半年前くらいから
8歳の次女は
詩を書くことを覚えました。
学校の授業で習ったのが
きっかけなのですが、
彼女のつくった詩は、
彼女の視点を通した風景や感情が
目に前に浮かび上がってくるようで
私は、とても大好きです。
口に出して表現するのが苦手な次女。
淡々とした態度や言葉と仕草で
人と接するので
誤解を招きやすいのですが・・
本当は感受性が豊かで
物事の色々なことに繊細に反応しいて
彼女の心の中や頭の中は
いっぱいの言葉と
様々な感情で溢れています。
そんな彼女のつくった詩の中で
絶妙な詩がありました。
「とびばこ」という詩です。
タタタタタン
とんで 走る
とびばこ
とんでみなさい
高いよ 高いよ
ビルみたいに
高いよ
体育の授業がある日になると
いつも 彼女は
「あ〜 今日は とびばこかあ」と
呟いていました。
「とびばこ嫌なの?」という
私の問いかけに対しては、
あっさりとした感じで
「高くなると跳べないねん」とだけ
答えてました。
しかし、この詩を読むと
次女のとびばこを目の前にした
気持ちがジンジン伝わってきて
「そりゃあ 高くてとべないな・・」と
納得します。
詩というのは
自分の気持ちを理解して表現する
練習にピッタリだと思いますし、
次女のような
掴みどころのないタイプの子の
感じている風景が
見てとれるのも
面白いです。
自宅で過ごすことも多い今。
詩をかいてみる・・というのも
いいですね。