷹之衆議院議員の話題であった。
そこでまず思ったのが、結局テレビで取り上げるのは、まず自民党自体のPRになっていること。自民党の腐敗を問題にすることが後退してしまう、そういう機能を果たすこと。同じようなことだが、自民党総裁選を話題にすることで、世間の話題の中心が総裁選に向かってしまったり、総裁選の行方に向かう。
つまりは、自民党のPRになってしまう。これがマスメディアの問題点。アジェンダセッティングの問題。日本社会の凋落の元は自民党である(これデフォルト)のに、そこに焦点は向かわず、結局権力のPRになってしまう。これがパターナリズム社会、日本の構造でしょう。
そしてマスメディアは小林議員の経歴や思想を事細かに取り上げる。これ小林議員のPRになっている。つい数日前まで、誰も知らない人物でしかなかったのに、皆知るようになっていく。有名人という現代の権力の発生。統一教会とのつながりを追求したらいいのに。
統一教会のことをもう忘れている。だからマスメディアは言論空間ではなくて、PR空間である。
そういえば、小池都知事が車椅子姿で現れた。見事な事故/自己PR。始球式で怪我するシーンも結局PR空間の構築になってしまう。見事な劇場。
そんなことで社会が動くのは、やっぱりおかしいと思う。