不器用でもいいから少しずつ2

認知症のお年寄りを預かる
施設での話の続きです。

なかなか、お年寄りとうちとけることが
できなかった 中学生の女の子は
翌日 自分なりに考えて
お年寄りの目をみながら
ゆっくり、昨日よりは大きな声で
時折、お年寄りに質問しながら
話かけるように心掛けていました。

すると、普段は話しかけられても
すぐに何処かへ行ってしまったり
飽きてしまったりする お年寄りが、
中学生の女の子の話を
一生懸命に聞こうとされたのです。

上手下手ではなく
不器用でも
一生懸命に伝えよう、寄り添おうと
した 女の子の気持ちが
認知症のお年寄りの心を動かしたんだな
実感させられた
ひとこまでした。