花と景色とちょっとおいしいお話

かわいいお花と素敵な景色、グルメやちょっと耳よりなお話も・・・

故きを温ねて新しきを知る  Vol.4

2010-05-10 | 旅行

朝8時40分に旅館をチェックアウト。2日目の予定は飛騨古川。 
高山に泊まったのに高山見学はせずに古川へ・・・
高山は数年前に来ていて朝市も経験済み。ただ家具屋さんだけはもう一度行きたかったですけどね。
いいですよねぇ飛騨の家具。
高山から宮川沿いに古川へ向かう途中の道に延々と続く桜並木・・・



こちらではまだまだ桜がたくさん咲いていました。


9時10分、何年か前にNHKの朝ドラさくらで知った古川に到着しました。



こじんまりとした静かで素敵な街です。

そして、三嶋ろうそくさん


和ろうそくははぜの実から作られており、すべて自然の材料で出来ているため、すすが少なく長持ちするそうです。
白と朱のろうそくがあって、朱のろうそくはお正月や家族の慶び事の時に使うそうです。宗派によってはお彼岸に使っても良いそうです。
現在、一般家庭で石油系パラフィンを使った洋ろうそくが主流になってしまったのは、こんな良いろうそくが日本で作られていることを声を大にして伝えてこなかった自分達にも責任があると、和ろうそくについて熱く語られる7代目ご主人でした。



最近は若い人が、ろうそくのやさしい火を楽しむために買って行かれるそうです。
若くない私達はやはりお仏壇用に購入しました(*^_^*)

りっぱな造り酒屋さん 杉玉もりっぱです。



一枚目の写真がこの酒屋さんの蔵です。





この写真の中央、三角屋根の中に白い物が写っているでしょう?
何だと思います?  ご存知の方は・・シー!           答えは次回に・・・



 

 


故きを温ねて新しきを知る  Vol.3

2010-05-09 | 旅行

夕べおそくまで仕事をして、今朝は早くから出たものですから、主人が眠くなってきたらしく運転を代わることにしました。 
私は途中何度も寝ましたから・・・エヘヘ ^_^;  だって何もすることないんだもん。
元祖ナビ嬢はプロのナビ嬢に仕事を奪われ寝るしかないっしょ!(開き直り)

本日の宿泊地は飛騨高山、19号線から361号線を通って高山方面へ行きます。
途中御嶽山の眺望が最高だという開田高原に寄って6時に旅館にチェックインの予定です。
ナビを打つと開田高原がない。「まぁええわ、木曽福島で左に曲がって361を走ればいいだけやから大丈夫、寝ててええで。」
キソフクシマ・・キソフクシマ・・と探しながら  ン?駅? このあたりか? 木曽大橋の交差点、左に曲がる道がある。でも木曽福島ではないので通過。助手席でいびきをかいて寝てる主人。
後続車があるのでスピードを落とすわけにもいかず、きょろきょろすると危ないので標識もちらっと見る程度で
19号線をさらに北へ進んで行った。
右手に道の駅、目をやると・・・わっ!



最高のロケーションです。 これは道の駅に入らなあかんでしょう。 
駐車場に車を止めると、「着いたんか?」「いや、まだやけど木曽駒が見えてるから写真撮ってくるわ。
寝とって!」



京へは気が遠くなるような道のり・・・
そしてまた19号線を北に向かって車を走らせるのでした。

木曽福島というのは交差点の名前ではなかった。木曽大橋で左折しないといけなかった。 
なんとなくそんな気がしたので木曽大橋と言う名前は覚えておこうと思いながら走っていた。
間違ったおかげで途中の道の駅で素晴らしい景色を見ることが出来たけど、かなりのタイムロス。 
主人に運転を代わってもらい御嶽目指して飛ばします。

主人の心配が的中、御嶽山ロープウェイは4時半までだった。
スキー場とかのリフトも遅くまで動かさないのは、 もし乗り遅れた人がいたら、暗くなると探せないからだそうです。

残念やなぁ。7合目までロープウェイで行きたかったなぁ。 私が道さえ間違わなければ間に合ったのに、
ごめんなぁ。

せっかくだからスキー場へ行ってみようと・・・



草もまだ芽吹いてないし・・・「ロープウェイで登ってもまだ綺麗やないで」 負け惜しみか!
風が冷たく、寒くて長く外に居られない。 早々に車に引き揚げ飛騨高山へ急ぐ・・・

6時10分前に旅館に到着、窓からは乗鞍が・・・子供達と昔、行ったなぁ・・
食事は7時頃になるとのこと、1時間ある。主人は疲れているだろう。
「どうする? お風呂? 寝る?」 着いたばっかりなのに矢継ぎ早に質問

風呂、寝る、そんな軍隊やないねんから、テレビ見てゆっくりするとか他の選択肢はないんか?」 これで笑いのツボに嵌まってしまい、一人笑いころげていました。

クチコミを見て決めた旅館で、クチコミどおりの美味しいお料理を頂き、しかも非常にリーズナブル、
大満足の一日でした。






故きを温ねて新しきを知る  Vol.2

2010-05-08 | 旅行

いつの間にか雨があがり、街道にはたくさんの人が・・・
しかし不思議なことに騒がしくない。石畳が物音を吸収するのか、馬籠が持つ独特の雰囲気がそう感じさせないのか、鳥の声と疎水を勢いよく流れる水音だけが街道に響いていました。



名残惜しさを感じながら馬籠宿を後に中山道を北へと進みます。
ところどころ、車道と旧街道が交差していて、昔の人はこんな険しい山道をろくな装備もなしに歩いて江戸へ、京へ行ったのかと思うと、靴を履き、快適なヤッケを着て、車で移動するのが申し訳ないような気がします。
峠を越えて宿のあかりが見えた時どんなに嬉しかったことでしょう。

途中、新緑の男滝、女滝に立ち寄り妻籠宿へ。かなりの人出で賑っていました。
個人的には馬籠の方が好きかな・・・



11時40分、妻籠宿を出て木曽川沿いの19号線を走ります。
「おなかすいたなぁ、お昼やし何か食べよう。何が食べたい?」
「この辺はそば処やから、そばでも食べよう。寒いし・・・」
で、入ったお店(写真撮るの忘れた。↑のお店ではありません)、なかなか感じがよろしい。
しかし汁そばはなく、ざるそばのみ・・・(汁そばは邪道なん?ここらの人は寒い時でもざるそば食べるんやろか)
天ざるを注文し、まさに旬の山菜を頂く・・・美味しい! おそばもそば粉100%なのにもちっとして美味しい・・・けど冷たい。 こない冷やさんでもええのに・・・そばつゆキンキンに冷えてました。 
体の芯まで冷え切って外にでました。早よお日さんに当ろう^_^;

次なる目的地は木曽川の支流にある景勝地、柿其渓谷と阿寺渓谷、そして寝覚の床。
あれ?寝覚の床の看板が・・・行き過ぎやわ。おなかがいっぱいになってナビに次の目的地を入れるの忘れてた。 柿其と阿寺が手前にあったはず。阿寺はナビにでない。
観光協会に電話、担当者がいないらしい。役に立てへんなぁ。
コンビニのお兄ちゃんに聞く、来た道を10分くらい戻ったところに阿寺、さらに10分戻ったところに柿其に入る道があるとのこと。ありがとう!
あったあった!阿寺渓谷の標識、なんでわかれへんかったんやろ
木曽川に架かるりっぱなアーチ型の橋を渡ると阿寺渓谷です。渡ったすぐの所に駐車場が・・・
ここに止めて歩くんやろか、車で行けそうやけど・・・一旦車を止めて見てみようと車をバックした時 
わっ! 突然現れたこの景色・・・・




ええ~っ、いつからこの山(右手が御嶽)が見えてたん?今までこの景色を見過ごしてたん?
雨は完全にあがってたけれど、陽も時々さしてたけれど厚い雲があったように思う。
高い山がない地域に住んでいる者は斜め上を見るということに慣れてないからか?

なんと私達はラッキーな・・・雨のおかげで渋滞はなし、しっとりと馬籠と新緑を楽しんだ後はこの景色だもの。

あまりの感激で阿寺渓谷が吹っ飛んでしまいそうですが、いえいえ、この水の色を見てください。

逆光でうまく撮れてなくて残念ですが、写真よりもっときれいで水の流れもダイナミックです。
19号線からちょっと入ったところにあるので、この方面へ来られる時はぜひ寄ってみて下さい。


そしてまた来た道を戻り、のどかな山あいの村をぬけ柿其渓谷へ・・・ どうです?この景観。



岩魚もゆうゆうと泳いでいます。
阿寺渓谷も柿其渓谷もこんなにきれいな所なのに人が少なくて、だから綺麗なままなのかも知れませんね。
予定していた寝覚の床はあまりに人が多すぎてパスしました。  本日はここまで・・・






 


故きを温ねて新しきを知る  Vol.1

2010-05-05 | 旅行

明日から旅行だというのに夜になって雨が降り出した。
誰や? 私は晴れ女やのに!
夕食後もまだ主人は仕事をしている。私は旅支度。
仕事の後、ゴソゴソしてると思ったら、こんな物を作ってた。
すっ、すごい!

   

これはね、ちょっとお湯を沸かす時に使うコンロの風よけと、丸いのはテーブルクロスのおもりだって。 
どこか景色のいい所でゆっくりお茶でもということでして・・・
私はな~んも用意出来てへんのにぃ。
今回の旅行は歩くのが主やから、大した格好して行くわけじゃないのに、シャツとGパンやのに
今更ファッションショー。  これ変か? 息子「ええんちゃう。」 (どうでもええという感じ)
主人「服なんか何でもええ、寒さ対策だけしとけ! 明日は4時過ぎに出るで、もう寝るわ。
お前も早よ寝なあかんで、肝心な時に寝てるんやから。」  アイタタ・・
主人は11時半に、私は・・・ちょっと寝た。

4時起床、雨は止む気配なし・・・ 朝シャンをして、化粧をする。ほんまじゃまくさいなぁ。
すっぴんで勝負できる人がうらやましい。
車で食べる朝食用のホットドッグを作り、5時15分予定より1時間遅れていざ出発!

雨だからか、ゴールデンウィークだというのに渋滞は全くなし、スイスイと車は走ります。
ラジオではお昼から雨が上がるとのこと、うれしい!
7時に関が原を通過、養老でトイレ休憩をし、8時20分、中津川で高速をおりました。
ナビ嬢 「お支払料金は2100円です。」  安っ!



高速を降りて約20分、段々畑の続く山道を走ると、本日最初の目的地、馬籠宿につきました。

                                                                                                              

時が止まったような空間・・・



雨に濡れた石畳・・・素敵でしょう? 

ほら、遠くの山もこんなに素敵!



雨でよかった。雨だからよかった。そんな馬籠宿でした。