本日は、4月28日でしたので 28日の神仏のご縁日として、お不動様が世の中に知られて
います。
不動明王様は、修行者を御守りいただく仏様としてお力添えしますが、
奴僕形をご本尊にしている仏閣では、大慈悲心を表している、全ての人達をお救い
するために信仰者がお互いの奉仕の心を抱く生活の教えとして、
ご本尊様の奴僕の行に従い、全ての人々に奉仕し、以下を実践いたします。
ご本尊様の羂索のおさとしにより、つくし合いの生活を送ります。
ご本尊様の磐石の決意をもって、あらゆる苦難に耐え忍びます。
ご本尊様の燃えさかる火炎の様に、ひたすら精進努力いたします。
ご本尊様の揺るぎなきみ心を体し、精神の統一に努めます。
ご本尊様の利剣の智慧をもって正しく判断し、真実の自己に目覚めます。
ご本尊様の加持力をいただき、平等の利益にあずかることを祈念いたします。
を実践にて心がけるようにいたします。
五大明王としても、又、迦楼羅炎を背負うお姿だけでなく、大滝の中でも、
座したまま、立ち姿のまま不動の姿を取られる南無大日大聖不動明王様は、
マカビルシャ（大日如来）の光明と智慧にて、信者の守護を致します。
知恵、智恵、智慧は、音は同じでも意味合いは違います。
個人的な経験ですが、私が仕事や生活の中で過去に、理不尽な事に遭遇した時に
この状況を打破する、この状況に追い込まれいても立ち上がろうとする時、
カンマンの印相と種字を背負いながら、お不動様に加持力を一念すると、
御真言が、体を覆う様に青白い焔で包まれ、物凄い地の底からのエネルギー体に
包まれます。すると、勘案事項だった事柄であっても、いかなる相手や状況であっても
無理矢理でも、災い転じて福と成す お力を与えて下さいます。
不動明王様は、聖獣に例えると青龍の気性となり、冷たき慈悲 を他に与えます。
又、お不動様の刀印にて、因縁を断ち切り進む場合 九字の印契 を結び切りますが
九字の最後の印は 前 です。 前の穏形印 は神格で摩利支天 仏格で文殊菩薩を
持って加護する訳ですが、南無大日大聖不動明王様の背後の火炎は、カルラエンと言い
カルラエンは、全てを焼きつくす智慧の炎で、三人寄れば文殊の知恵 で有名な
一番の智慧者である文殊菩薩様の本地仏であります。
その文殊菩薩様の虚空な智慧と、摩利支天様の陽炎の姿(誰にも動きが早くて追いつけ
ず姿を捉えられない、日天も月天でさえも）にて、因縁や邪気を、智剣で切り裂いていくのです。
お不動様で青き焔を燃やし、九字の智剣で切り裂いて、冷たき慈悲を他に与える
この事の御加持力により、何度と無く、自分の窮地や命を救っていただいた事か？
本当に感謝の念は、生涯忘れずに持ち続けるつもりでおります。
南無大日大聖不動明王様は、私の守護本尊（未年生まれの守護本尊の大日如来様）
として特別な存在なのです。
