室蘭民報WEB NEWS 2006.9.2朝刊 より転載させていただきます。
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2006/200609/060902.htm
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原子力発電所などで利用された使用済み核燃料廃棄物などを輸送する、原燃輸送(本社東京)は1日、同社所有の専用運搬船3隻のうち1隻の室蘭係留岸壁を、30年ぶりに変更することを明らかにした。日通室蘭ふ頭(御崎町)から、栗林商会専用ふ頭(本輪西町)になる。運搬船は新造船の「開栄丸」(5000トン)。年間で、稼働しない10カ月程度を空船で係留する。今月中旬にも入港する予定。
原燃輸送は、原発などで利用された使用済み燃料を、全国の原子力発電所から青森県六ケ所村と茨城県東海村の再処理工場に輸送している。輸送は限定期間に行われるため、稼働しない期間は港に係留される。
室蘭では昭和52年、日通室蘭の専用ふ頭に「日の浦丸」が係留されたのが最初。以後、同ふ頭では低レベル放射性廃棄物の運搬船を含め、3隻を係留させている。今回は「日の浦丸」が老朽化したことに伴い、30年ぶりの更新を決めた。
同社は新造船「開栄丸」を建造するとともに、同船の運航が新和内航海運(東京)に変更したため、新たな係留場所を求めていた。室蘭にとっては初めて係留場所を、日通ふ頭から栗林商会のふ頭に移した。ほかの2隻は運航会社が変更しておらず、これまで通り日通ふ頭で係留する。係留中に廃棄物は積載しない。
開栄丸は積載量2800トン。栗林商会は開栄丸の係留決定を受け、ソーラス条約に従い接岸付近に縦20メートル、横120メートルの柵を設けた。周辺5カ所に監視カメラを設置した。
使用済み燃料は、発電所の貯蔵プールで一定期間冷却された後、キャスクと呼ばれる専用の輸送容器に収納され、輸送物として仕立てる。搬出前には、輸送物表面の放射能量や放射線量が法令の基準を満たしていることを事業者と国または国の指定機関が確認する。
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ここまで
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2006/200609/060902.htm
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原子力発電所などで利用された使用済み核燃料廃棄物などを輸送する、原燃輸送(本社東京)は1日、同社所有の専用運搬船3隻のうち1隻の室蘭係留岸壁を、30年ぶりに変更することを明らかにした。日通室蘭ふ頭(御崎町)から、栗林商会専用ふ頭(本輪西町)になる。運搬船は新造船の「開栄丸」(5000トン)。年間で、稼働しない10カ月程度を空船で係留する。今月中旬にも入港する予定。
原燃輸送は、原発などで利用された使用済み燃料を、全国の原子力発電所から青森県六ケ所村と茨城県東海村の再処理工場に輸送している。輸送は限定期間に行われるため、稼働しない期間は港に係留される。
室蘭では昭和52年、日通室蘭の専用ふ頭に「日の浦丸」が係留されたのが最初。以後、同ふ頭では低レベル放射性廃棄物の運搬船を含め、3隻を係留させている。今回は「日の浦丸」が老朽化したことに伴い、30年ぶりの更新を決めた。
同社は新造船「開栄丸」を建造するとともに、同船の運航が新和内航海運(東京)に変更したため、新たな係留場所を求めていた。室蘭にとっては初めて係留場所を、日通ふ頭から栗林商会のふ頭に移した。ほかの2隻は運航会社が変更しておらず、これまで通り日通ふ頭で係留する。係留中に廃棄物は積載しない。
開栄丸は積載量2800トン。栗林商会は開栄丸の係留決定を受け、ソーラス条約に従い接岸付近に縦20メートル、横120メートルの柵を設けた。周辺5カ所に監視カメラを設置した。
使用済み燃料は、発電所の貯蔵プールで一定期間冷却された後、キャスクと呼ばれる専用の輸送容器に収納され、輸送物として仕立てる。搬出前には、輸送物表面の放射能量や放射線量が法令の基準を満たしていることを事業者と国または国の指定機関が確認する。
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