放置竹林をみんなの集いの場に。

放置されてた竹林をボランティアで整備し、
心を開放しリラックスして過ごしてもらえるような
竹林空間を造っています。

つくられた環境に違和感を感じる

2016-03-19 20:50:50 | わんぱく自然探検隊
この前、職場の子ども達と
大阪に最近できた、複合型大型ショッピングモールを
訪問した。

その施設内に水族館があるのだが
色とりどりの鮮やかな海水魚や
無脊椎動物、ワニやペリカン・・・
そういえば、トラもいた・・・

色々な生き物が 一度に見ることができるし
今まで図鑑でしか見たことのないような
珍しい生き物にも会えることができる。
素晴らしい!
館内の照明とかも凝っていて
青やら紫やら 暗く深海をイメージしたような
幻想的な世界が演出もされていたり、
ペンギンとかも、手が届くくらい近くで見ることが
できる。

水族館や動物園って
普段 じっくりと観察することのできない
生き物を色んな角度から観察することも
できるし、色んな発見もあって
それなりに楽しい。

・・なのに ・・なんだろう この違和感。


生き物を見ているのに、躍動感をかんじないというか
生活感がない。
しょうがないのだろうけど・・

なので、個人的には、水族館とかにいる生き物を
見るのは好きではない。

実際に海に潜って見る魚達は、
潮の流れにもまれながら泳いでいるから
必死感も伝わってくるし、
何よりも生活感がある。
生きてる!って感じがする。


水族館しか知らない
動物園しか知らない
環境で育って大人になり
我が子も含め、
人間以外の生き物と生活をしたことのない子ども達は
人間以外の生き物に愛おしむ心を抱く
事ができるのだろうか?

海の魚は切り身で泳いでいる!
なんて恐ろしい 人間中心的な考え方
になってもおかしくない。

作られた環境の中で生きてる生き物だけを
見るのではなく、
順番はどちらでもいいが、できれば
野生で必死に生きている生き物を
見る機会も子ども達に与えてやりたい。

どちらもの生活を知ることによって
初めて、人間以外の生き物も
必死に生きているんだということを
学ぶことができ、愛おしむことが
できるのだろうな。