https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220222/7000043695.html
NHK 2022年02月22日 09時06分
いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、文献調査が行われている後志の神恵内村で、任期満了に伴う村長選挙が22日告示され、これまでに現職と新人の2人が立候補しました。調査の是非を最大の焦点に36年ぶりとなる選挙戦が始まりました。
神恵内村長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で▼6期目を目指す現職の高橋昌幸氏(71)、▼新人で食品卸会社元社長の瀬尾英幸氏(79)の2人です。
神恵内村長選挙は過去8回続けて無投票で当選が決まっていて、選挙戦となるのは昭和61年以来、36年ぶりです。
神恵内村は人口およそ800人。
おととしから高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、第1段階となる文献調査が行われています。
文献調査の受け入れを決めた高橋氏は調査の継続を主張する一方、瀬尾氏は調査を「撤回したい」という立場で、今回の村長選挙は調査の是非が最大の焦点となります。
神恵内村長選挙の立候補の受け付けは午後5時で締め切られます。
投票は今月27日に行われ、即日開票されます。
【高橋氏 調査は村民意思を確認して進める】
高橋氏は、第一声で、「20年間、神恵内村の発展のため、村民の幸せのために全力を尽くしてきた。これからも愚直に村の振興と発展のために尽くし、すべての村民が神恵内に生まれてよかった、住んでいてよかったと思えるような村にしたい。『文献調査が終わった後はどうするんだ』とよく聞かれるが、決めるのは私ではなく村民だ。村民の『こう進むべきだ』という意思を十分確認してから決断するので安心してほしい。調査は、文献調査、概要調査、精密調査と段階があり、その都度、村民の意思を確認する」と訴えました。
【瀬尾氏 “核のごみ”問題にくさびを打つ】
瀬尾氏は、第一声で、「『核のごみ』の問題について、4年間で必ずくさびを打ち込んでいく。私に与えられた任務はまさにこの点にあると思っている。この秋、文献調査から概要調査へ進むことには反対していく。この村を泥沼に引き込むことはあってはならない。神恵内村は、この20年間で500人以上、人口が減った。神恵内の資産、神恵内の持っている力を掘り出せば、必ず人口は増やせる。働く場を増設して新しい雇用を増やしながら、今いる人を大切にすることが重要で、死力を尽くして頑張るつもりだ」と訴えました。
【詳細は特設サイトで】
NHKは、今回の神恵内村長選挙で特設サイトをインターネットで公開しています。
2人の主な政策や文献調査に至る経緯などについてまとめています。
NHK札幌放送局のトップページでバナーをクリックしてください。今後も随時、コンテンツを更新していきます。ぜひ、ご覧ください。
▼
こちら
https://www.nhk.or.jp/senkyo2/sapporo/18140/skh50941.html
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NHK 2022年02月22日 09時06分
いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、文献調査が行われている後志の神恵内村で、任期満了に伴う村長選挙が22日告示され、これまでに現職と新人の2人が立候補しました。調査の是非を最大の焦点に36年ぶりとなる選挙戦が始まりました。
神恵内村長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で▼6期目を目指す現職の高橋昌幸氏(71)、▼新人で食品卸会社元社長の瀬尾英幸氏(79)の2人です。
神恵内村長選挙は過去8回続けて無投票で当選が決まっていて、選挙戦となるのは昭和61年以来、36年ぶりです。
神恵内村は人口およそ800人。
おととしから高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、第1段階となる文献調査が行われています。
文献調査の受け入れを決めた高橋氏は調査の継続を主張する一方、瀬尾氏は調査を「撤回したい」という立場で、今回の村長選挙は調査の是非が最大の焦点となります。
神恵内村長選挙の立候補の受け付けは午後5時で締め切られます。
投票は今月27日に行われ、即日開票されます。
【高橋氏 調査は村民意思を確認して進める】
高橋氏は、第一声で、「20年間、神恵内村の発展のため、村民の幸せのために全力を尽くしてきた。これからも愚直に村の振興と発展のために尽くし、すべての村民が神恵内に生まれてよかった、住んでいてよかったと思えるような村にしたい。『文献調査が終わった後はどうするんだ』とよく聞かれるが、決めるのは私ではなく村民だ。村民の『こう進むべきだ』という意思を十分確認してから決断するので安心してほしい。調査は、文献調査、概要調査、精密調査と段階があり、その都度、村民の意思を確認する」と訴えました。
【瀬尾氏 “核のごみ”問題にくさびを打つ】
瀬尾氏は、第一声で、「『核のごみ』の問題について、4年間で必ずくさびを打ち込んでいく。私に与えられた任務はまさにこの点にあると思っている。この秋、文献調査から概要調査へ進むことには反対していく。この村を泥沼に引き込むことはあってはならない。神恵内村は、この20年間で500人以上、人口が減った。神恵内の資産、神恵内の持っている力を掘り出せば、必ず人口は増やせる。働く場を増設して新しい雇用を増やしながら、今いる人を大切にすることが重要で、死力を尽くして頑張るつもりだ」と訴えました。
【詳細は特設サイトで】
NHKは、今回の神恵内村長選挙で特設サイトをインターネットで公開しています。
2人の主な政策や文献調査に至る経緯などについてまとめています。
NHK札幌放送局のトップページでバナーをクリックしてください。今後も随時、コンテンツを更新していきます。ぜひ、ご覧ください。
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https://www.nhk.or.jp/senkyo2/sapporo/18140/skh50941.html
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