銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
スヌーピー、ペコ、NICI、雑貨グッズ画像。

暗殺の森 ★★★★ ベルトルッチ監督の性嗜好

2025-03-02 | あ行~さ行 旧作映画観賞

70年、イタリア、仏。ベルナルド・ベルトルッチ。

15年に4Kとして修復。画質はきれい。

ベルトルッチは「1900年」までは好きだが、あとは

好きではない。10本位は見ている。

29歳、ベルトルッチ監督、日本ではこれが初公開ではないか・・

Jルイトランティニアン(マルチェロロ)

Sサンドレリ(ジュリア)、ドミニクサンダ(アンナ)、

Pクレメンティイ。カメラ、Vストラーロ。

モラビア原作、とても文学的映画。そのせいか評は割れる。

3回目くらい。原作は未読。

冒頭から退廃感、虚無感が漂う。

原題は「孤独な青年」「体制順応主義者」の意味らしい。

まず、ストラーロのカメラが素晴らしい。

監督とは同年、ローマ生まれ、8本位一緒に撮っている。

カメラアングル、斜めからまっすぐに変化、

アップ、ロング。カメラが彼でないと、作れないほどだ。

30年代のイタリア美術も抜群にいい。それを見るだけでも満足では。

インテリアすべて、家具、食器、ファッションなど

アンナはパリに住んでいるが、イタリア美術がいい。

ステンドグラスが幾つか映り「サスペリア」のよう。

30年代、イタリア、ムッソリーニファシズム。

マルチェロはファシストに順応するが、

これがファシストなのというくらい、頼りなく、

はっきりしないメンタルで、何を考えているか不明男。

中産階級のお気楽娘ジュリアと結婚する。

ファシストの彼は指令を受け、そのためパリへ新婚旅行へ。

ある反ファシスト教授を殺害する指示だった。

会ったばかりの教授妻、アンナにひかれ、新婚妻がいるのに

関係を持つ。「君と一緒ならブラジルへ逃げたい」と真面目に語る。

これは何なのか・・

自分がない?マルチェロは10歳の頃、使用人に

性加害を受け、彼を殺害というおぞましい過去がある。

これもどこまで真実なのかは・・

父は精神病院入院中。母は男がいてアルコール依存症。

教授、アンナ、マルチェロ、ジュリアと食事をし、

ダンスホールで踊る。アンナとジュリアのダンスシーンは

美しく妖艶で、この映画の見どころで有名。

女性二人、特にアンナはバイセクシャルでもあるか・・

レズビアンっぽい振る舞いがある。これは後記。

スミレの花を得る人たちが歌う「インターナショナル」の歌

と思うが、あれはなんでいれたのか・・

ファシストたち。イタロ、盲人コミュは?

見えない障害は意味がある?

暗殺は森で、雪と樹々に覆われ暗い場所。

何回も教授を刺す。

アンナは森を逃げるがマルチェロは見つめるだけ。

数年後、ムッソリーニは去り世界が変わる。

マルチェロは、娘が生まれ守りに入って生きている。

ある日イタロから連絡がある。彼に会いに行くが、

彼も街中に放置する。

近くにいた男色家を見て、教授を殺したのはかつて性加害を受けた

この男だとわめき散らす。

「誰でも人生から脱走したくなる」

「卑怯者、同性愛者、ユダヤ教は同類。まとめて銃殺したい」

マルチェロを守っていた男はつぶやく。

「あなたは何を求めているの?」

ベルトルッチは詩人でもあり若い頃、パゾリーニが師だった。

パゾリーニは確か同性愛だったと思う。

ベルトルッチ、2年後の「ラストタンゴインパリ」は、

男女の過激性愛作で話題だった。

HPを開設していた頃、私なりに分析し

ゲイの映画でもあったと記憶している。

画家、ゲイのFベーコンの絵が飾ってあり、

Mブランド、Mシュナイダー二人のSEXも

変態的、同性愛的もあったから・・

監督はバイセクシャル?と感じた。

本作でもアンナはバイだと思う。

同じく70年作「暗殺のオペラ」は次のページに。

こちらが先に撮影か。

 


エル・スール ★★★★☆

2025-02-23 | あ行~さ行 旧作映画観賞

83年エリセ監督「ミツバチのささやき」から10年後、2作目。

手紙、自転車、秘密、映画内映画、は同じ。

追記。夜、母が読んでいた本はTハーディの「テス」

50年代、内戦を経たスペイン。人々の体験はそれぞれだろう。

15歳エストレリャ、ある朝、父はもういないと・・

彼女の回想で始まる。全編暗め映像。

エストレリャの部屋、朝6時過ぎ、暗く窓から明かりが

だんだんと入り、彼女、ベッドが見える。

父は医師「スール」南、生まれだが各地を転々とする。

このあたりが父の性格、先の~につながるのか・・

母は元教師で、娘に勉強を教える。

エストレリャ、一人娘。幼児期からの回想になる。

冒頭、エストレリャが見る、南の原色絵葉書が

憧れの南へ気持ちを誘う。

☆のリングがすてき。ずっとつけている。父からのプレゼントか?

絵画のようなショットが「ミツバチ」同様多い。

父のかつての恋人イレーネ(オーロール・クレマン)

女優が出るモノクロ映画。

館はシネアルカディア。アールヌーボー建築?

とても雰囲気がいい。映画のセリフ「幸せなんてしらない」

のちにエストレリャも言う言葉。

3人が住む家はカモメの家。

3階建て建て屋根裏がある。そこに父は一人でいることがあった。

父は映画を真剣に見て、元恋人に手紙を書く。今元気かと・・

それを幼いエストレリャは見た。

返信が来るが「今さら、何で!もう二度とださないでほしい」

手紙はイレーネの語りで読まれる。

エストレリャは高校生になり

「一人でいること。幸せを考えないことになれた」

父は秘密を持ち、母と言い争い、急に家出もする。

母は寝込む。お手伝いさんと一緒に、

エストレリャは買い物などをする。

家の前の道、白い自転車で先へ行き、帰りは赤い自転車に、

高校生のエストレリャに変わるシーンうまい・・

父がある朝いなくなる。病院にも出ていない。

母が名前を呼ぶ。エストレリャはもう父は消えたと知り、

ショックを受け体調をくずし、1日ベッド。

南にいるセビリアの祖母から、エストレリャに

静養のため、来ないか・・という手紙が。

エストレリャの憧れの地、南。

密かな喜びの気持ちを隠せない。

父は最後に南に電話をかけていた。

エストレリャの服、セーターは母の手作り。

日本も当時はそうだった。どれもすてきなデザイン。

聖体拝領の白いドレス、ベールもカトリシズムを感じた。

疑問は、父は医師、村での仕事は役にたっている。

なぜだろう・・そこまで思い詰めていたのか・・

エストレリャと母にとり大きな出来事を父は選択した。

南、でのエストレリャの将来も見たかったな・

音楽はラベル、シューベルト、グラナドス(4曲)

エンドクレジット、音楽はない。静か。

〇「ミツバチのささやき」のビクトル・エリセ監督が、同作から10年を経た

1983年に発表した長編監督第2作。イタリアの名優オメロ・アントヌッティを迎え、

少女の目を通して暗いスペインの歴史を描いた。1957年、ある秋の日の朝、

枕の下に父アグスティンの振り子を見つけた15歳の少女エストレリャは、

父がもう帰ってこないことを予感する。そこから少女は父と一緒に過ごした

日々を、内戦にとらわれたスペインや、

南の街から北の地へと引っ越した家族など過去を回想する。

 


ウィル・ペニー ★★★

2025-02-17 | あ行~さ行 旧作映画観賞

67年米。西部劇。久しぶり再見。BS録画。

トムグリース監督。初長編。

Cヘストン(ウィル役)は米のライフル協会の会長だったか・・

04年に死去。強く逞しい役が多かった。

ここでは生粋のカウボーイ、字も書けず

小さい頃から家族もいない。

酒場で働いていきた。当時、こんな少年も多かった?

リーメジャースが出た。彼、海外ドラマで見ていて覚えていた。

ウィルは腕はいいが、カウボーイしかできない。

ラスト、女性の誘いも断る。この女性は既婚で

夫はどうなっているのか?このあたりが不明。

ウィルは、もう50歳だ、という。

当時、60位が平均寿命か・・

女性役、ジョーン・ハケット、とてもきれい。

エンドクレジットは歌詞付きの歌。

海外映画では珍しいのでは。


ANNA 98年

2025-01-28 | あ行~さ行 旧作映画観賞

パンフ整理で気が付いたことを。

このパンフ、色違いで真四角、5冊ある。モダンデザイン。

アンナカリーナがまだ生きているの?

19年ガンで死去だった。

Pコラルニック監督。Mフェイスフルなど。

初めはモデル。

アンナはゴダールのミューズだったが、

Jペランと不倫され65年に離婚。その後、4回結婚、離婚している。

魅力あるかわいい女優さんで、好きだった。

映画は覚えていない。


SUBWAY

2025-01-27 | あ行~さ行 旧作映画観賞

パンフ、プログラムなどを整理中。

読みながら処分できるか・・20年以上前のものが多い。

あ、この俳優が、どうこうを読んでいると時間が経つ。

結局、あまり捨てられないかもね。

特にTIFFのプログラムは、日本映画も掲載。

二度と上映されていない海外映画解説もあり、

重いプルグラムだが、まだとっておこうかと思う。

今日は、パンフ。

リュック・ベッソン監督「サブウェイ」から。

横長黄色のパンフ、もう背が傷みバラバラになっている。

捨てるかな・・

イザベル・アジャーニが、94年にDDルイスの子供を産んでいた。

気になる男優、クリストフ・ランベールは、

父母が国連職員で転勤が多くスイスにも在住

これは知っていた。

Dレインと結婚したが離婚。

英語圏ではクリストファー・ランバート。


イースト・ウェスト ★★★★

2025-01-21 | あ行~さ行 旧作映画観賞

映画系パンフ、映画祭プログラムなどを整理している。

この映画は1回しか見ていないと思う。

レジス・バルニエ監督。98年。

パンフをパラパラ、再放映もなさそう。

ロシアの俳優、オレグ・メンシコフ。

「太陽に妬かれて」など主演、ロシアでは名男優。

仏のサンドリーヌ・ボヌール。近年あまり見ない。

そしてCドヌーブも出ていた!

さらに急逝(ロケ地の事故でか)

本作のホンを書いたセルゲイの息子、セルゲイボドロフJR。

キャストがいい。

ロシア冷戦時代に生きたロシア人夫と仏人妻、息子がどう生きていったか。

その妻を慕った青年。彼は亡命するため、冷たい海、

6時間かけ20キロを泳ぐシーンはまだ覚えている。

もう一度見たい映画。

 


激流 ★★☆

2024-11-25 | あ行~さ行 旧作映画観賞

94年、米。カーティスハンソン監督。再見。

つまらなくはないが、長すぎ。

Mストリープ、ケビンベーコン、悪役適役。

JCライリー。メリルの夫役、デビッド・ストラザーン。

ケビン、ライリーは競馬の売上金を強奪し、

川下りで逃げようと企む。

そもそも、泳げないのに急な川下り逃亡はおかしい。

警察の目がない、警察が全くこないのも変。

川の警備員は来るが・・

メリルは元川下りの選手?夫、息子、ワンちゃんと休暇を

楽しんでいたが、二人につかまり、一緒に川下りを強制される。

危険な激流でゴムボート。お金を積み、銃を持ち川で逃げる。

ケビンは泳げない。何で川?メリル夫婦も

仲がいまいちというが、夫は残業しつつ

建築の仕事をしっかりしている。

何が不満なのだろう?ラスト、簡単に仲直りなら

夫婦の関係を入れなくてもいい。

ラブラドールか?ワンちゃんがかわいく、活躍する。


セブン ★★★★☆

2024-10-28 | あ行~さ行 旧作映画観賞

95年、Dフィンチャー監督。

ブラピの初期の頃、何回も見ている。

文学愛好サイコキラー刑事もの。

サイコなのではっきりした動機はない。

現実的に、何人かの殺しがあそこまで

うまくいくとは思えないが、映画なので。

サイコエンタメだが、辛い展開となる。

超残酷な殺害を見せつけられる。

殺しシーンは1回もない。

6日間、ずっと雨、小雨でなく傘をさす雨。

ミルズ、サマセット刑事二人と妻トレーシーの涙だろう。

最後の日は晴れ、ほこりが舞うような

乾燥の場所へ車で3人で移動。

あの晴れはジョンの勝利なのか・・

携帯がない時代。

署の玄関でミルズに「奥様から電話です」

と彼はメモを渡される。

携帯があれば、直接電話だろう。

あの電話はジョンが部屋に来てから?

サマセットは退職を控えている。

独身の彼はかつて同棲していた女性との関係で

今も後悔している。

夜はメトロノームで眠るのか・・

3人の男優がいい。ケビンもサイコ役ピッタリ。

好きなシーンは、サマセットが深夜、図書館で

本を調べるシーン。

緑ライトの暗い図書館。

「失楽園」「神曲」「カンタベリー物語」

小さくバッハかがバックになる。

この犯罪の町の署になぜ、ミルズが希望したかは

語られない。妻はここが嫌いだというが。

サイコキラーを撃った若き刑事。

刑は温情で軽くなるだろうが、この記憶は生涯消えない。

サマセットも同じ思いで、退職後生きることになる。

どこまでも辛さが追ってくる人生になった。


世界の中心で、愛をさけぶ ★★★

2024-10-20 | あ行~さ行 旧作映画観賞

久しぶりに保存DVDから日本映画を。再見。

04年、行定監督。長澤まさみ(あき)森山未来(さく)

大沢たかお(35歳のさく)山崎務、柴咲コウ。高橋一生、友人役。

そして、堀北まき、写真デビュー作。16歳位か・・

リアリティはなく、全編、高校生純愛?ファンタジー。

少し長いが。

長澤の脚がきれい、長いこと!初々しさ。

サッカー中山雅史監督と磐田で知り合い。

長澤の父も地元のサッカー監督だったらしい。

森山がイケメンでないところもいい。

86年、高松?の海辺の町。現在は04年あたり。

今、再ヒット、トレンドのカセットテープが初めにでる。

これを聴けるウォークマンを店で探す、柴咲。

カセットが聞けるラジオ。今、ビッグなどで売っていて

時代が戻っている。カセットテープ文通のあきとさく。

ウォークマン86年、3万2千円。高校生が買えるものではない。

リアリティなしは、言葉も標準語、四国言葉なし。

あき、の家は1回も映らない。父は少しでる。

白血病のわりに、ずっととても元気、陸上選手で活躍。

いきなり島の岩の上で転倒。頭から血も出てない。

これで白血病と診断。はじめは無菌室ではなく、

外出もこっそりしてしまう。病院の管理なし。(^^)/

写真館の山崎は腕に入れ墨。彼の初恋の人は

写真の堀北まき、昔、校長先生だった。

骨壺を彼のために掘り起こし

骨をプレゼントする二人。

18年後大沢(さく)の仕事もよくわからない。

柴崎が小学校の下級生だったはわかる。

さくと柴崎は同棲中だが出て、

台風の香川へ急に行く。

二人がどう知り合ったかは全く描かれない。

ファンタジーならそれでいい。さくは未だに、

あきを思っているのか・・

大ヒット映画、原作も春樹本より売れたという。

10代がみれば、泣ける?今の10代はそうでもないかな・・

原作と映画は違う。


ジョーズ ★★★★

2024-10-10 | あ行~さ行 旧作映画観賞

75年?米。スピルバーグ。

久々再見。3人の男が、ビーチで人を殺したサメ退治、

壊れそうな小さい船で向かう。

思ったよりサメとの闘いが長く撮られていた。

ロバート・ショーは広島へ、原爆を運んだエピソードを語る。

そうなのか・・極秘任務、兵士は海に投げ出され、

サメとの闘いで、生き残ったのは千人のうち300人くらい。

真実かはともかく原爆の話がでた。

最後はロイ・シェイダーが銃で撃退する、はアメリカらしい。

エンタメだが意外と静かな海を舞台の映画。


決断の、3時10分 ★★★★

2024-10-07 | あ行~さ行 旧作映画観賞

BS放映。録画、57年米。初見。Gフォードが好きだったので。

彼はカナダ、名家出身。そんな感じ。

昔みていたドラマ「青春の河」に出ていたような・・

モノクロ西部劇。原作があった。

93分と短め、見やすい。

駅馬車を襲う西部劇。画質も古いわりにいい。

雨が全く降らず、牛が死ぬかも・・妻子ある牧場主ダンの苦悩、

悪軍団ボス、グレン(ウェード)との会話。笑えるセリフあり。

3時10分発、ユマ行の列車にウェードを乗せる仕事をダンは

200ドルで引き受けた。牛のため川の水の使用量になる。

ウェードと列車をホテルで待つ間に、

話好きウェードはダンに身の上話をし、

もっと払うから逃がしてと頼む。・・

ネットで探してもこの映画なく、昔の厚い本

双葉十三郎「ぼくの採点表」50年代にあった。★3つ。

〇エルモア・レナードの原作をハルステッド・ウェルズが脚色、

「襲われた幌馬車」のデルマー・デイヴスが監督した異色西部劇。

主演は、「辺境の掠奪者」のグレン・フォード。「愛欲と戦場」のヴァン・ヘフリン、「襲われた幌馬車」のフェリシア・ファー。

広々としたアリゾナ荒原--そこを行く駅馬車が今日も襲われた。襲ったのはウェード(グレン・フォード)一味。

彼らは家畜の群を使って駅馬車を止め兇行を働くのが常だった。折しもこの光景を目撃したのは貧乏牧場主のダン(ヴィン・ヘフリン)であった。

しかもかの家畜が兇行に使われていた。だが悪漢一味に手出しはできない。

ダンの一家にはもっと切実な問題が控えていた。旱魃のため大事な家畜が死に瀕している。ウェード一味はビスビイに到着していた。

一方ウェードは酒場の女エミイ(フェリシア・ファー)に一目でひかれた。

そのころ保安官はダンと出会い、ウェードが駅馬車強盗の首領であることを知った。彼はまずダンを町にやってウェードと話合わせ、そのすきに難なく逮捕した。

が、牢獄のあるユマまでウェードを護送するには、彼の子分たちの眼を逃れなければならない。

そこで保安官の代りにダンともう1人が護送の役目を買って出た。2人はまずウェードを町まで連行、ホテルの1室に監禁した。

この町の停車場からユマ行の汽車が出るのは3時10分、発車までまだ2時間もあった。~~


スパイ・ゲーム ★★★☆

2024-10-06 | あ行~さ行 旧作映画観賞

01年、初見。初々しいブラピなので☆追加。

Tスコット監督。リドリーと兄弟、

二人のうち、自死しそうなのはリドリーと思ったが、トニーだった。

病気があったのか。

CIA局員レッドフォード(ネイサン)とブラピ(トム)初共演。

CIAの内幕もの。ネイサンが見出した契約員トムは

大活躍するが、ミスで中国の刑務所にとらえられ、

拷問を受けている。

CIAは救わないというが、彼を救おうと、

ネイサンは書類を偽造し、ネイサンのこれまでの貯金、

28万ドルを差し出した。

ブラピが拷問された顔が痛々しいラスト。

ベトナム戦争シーンもある。

携帯がまだ大きく普及していない時になるか、

無線で連絡をとっていた。

CIA内部のたくらみは、わかりにくく、2回見ないとダメ。

女性役はキャサリン・マコーマック。

カメラのパンが多く疲れる。

これがトニーの撮り方だろう。


スポットライト ★★★★★

2024-08-24 | あ行~さ行 旧作映画観賞

16年米。吹き替え、字幕と5回位みている。

好きな映画。猛暑で頭をピシッとできる映画をと、

実話。今も世界のどこかで神父が児童を相手に

性虐待をしている現実は変わらない。

心理療法士の分析では、6%が小児性愛者。

ボストンでは87人いた。

神父は結婚はできない、が悪の根源では。

神父たちは、元々小児性愛系か?それとも近場で?

近いからだろう。他では無理。

ます”しい家庭の児童を狙い、計画的でもある。

おそ”ましい性犯罪。

「触れたが快楽は得ていない、罪ではない」と

何事もないようにいう元神父。

転勤で隠ぺいする。バチカンへ行き栄転した神父も。

ラストに被害場所がクレジット、千人の子供たちが

苦しんだ。薬、アルコールにはまり自殺もある。

NYタイムズの傘下、ボストングローブに来た

新局長バロン役、リーブシュナイバーがいい味をだしている。

ユダヤ人、言葉を選びゆっくり考える。ゴルフはしない。

教会組織そのものを糾弾したい。神父だけでは足りないという。

父でもあるマットは、近くに被害の場所があり、

子供たちにあそこへは行かないよう、張り紙をする。

Rマクアダムスは、見た中では一番好き。

取さ”い中、911テロが発生、この記事は大幅に遅れる。

輪転機が回るラストは、クリスマスの児童の清い歌を経てもう新年に。

市民から被害電話を受ける

スポットライトの4人が輝いて見えた。

2人の弁護士は人権派Sトゥイッチ、神父、企業派Bクラダップ。

Hショアの音楽もゆったりと流れていた。

〇新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、

「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、

第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ。

2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた

新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたと

いうスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物

たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、

緊迫感たっぷりに描き出した。マイケル・キートンほか、

マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。


インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 ★★★

2024-08-22 | あ行~さ行 旧作映画観賞

89年、スピルバーグ。冒険アクション、考古学版。

Hホード、Sコネリーが父息子。

聖杯を探すアクション旅。似たようなアクションが多いが

気楽にみられる。

ハリソン、学者のわりに強すぎ。(笑)

コネリーは中年以降の方が渋く良い。

セリフがとぼけていて笑える。

ハリソンは、ユーモアができる俳優ではないが

コネリーが面白く話し笑いを誘うキャラになっている。

少年を演じたのはリバーへニックスだった・・


栄光のランナー ★★★

2024-07-29 | あ行~さ行 旧作映画観賞

16年初見。

1936年、ベルリン五輪が、どうういう形で開催されたか。

政治、歴史、人種を絡めた展開。

Wハート、Jアイアンズ、二人を見られただけでよかった。

すっかり高齢になった。

実話だが、このジェシー陸上選手を全く知らない。

五輪に興味がないせいか。超有名のようで、

1大会でメダルを4個獲得は、その後長くいなかった。

ドイツと米の交渉は本当に、あんな風だったの?

リーフェンシュタールが映画を撮影。

彼女のこの映画は、批判も多かったと思う。

ジェシーに走り高跳びを何回もやらせ、よい映像を撮るなど

感じはよくない。

ヒトラーと会うもホントだったのか?

2位ドイツ、反政府ロング選手、こんな選手もいたのね。

この後ドイツは戦争へ突入する。